[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/11/24(04:27)]
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お名前: たかぽん
投稿日: 2007/3/12(22:17)
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さかぽん、こんばんは! (威圧的な人?なので、さしずめ、アル・サカポ〜ン かな(笑))
まったく場違いに、たかぽんです。
「こども式」って大事だなーと、このごろひしひしと感じます。
(あ、私が「こども式」を正確に理解しているかというのは問題でありますが…)
それは、やっぱり、偉い学者先生でも、おそろしく誤読していることがあるということを
知るようになったからです。(気づくのが遅いかな…)
いま、飛田茂雄という、現代アメリカ文学の研究者が書いた『アメリカ合衆国憲法を英文で読む』(中公新書)
という本を読んでます。
各条項について、原文・日本語試訳・解説・従来の訳の問題点、が並んでいるのですが、
う〜ん、法学者の訳がかなりまずかったりするというのが、よくわかります。
訳し方というよりも、明らかに誤読やろ、というのがたくさんあります。
かなり重篤な感じがします…
その間違い方というのが、なんといいますか、学校で習うような、「この単語にはこの日本語」
というような間違い方。several Statesとあれば「数州」と訳してしまう、みたいな。
法学者の人たちって、英語もすごく勉強して、たくさん英語で書かれた本も読んで、
留学もしてる人たちだと思いますのに、なんでこんな間違いするんだ…ってな、
シロウトにもわかるようなポカをやってるんですよね。
で、やっぱりこれは、「こども式」でやってないからなんじゃないかと思ったりしたわけです。
言語って、「もやもやのところ」がすごく大きくて、このもやもやのところを、
もやもやのままどっぷり受け取ろうというのが、「こども式」だと私は思っています。
ことばって、もやもやしてるんですよね。目に見えない、まっくろくろすけみたいな精霊を
いっぱい引き連れてるといいますか。
そのあたりが、日本語の一対一対応単語集だと、もやもや部分がごそっとカットされて、
非常に良くないなー、という感じは、多読を何年かやってきて、とってもよくわかってきました。
英語の本でボキャビルもいいけれど、その対応する英語・英文のもやもやをカットした受け取り方をしてる場合は、
あんまり良くないだろうなーという感じがします。
もやもやが大事なんですよね。
偉い学者先生でも、結局、もやもやしない一対一対応単語集のところから積み上げた英語だと、
いくら英語で書かれた本を読んでも留学しても、頭の中は「壮大な日本語訳」なので、
だからとんでもない誤読をしてしまうのかなーと、まぁエラそうに言ってみます。(笑)
(シマウマ読み?は、いいかなと思っています。ただその場合は、あんまりコン詰めて精読しないで、
ぼや〜っと読むのがいいような感じがします。なるべく「もやもやオーラ」の重なりを浴びるような感じ。
誤訳もあるでしょうが、そのあたりあまりこだわらず。
わけわからんこと言うてますかね・・・)
ほんとにねー、私はぜひとも、若い人たちに、こども式で言語を学んでもらって、
ほんとにあちらの知識をつかんでほしいなーと思っています。
そうじゃないと、ほんとに日本はあかんようになる、と、ほんとに思っています。
あ、もちろん、われわれのような若くない人も「こども式」で。(笑)
てなわけで、お呼びでなかったですね(汗)。こらまた失礼しました。では〜
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