[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/11/24(04:23)]
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お名前: 杏樹
投稿日: 2007/3/24(01:23)
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Tinyさん、こんにちは。
〉〉なぜ「語彙が増える」と思ったのでしょうか?そういったことはあまり言われてないように思いますが。
〉「快読100万語!ペーパーバックへの道」
〉 本一冊読んでこう思いました。
〉 本の中から該当箇所をすべて取り出すのは無理なので
〉 p88, p240を読んでみて下さい。
Tinyさんのように多読前から語彙が豊富だった人が「さらに増える」のではなく、高校卒業時で3000語ぐらいなど基本的な語彙を獲得するという主旨だと思いますが。
PGR6で3000語、CER6で3800語です。ここまでなら多読で獲得できる、と言ってもいい語彙数だと思います。
〉「climb」は「登る」じゃないっていうのはどういう事でしょう?
〉 動詞+前置詞又は副詞で意味が違うのは別の事なので置いておいて。
〉 climb 一語では上の方に行く事なので「登る」「上る」「昇る」
〉 意味の多少の差はありますが、訳語では表せない事はないし。
〉 私、何か間違ってるのかな?
〉 分からないので説明して下さい。
climb down
は多読を始めた人の多くが「?!?」になります。私の場合は忘れもしません、OBW0の「Girl on a Motorcycle」で出会いました。よく出てくるのでそのうちイメージがつかめて納得できるようになりました。
climb in
climb out
などもよく出てきます。どれも「登る」では説明がつきません。その場の状況を見ても「登って」いません。
さて、私のお返事の仕方はまずかったと反省しております。
そもそも私よりも遥かに英語力が高くて1000万語も読んだ人に「多読の効果」を説こうと言うのが間違いでした。上で私が「多読の効果」と言っているのは、多読を知らない人、これから始めようとしている人に対する説明として有効ではないかというものです。
ですからお返事のしなおしをします。
Tinyさんは100万語や200万語ぐらいのころでも「効果がない」と感じていたのでしょうか。もしそのころに効果があったと感じたなら、それがTinyさんにとっての「多読の効果」です。もし効果がないと思っていたとしたら、どうして1000万語まで続けたのでしょうか。
多読は一応のガイドラインはありますが、決まった教材がなく、決まったコースもなく、自分が楽しい本、好きな本を選んで読んでいく方法です。ここでは自分にとって「楽しい、おもしろい」のが基準ですので、自分の感覚だけが頼りです。
ですから自分にとって「楽しい、おもしろい」を基準にしていくと、イレギュラーな人も現れます。「快読100万語!」では否定されている音読を貫いたはまこさん、絵本ばかり読んでいるakoさん。語数数えが面倒だから100万語以前に数えるのをやめた人も一人ならずいます。「快読100万語!」では分速を計ることが書かれていますが、速度が上がらなくて悩む人が出てきました。そうしたら「がんばって読みなさい」などと言う人はいなくて「気にしなくていいよー」という人ばかり。そうしたらそのうち分速を問題にする人がいなくなっていきました。自分の速度を知りたい人は計っているでしょうけれど。
そんな風に自分が楽しく続けられる方法を追求していったら、「標準的な方法」なんかどうでもよくなります。人と比べることもありません。平均値を気にすることもありません。
Tinyさんは多読で何か「楽しい、おもしろい」ことを見つけましたか?
私よりはるかにレベルの高い英語力と語数を持っている人にはこれしか言えません。多読をして、英語の本を読んだり英語に触れて楽しく思ったこと、うれしいことを見つけられたらそれが「効果」になるでしょう。
「効果がない」と思ったら、そこで自分にとってうまくいくやり方を自分で工夫して、自分なりのやり方で進めたらいいのではないでしょうか。
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