[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/11/24(06:02)]
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
9474. Re: RかLか—多読 VS 音読+多聴(長め)
お名前: ポロン
投稿日: 2004/1/14(00:10)
------------------------------
KYOさん、はじめまして。ポロンと申します。
KYOさんのお話、英語月刊誌の投稿も含めて、とても興味深く拝見しました。
多読か、音読+多聴か、というお話とは少しずれてしまうのですが、
私の個人的な英語とのかかわりが、少しでもご参考になれば、
と思い、出てきました。
私は2002年の10月に多読をはじめ、現在までに650万語ほど読んでいます。
英語は、学校英語時代の音読から始まり、精読、精聴でもがき苦しんだあと(笑)
多読、多聴の現在に至っています。
音読が英語回路を作るのに非常に効果がある、というのは、
おっしゃるとおりだと思います。
私も音読は好きで、SSS以前には同じ素材を何度も音読するという
学習方法をとっていました。
高校の頃は、先生に言われたわけでもないのに、好きで教科書を繰り返し
音読しました。100回とまではいかなかったと思いますが、テストに
リーダーの一部が英作文として出題されれば、手が勝手に教科書
どおりの英文を書いてしまう程度には、音読したと思います。
そのおかげか、学校で受けた模試で、KYOさんと同じような体験を
しました。長文問題が、頭から読んでそのまま意味がわかるのです。
そのときは、「読み間違えたらまずい」と思い、語順を変えて日本語に
訳しなおしてから答えを書きました(爆)。
私の場合はまだまだ英語回路ができあがっていたわけではないのですが、
音読をするときには、英語の語順のまま日本語を介さずに英語を
理解しているため、自然に和訳というステップを越えることが
できるようになっていたのかもしれません。
学校英語から離れて、「やり直し」英語として選んだ手段は、
ラジオ講座でした。
聞くよりも読む方が好きだったので、週刊の英字紙をスタートに、
英字新聞を購読したり、ごくごくやさしいペーパーバックを読んだりも
しました。
でも、どうしても辞書をひきひき100%の理解を求めてしまう精読から
抜け出せず、またリスニングも、生の英語を聞いても、わからないところ
ばかり気になって、わからないところをほっておいたままでは力が
つかないと思い込み、多聴で楽しむことができませんでした。
それで、ラジオ講座やスクリプトつきのCDなど、教材として作られたもの
ばかり聞いていました。
多読や多聴が必要なことはわかっていても、どうやっていったらいいのか、
わからなかったのです。
また、この時点で語彙力をつける必要も感じましたが、生来の怠け者で
大学受験時も含めて、単語集1冊を仕上げたためしがありません。(^^;;;
私にとって、ボキャビルほど苦しいものはないのです(笑)。
そんなこんなで伸び悩んでいたときに、SSSに出合いました。
本を読むことが楽しくて、この1年3ヶ月、夢中で読んできました。
そして、最初は読むだけだったのが、掲示板で話題になるBBCの
朗読や、インターネットラジオの英語をなんとなく流すようになりました。
また、シャドーイングも始め、音を聞くのがますます楽しくなりました。
気がついたら自分でも驚いたことに、ごくやさしいものなら一般書の
オーディオブックまで楽しめるようになっているではありませんか!
以前は、わからない部分があると確かめたくなったり、そこで
耳がついていけなくなり、ストップしてしまっていたので
生の英語を聞いても、楽しむどころではありませんでした。
多読を始めてから、読んでわからないところを飛ばして先に進むことが
できるようになったので、リスニングでも、1、2語知らない単語、
聞き取れないフレーズがあっても、耳はちゃんと音について
いけるようになったのです!
また、多読で読むのが速くなったのと、英語回路ができあがりつつ
あるため、オーディオブックやネット上の英語を理解するのが
よりたやすくなった、ということも言えると思います。
精聴にこだわって多聴への壁が乗り越えられなかった私ですが、
多読のおかげでいつのまにか、そのハードルを楽に越えていたようです。
以前の私には、オーディオブックを聞いて内容を理解し楽しむなど、
はるか彼方のことだと思っていました。
自分の個人的なことばかり、長々と書いてしまって申し訳ありません。
私にとっては、多読がなければ多聴へは移れなかった、
ということなのです。
今は、生の英語に触れること自体がと〜っても楽しいです♪
以前の「お勉強」時代には考えられなかったことです(笑)。
KYOさんの生徒さんも、いろんな道をとる方が出てくるのでは
ないでしょうか?
音読が楽しい人もいれば、多読が楽しい人もいる。
また、多読がすすむと、みなさんどんどん聞く方にも
興味がわくようです。
シャドーイングを始める人が出たり、LRクラブができたり、
SSSがどんどん進化をとげていくのが怖いくらいです(笑)。
〉でも今は「多量のinputしかない、時間もかかる」と明確に言い切れる感じがします。
〉問題なのはどう短い時間で能率をあげるかではなく、
〉英語をやる人が、英語を習得するプロセスをどれだけ困難なく楽しく、
〉挫折せずに続けていけるかではないかと思い始めています。
まさしくここがポイントなのだと思います。
この掲示板では、「多読は一生の趣味」と言う方が多いのです。
私ももちろんそのひとりです。(^^)
いつの間にか、英語力が伸びていたらいいな〜と思っています。
では。(^^)/~~~
▲返答元
▼返答