[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/11/24(19:56)]
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1011. Re: 貸し出しから授業へ?!タドキストの宿命??!
お名前: えすてる
投稿日: 2006/8/5(00:09)
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こんばんは。
ゆきんこさんのメッセージがとっても嬉しくて・・・。(つい長くなってしまいましたー。ごめんなさい。)
〉多読でいいのはそれで成績が上がるというような付随することもあるけど
〉なにより、英語に慣れる、英語を好きになるということです。
〉私のところにも、客観的には普通の成績でも
〉本人が英語好き、得意と言ってくれる子がいて、それがうれしいです。
本当にそうなんですよね。英語に慣れる、英語を好きになるってことが本当はとっても大切なはずなのに、授業などでふれる英語はほんの少し、しかもややこしくて難しくて楽しさを感じられないというのは不幸で悲しいことだし、英語教育に携わる人間として本当に反省もしています。
多読はたくさんの英語に苦しまずに?触れることができ、薄くても1冊読めると達成感もあるし、加えてお話自体が楽しくていいですよね〜。生徒たちは5000語とか10000語ぴったりにするために語数を考えて本選びをしていたり、面白い読後コメントを書くのに知恵を絞ったり、自分なりの楽しみ方を工夫してくれています。
普段の授業はほとんどの場合、教員主導で進められるけれど「多読の授業は1人1人自分のペースで進められるからいい」とアンケートに書いてくれた子が何人もいました。なるほどーと普段の授業を振り返って考えさせられました。
夏休み前、豪雨のため休校になったり、電車が不通になったりで、実は1週間ほど授業がまともにできなかったのですが、去年1年間、週1回多読をした生徒たちが「今日は人数も少ないし、多読にしよう」と言い出しました。蒸し暑い日で、何となく学校全体が授業をやる雰囲気ではなかったので、みんな図書館で寝てしまうのでは・・という心配はありましたが、久しぶりにやることにしました。
今年は進度の関係でその子たちは1学期で数回しか多読授業ができなかったのですが、生徒たちは図書館に移動すると、半数くらいは私が出席を取る間も惜しんで本を読み出しました。これには私の方がびっくり。声をかけるのも気が引けるほど読んでくれました。
2学期は授業のやり方をもっと工夫して、できるだけ多読の時間を取ろうと決心した次第です。
〉なかに、すごくうまくいって、多読に自信を持つ生徒さんが出てくると
〉自然とこれはいい、ということがみんなに伝わると思いますよ。
〉やっぱり続けていくことが大切ですよね。
〉2年たってあまり進まなかった子が急によく読むようになったりしてます。
ゆきんこさんのメッセージのここにもすごく励まされました。当たり前だけど、子どもたちは(大人もですが)一人一人みんな違うので、本の好みもスピードも集中の仕方もバラバラで、中にはやはり全然進まない、本(字、かもしれません)を読むこと自体が苦痛だという子も何人もいます。そんな場合、多読を無理矢理させていいのかなと自問自答してしまいます。
でもゆっくりゆっくりだった子が急に・・ということも実際にあるんですね。個々に様子を見ながら、声をかけ、手を変え品を変え、気長に見守って
楽しめるように持っていくということでしょうか?あきらめずに続けますね。
それにしても、この多読の楽しさを知ってしまうと、中毒になり、人にも伝えずにはいられない・・それがタドキストの宿命なんですかねー。私も初めは限られた相手に本を貸していたのが、気がついたら多読授業に走り出していました。伝える相手が、身近にこれでもかというほどたくさんいる・・・学校は危険地帯かも。
なっぱさんも、そんなキケンな道に足を踏み出してしまったのかもしれませんね。(笑)一緒にキケンな道を歩く若い仲間を増やしていきましょうね!
それでは、なっぱさんも、ゆきんこさんも、たくさんの生徒さんたちも
Happy Reading!!
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