[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/11/24(06:50)]
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お名前: KYO
投稿日: 2004/3/6(10:01)
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遅ればせながら『大学への数学』に古川さんが書かれた「英語多読のすすめ」を拝見しました。
息子が投稿するのに毎月買っているので、見せたもらったのですが、
あらためてとてもコンパクトにまとまっていながら、
古川さんが多読を始められた個人的な動機がわかって共感がわき、
SSS多読がどんなものかが全体像がよくつかめ、
さらに具体的な本が画像つきで見られて、とてもいいなと感じました。
SSS多読をまったく知らない人にまず読んでもらうには格好の資料になると思います。
「これからはまずこれを渡そう」ということで早速何部かコピーしてきました。
ということで、この雑誌、雑誌にしては1100円とちょっと高めなのですが、是非お買いになることをお勧めします。
これを読んだ理系の高校生の反応がどんなものか、息子の例ですが書いてみます。
彼の場合、かなり受験英語に染まっていまして、伊藤さんの一連のご本を
名著だとか言っています。(そのくせ読んではいない)
2歳年下の妹が絵本のような多読本を読んでいるのを見て、
「ああいうのを読んで読めるようになるわけ?」と鼻先で笑うというか、
多読には至って懐疑的でした。
彼の英語の試験の和訳を読むと、文法と語彙でうまく繋いであって、
減点されない文にはなっているんですが、「これ結局どういうこと?」と突っつくと
実はあまり内容は読めていないことがわかったりしました。
土壇場になって単語が少ないのを再認識して慌てて単語集を覚えていました。
(これで結構入るので高校生はいいです。
もちろん受験会場でざっーと流してくる暗記に過ぎないことは本人も自覚)
今回この記事を読んで、数学者の方が受験英語は得意だったけれど、
実際の英語の運用力は低くて国際会議で苦労したというくだりは、
数学を専攻するつもりの彼にとってはなかなかインパクトがあったようです。
「自分の今のままの英語力ではダメなんだろうな、大学に入ったら多読をしようかな」
と口に出してはいいませんが、「多読なんて」みたいなことは言わなくなりました。
この先うまく落ち着ければ、多読をたぶんやるようになると思います。
親の説得はあんまり効かなかった(というか彼には何もやってない)んですが、
古川さんの記事を読んでとてもいい影響をもらったようです。
どうもありがとうございました!
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