[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/11/24(16:38)]
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1285. Re: 小・中学生に初めての多読の授業をやってみました
お名前: ゆきんこ♪
投稿日: 2007/8/24(21:34)
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Lilyさん、はじめまして!
ゆきんこ♪と申します。多読の講師をしております。
〉多読についての書物を読み、ワークショップなどに参加し、洋書を購入して自分でも読み、ようやく多読の授業にこぎつけました。
〉夏期講習のような形で小学高学年の児童向けと中学3年の生徒向けに多読の授業をやってみました。
〉小学生は5人で半年ほどの経験者4人とまったくの英語初心者1人です。
〉まずは、多読とはどういうものかという話をして、次にORTの登場人物などの紹介をし、あとは折々に読み聞かせやお互いに本の紹介をしあうなど全員で行なうことを入れながら、基本的には各自でCDを聞きながら本を読んでいく形で進めています。
〉子供たちを観察しているとCDを聞きながらぶつぶつリピートしている子がいたりして、とてもかわいいです。
〉中学3年生は4人。
〉こちらは、自分で読めるのでCDもあると伝えても普通に自力で読書しています。中学生にはORTとLLLを出して、好きな方を読んでもらってるのですが、どちらも面白いようです。本もたくさん借りて帰ってくれて、受験勉強の合間に楽しんで読書をしている様子が伺えます。
〉ここで、先輩の皆様に質問です。
〉小学生は、どのくらいで自力で英語の本を読めるようになるものでしょうか。
たぶん普通に考えられている以上に個人差があると思いますよ。
だいたい半年〜1年半でしょうか。
でも、もっとかかることも考えられます。
私は多聴というのは、読めるようになるまでやって
そのあとは必要ないものだとは思っておりません。
中学生・高校生、大人の多読クラスでもリスニング・リーディングを
好む人もおりますし、疲れたときなども有効です。
〉現在、ORT、LLL、Info−Trail、ICRやSIRなどの絵本少々と音源つきの手持ち蔵書は多くありません。このまま長い間音源が必要な状態がつづくと、YL0.5前後の音源つきの本がもっと必要な気がするのです。
小学生はORTなどは一度でなく何度も読んだりするので
最初はあわてなくてもいいのかと・・・
〉CTP、100 English、Cambridge Storybooks、Ladybird Tales、Ladybird Read It Yourself、Springboard がCDつきの本のようですが、小学校高学年の子供たちに良さそうなのはどれでしょうか。または、ほかにおすすめのものがありますでしょうか。
だいたいこの順序で必要かもしれませんよ。
それからSpringboardはわりと先でしょう。
それからScholastic社の Clifford The Big Red Book Phonics Fun Pack
なども私のところではよく読まれます。(音源があります)
Time-to-Discover もいいかもしれませんが
ノンフィクションはやや遅れて読まれるのが普通かも。
他にも色々ありますが児童英語のページにも各教室の様子が書かれていますので
参考にしてくださいね。
これさえ買えば、というのでなく幅広く必要になってきますし
生徒さんの年齢によっても品揃えは異なってくるでしょう。
〉まだ、多読をはじめたばかりで、ORTとLLLしか子供たちには提供していないので、フィクションがいいのかノンフィクションがいいのかもわかりません。洋書は、少ししか置いていない書店が多く全部を比べてみられないのがとてもつらいです。
お近くで多読をされているお教室はありませんか?
見学されるのもいいかもしれません。
図書館でも少しずつ多読本も揃ってきているようです。
〉小学高学年程度の子供たちに人気のある音源つきのものを是非ご推薦ください。よろしくお願いします。
多読教室を整えていくのは時間のかかるものです。
どうぞ、あわてず長い目で。
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