[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/11/24(22:49)]
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165. 英語運用能力を総合力として達成目標に設定することが必要では?
お名前: yksi
投稿日: 2004/2/21(12:35)
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yksi です
論点がずれてしまうかもしれません。
私は、担当教員の熱心さと、「多読」選択は、独立した(直接的な依存関係は小さい)問題だと思います。「多読」導入の障害となるのは、「英語」関連科目の達成目標が(無いこと、不明確なことも含めて)、総合力を問題にしていないことだと考えます。
例えば、異文化理解が達成目標であれば、必ずしも外国語は必要ではありません。むしろ日本語の資料が充実しているのであれば、そちらを使う方が好ましいかも知れません。
また、「五文型を理解し、五文型をふまえて簡単な英文が書ける」という細かい文法項目を、科目の達成目標の一つに設定しても、英語の文章が書ける方向への寄与は、それほど大きくないかもしれません。
英語の運用能力(聴・読・話・書)を、細分化しない、総合力として科目の目標に設定しないと、多読を導入しようということには、ならないのではないかと思います。
多読を体験された多くの方が感じている進歩は、英語を読む力(を中心とした)の総合力だと思います。科目の達成目標が、そのような総合力を問うていない場合、科目の達成目標を忠実に達成しようとすればするほど、多読は選択肢からはずれる、ということではありませんか。
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