[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/11/24(05:08)]
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1215. Re: ♪Climb Every Mountain
お名前: たかぽん
投稿日: 2007/3/24(07:31)
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tribirdさん、こんにちは!
〉〉で、climbですが、私はclimbといえば、「サウンド・オブ・ミュージック」の
〉〉修道長さんが歌うこの歌を思い出します。
〉〉♪Climb every mountain. Follow every stream. (でしたっけ杏樹さん?)
〉〉登るばかりなら全ての山には登れないなぁと思ったり…
〉「先日、富士山へ登って来たよ。」って言われたら、当然帰って来たわけで
〉場合によっては登るの中に含みとして降りるが入っている場合もあるのか
〉なぁ、なんて、あっこれは思わぬ発見!なんて今思ったんですけどこういう
〉のはこじつけでしょか?
これ、きのうから考えてたんですが、まず正確には歌詞は以下のようです。
Climb every mountain, search high and low,
Follow every byway, every path you know.
Climb every mountain, ford every stream,
Follow every rainbow, 'til you find your dream!
(fordだったんですね。followが続くからおかしいなと思ってたんですが…)
で、このclimbを見ると、登るというよりか、極端に言えば「歩き方のひとつ」
みたいな感じがします。
登頂することが目的じゃなくて、「踏破しなさい!」って感じでしょ。
あらゆるところに行ってみなさい。山も谷も。って感じ。
で、日本語の「登る」ですが、確かにおっしゃるように、下りるの含みがある
場合もあると思うんですが、やっぱり上に行くことを指す言葉だと思います。
山頂に着いてから「さぁ、登るよ!」とは言いませんし、「下へ登ろう」とも言いません。
climbも、山頂に着いてから、単にLet's climb!とは言わないと思うんですが、
climb downは言うことがあると思います。
(でも、言ったしりから何ですが、山の場合はあえてclimb downとは言わないと思います。
単にgo downを使うかな、と思います。
climb downを使うのは、一見、しゅーっと下りたりする可能性がある場所を、
こつこつ下りました、ということを示す言葉のような気がします。)
「登る」は、上に行くことを主な内容にした言葉で、
「climb」は、上に行くことも内容にするけれど、
ある特定の「行き方」を内容にする言葉なのかなぁ、という感じがします。
でも、こういうことは、考え込まなくてもいいことで、多読とか多聴とかで、
climbのイメージをつかんでいけばいいことなんだろうと思いますね。
これだけ考え込んでおいて言うのも何なんですが…
辞書は、割り切れないものをあえて割ってみている感じがしますので、かえって、
ことばのイメージから遠ざかってしまうことがあるかもしれませんね。
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