[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/11/24(04:35)]
------------------------------
こんばんは! たかぽんです。
猫ぽん、ご無沙汰しとります!
さかぽん。別宮さんはタイムリーすぎます・・・
実は、ルソーとかマルクスとかのことを書いてる、Paul Johnsonという人の「Intellectuals」という本に興味があって、
その日本語訳が、別宮貞徳って人かー、ふ〜ん、と思ってたところだったんです。
さかぽん、あんたって人は・・・ (さかぽんに「あんた」は不遜であるが・・・)
〉"酒井@快読100万語!"さんは[url:kb:1090]で書きました:
〉〉たかぽん、ひさしぶりに直接対決で、うれしいなあ!
〉どーも、御無沙汰しています。
〉先生、自分ウェブにはやく掲示板作ってくださいね(笑)。
そうですねー。われらに遊び場を(笑)。
〉〉古いことはわからない人のために・・・
〉〉「アル・カポーン」またの名を「アル・カポネ」ですね。
〉アンタッチャブルですな!(スペルが思いつかないよ)
デ・ニーロがよかったですな。オペラ見ながら泣き笑いしてる顔がなんとも。
こども伝記シリーズDead Famousの、Al Caponeはこちら
[url:http://www.amazon.co.jp/dp/0439011205/sss-22]
〉〉〉「こども式」って大事だなーと、このごろひしひしと感じます。
〉〉〉(あ、私が「こども式」を正確に理解しているかというのは問題でありますが…)
〉〉〉それは、やっぱり、偉い学者先生でも、おそろしく誤読していることがあるということを
〉〉〉知るようになったからです。(気づくのが遅いかな…)
〉〉いわゆる学者先生たちが翻訳をやると悲惨なことになります・・・
〉〉もう泣きたくなるくらい・・・
〉書かれてある背景やものの考え方を理解しないで書くとえらいことになりますな。
けっこう、大変な状況のようですな。
〉〉そのへんは「待たれよ、次回作!」
〉ホンマたのんまっせ!
ホンマホンマ!
〉〉〉で、やっぱりこれは、「こども式」でやってないからなんじゃないかと思ったりしたわけです。
〉〉〉言語って、「もやもやのところ」がすごく大きくて、このもやもやのところを、
〉〉〉もやもやのままどっぷり受け取ろうというのが、「こども式」だと私は思っています。
〉〉〉ことばって、もやもやしてるんですよね。目に見えない、まっくろくろすけみたいな精霊を
〉〉〉いっぱい引き連れてるといいますか。
〉〉〉そのあたりが、日本語の一対一対応単語集だと、もやもや部分がごそっとカットされて、
〉〉〉非常に良くないなー、という感じは、多読を何年かやってきて、とってもよくわかってきました。
〉〉もやもや部分の大切さが納得できるための条件て、なんだろうね?
〉〉語数だけではなさそうなんだな、これが・・・
〉たくさん読んでいるうちに、もやもやがすーっと晴れるような気がするんですよね。
そうですね!
(晴れるっていうか、もやもやがしっくりくるというか・・・まぁ細かい問題ですが(笑))
ただ、私は、せっかちというか、がまんが足りないというか、プライドが高い(?)というか、
もやもやがもやもやのままだと、耐えられないところがあるんですよね。
なので、こども辞書読んだり、英英辞書引いてお勉強したりといった、
一見「効率のよい」ことに走りがちです。
それ自体は別に悪いことじゃないと思います。ただ、自分の場合それは、
不幸な選択というか、仕方なしにやっている感があることなんですよね。
それはけっきょく何かというと、本の好みがうるさいからなんですよね。
これでも実は頑固で、異常にうるさい人なんです。(あ、知ってた?)
