[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/11/24(04:21)]
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
お名前: happyhope
投稿日: 2007/3/17(21:18)
------------------------------
たかぽんさん、酒井先生、みなさま、こんにちは。
happyhopeです。
部分反応です。
〉言語って、「もやもやのところ」がすごく大きくて、このもやもやのところを、
〉もやもやのままどっぷり受け取ろうというのが、「こども式」だと私は思っています。
〉ことばって、もやもやしてるんですよね。目に見えない、まっくろくろすけみたいな精霊を
〉いっぱい引き連れてるといいますか。
この辺、激しく同感です。
ORTでnastyというと、ドラゴンの火を吐いている感じとか、言葉ってそれと一緒に暗い、明るいさわやか、どろどろ、いろんなイメージがついているんですよね、
だから、子供と読むときは訳語を教えるのではなく、「こんな感じ」と絵を指してよく言っています。この雰囲気、こんな感じをたくさんたくさん体験するのが本当に大切だな、と思います。
〉そのあたりが、日本語の一対一対応単語集だと、もやもや部分がごそっとカットされて、
〉非常に良くないなー、という感じは、多読を何年かやってきて、とってもよくわかってきました。
〉英語の本でボキャビルもいいけれど、その対応する英語・英文のもやもやをカットした受け取り方をしてる場合は、
〉あんまり良くないだろうなーという感じがします。
逆に多読をたくさんやってみてのボキャビルは「なるほど、この感覚がこうなって、日本語ではこういうのね、」という発見があってなかなか変な意味でかな、おもしろいです。とはいってもすぐ飽きるので続かないです、もちろん多読のほうがよほど楽しいですし。
昨日篠原良子さんとハワイ出身の歌手の方が話していました。
その歌手の方(NANAの曲を歌っている)は日本語で一番好きな言葉は「せつない」、だそうです。でもそれに対応する言葉は英語にはない、どうしても、というのならbittersweetなんですって。(私も同じ言葉が浮かんでいたので内心やった!ととてもうれしかった)「でもこの言葉はやっぱり違うふんいきですよね。」とお二人お話していました。
日本語と英語は全く別物です。この例を見ても、完全に対応する言葉はない、なるべく意味の近い言葉でいいかえているんですよね。(酒井先生かおっしゃっていた意味がようやくわかってきました)訳されたものは全く違う味付けになってしまいます。だからこの掲示板に集まる人はみんな原書で味わいたいんですよね。
〉もやもやが大事なんですよね。
〉偉い学者先生でも、結局、もやもやしない一対一対応単語集のところから積み上げた英語だと、
〉いくら英語で書かれた本を読んでも留学しても、頭の中は「壮大な日本語訳」なので、
〉だからとんでもない誤読をしてしまうのかなーと、まぁエラそうに言ってみます。(笑)
子供たちが英語の本を読んでいると、突然日本語でその内容を言い出すときがあります。
あたかもお話の内容がたまってあふれてくるような。
そういう時ってそのお話に入り込んでいるんですね。
だから、英語でお話を体験していて、それが日本語になって感極まって一緒に表現している、感じです。
個々の単語を寄せ集めて、苦労して文を作るのではなく英語の体験が自分の感じた表現で出てくる、そして言っていることがお話の内容に合っている!
そういう子供の体験に居合わせると、もう、なんか最高です。
〉(シマウマ読み?は、いいかなと思っています。ただその場合は、あんまりコン詰めて精読しないで、
〉ぼや〜っと読むのがいいような感じがします。なるべく「もやもやオーラ」の重なりを浴びるような感じ。
ほんとうにーーー!!
〉ほんとにねー、私はぜひとも、若い人たちに、こども式で言語を学んでもらって、
〉ほんとにあちらの知識をつかんでほしいなーと思っています。
これが多読でnativeの感覚ができてくる、ということですよね。
子供を見ていて本当にそう思います。
〉そうじゃないと、ほんとに日本はあかんようになる、と、ほんとに思っています。
〉あ、もちろん、われわれのような若くない人も「こども式」で。(笑)
了解です(^^)
ではまた、失礼しました。
▲返答元
▼返答