[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/11/24(00:59)]
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お名前: ペギー双葉山 http://pegggy.fc2web.com/
投稿日: 2004/1/18(00:28)
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職人さんこんばんは。ペギー双葉山です。
〉私は数年前これをひたすら聞いていました。他に聞くものがなかったからです。
〉最初は聞きづらくて、内容もばかばかしいと思っていましたが、一度全部読んでみてから夢中になりました。
〉私はドリッピー大好きです。
そうですね。よく読むと、いい話ですよね。
※知らない人のために・・
子供が読んでも分かるように、主人公は雨粒、
登場人物もバッタとか、ハチとか分かりやすくなってます。
世間知らずで数の数え方や、1週間の呼び名も知らない、
ありがとうも言えない礼儀知らずの主人公ドリッピーは、
実は、「自分はなんでも知っていると思っている大人」
のことを言っているのでは、とも思えます。
ドリッピーは人間(自分)、風やバッタは世間、もしくは、
人間を超えた存在(神?)と置き換えると、
とたんに深い話になります。
自分さがしの旅に出る若いOLのようにも見えるし、
バリバリ働いて成功を収めたが、
ふとしたきっかけで人生の意味を考えるようになった
ビジネスマンのようにも見えます。
おまえは100まで数えられるのか?
というような質問に、知らないんだけど、「知ってるよ」
と答える主人公にバッタがそれを教えてくれるシーンは、
「おまえはこの娘を知っているか」
「もちろんだ。私の子供だ」
「だがおまえは何も分かっていない。
おまえは自分の娘が何を考えているか、何も知らない」
というようなシチュエーションにも思えます。
分かっているつもりで、実は何も分かっていない。
ドリッピー(水滴)には顔がついてますが、
あれは、水(鏡)に写った自分の顔かもしれません。
という訳で、最後まで読んだら書評をあげたいと思います。
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