いちど読んだ本を、すぐに再読するのはつまらない。でも、好みがうるさいと、
読める本の範囲がせまいから、最近読んだ本を再読することになる。
でも、それはつまらない。読書が進まない。いきおい、もっと「効率のよい」方法で
学びたくなってしまう。
(また、このような読書ですと、早く内容を理解したいとか、精読するといった傾向も生まれてしまいます。
2回目読んでるのに、まだよく理解できないと、なんだかガッカリするからです。
他の本を大して挟まず、すぐ再読してるんだから、理解度が急に上がっているはずもないんですが・・・)
私は、英語でこの小説を読んでみたい!っていうのもあまり無かったし、
こども本でも、これは内容がイヤだ、これは趣味に合わないとか言って、
読めるものを、とっても狭めてしまってます。
このあたりの「素直じゃなさ」が、多読の足を引っ張ってるなーと、自覚あります。
読むものを選びすぎるから、読む量が減って、気持ちよいブレイクスルーも起こらなくなり、
不満から「お勉強」してしまう、という事情です。私の場合。
それが証拠に、面白い本が見つかると、お勉強なんてしませんもん。(笑)
なんでも楽しんで、おもしろいおもしろい!って、どんどん飲み込める性格っていうのが、
「こども式」には有利かなと思います。
理解度1割でも、楽しかったらいい、どんどん読もう!というのが、多読の奥義というか、
最大のコツだなーと思いますから。
そういう読み方(聴き方・歌い方・踊り方?)が、いちばん伸びると思う。
また、好みや性格に応じた、多読メニュー・多読環境が充実することが、
やっぱり大事なんでしょうね。そういう意味で、古川さん達のご尽力には頭が下がります。
〉〉「もやもや」は大事!
〉〉たかぽんの専門分野にやすやすと引き込まれそうだけど、
〉〉目に見えている部分以外に、人間も世界もたーくさんのものを
〉〉抱えているんだよね。いわゆる学問の浅薄なところは
〉〉そのうちの見えるところだけを相手にしようとしていることかな?
〉〉自然科学だってどうも素粒子まで行くと「見えない、理屈に合わない」
〉〉ものがいっぱいあるらしい。
あるらしいですねー。
見る人が見たいことを、見たいように見せるってこともやるらしいですね、自然ってやつは。
〉〉それなのに、はるかに複雑だと思われる人間や社会のことを
〉〉学者先生たちは自然科学の方法を真似して説明しようとする・・・
〉〉あー、たかぽん、これね、ぼくのツボなんだよね、地雷を踏んだね!
〉ワシも尻尾踏まれましたわ。
〉さしずめ、自然科学を社会科学へ適用するさいの注意点としては
〉マックスウェーバーが”理念型”という方法で提示してくれていますので、参考までに。
〉ただ恐ろしく分かりにくい本ですな。ウェーバーが分かりにくいというのは訳が悪いからじゃないかと私常々思っているのですが。
〉ウェーバーはドイツ語はちょっと無理だからとりあえず英語版で読もうかと考えております。
〉英語版は意外に安いんです。
ヴェーバー。プロ倫ですか。(笑)
英語のほうが読みやすいってこと、あるみたいですねー。
英語のほうがより正確でもあるでしょうし。(日本の学者さん、ほんとすみません…)
〉〉〉(シマウマ読み?は、いいかなと思っています。ただその場合は、あんまりコン詰めて精読しないで、
〉〉〉ぼや〜っと読むのがいいような感じがします。なるべく「もやもやオーラ」の重なりを浴びるような感じ。
〉野球の打者もボールをみているのではなく、ピッチャーの全体をぼやーとみているそうです。
おー! それは面白い話です。
脳から筋肉に伝達するのにけっこう時間がかかるから、少なくとも、
最後までボール見て打ってるわけではないですもんね。
あるていど「当てずっぽう」なんですな。
〉”奥村宏:エンロンの衝撃”を読み終えたのですが、
〉やっぱり、”スミスとミルは読まなあかんなあ”と感じました。
〉もう手元にあるんですけどね。
〉”「諸国民の富」の新訳期待しています”とお伝え下さい。
〉では。
ほんとに、新訳、楽しみですね♪
経済学に詳しいわけでもないのに、なんだかわくわくします。
古典がねー、重要だと思うんすよ、古典が。
あちらの人の考え方の基盤になってるんですよね。早く開国して、そのあたりを探らないと・・・
ふー。楽しかったです。また遊びましょう♪ (あ〜んど、飲みましょう!)
▲返答元
▼返答