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8872. Re: 効果的な多読を求めて(兼200万語通過報告)
お名前: トオル
投稿日: 2003/12/20(23:08)
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栄泉さん、こんばんは。
トオルです。
今日、読書相談会で栄泉さんにお会いして話をしようとして、
何の話をするのか思い出せなかったのですが、ようやく思い出せました。
栄泉さんの報告のお祝いとコメントでした。
200万語通過おまでとうございます。
〉2.どうすれば効果の上がる多読ができるか
〉 (1)レベルをあまり気にしないこと
〉 70〜80万語あたりから感じていますが、できるだけ早くレベルを
〉 気にしないで読みたいと思う本を見つけるようにするのが良いのでは
〉 ないかと思います。SSSでは、レベル3までで100万語を読むことを
〉 薦めていて妥当なところだと思いますが、私は一歩進めてレベルなど
〉 気にしないで、「気が進めば読むし気が進まなければ読まない」状態
〉 に持って行くことをお勧めしたいですね。
〉 というのは、レベルが設定されているのは一応の目安にはなるので有
〉 難いとは思いますが、レベルが必ずしも読み易さを忠実に反映してい
〉 ないと感じる事が何度もあったからです。例えば「Les Miserables」
〉 (PGR6)「David Copperfield」(OBW5)はわりとスラスラ読めたのに、
〉 「Grace Darling」(OBW2)「Whyatt's Hurricane」(OBW3)はどん
〉 なストーリーなのかさっぱり理解できなかった。
〉 レベルは使用される語彙や文法を制限して決められているようですが、
〉 語彙や文法だけでなく、その文章なりストーリーなりとの相性が読み
〉 易さを決定する大きな要因ではないかと思います。ひょっとしたら、
〉 その時の体調や気分だって関係あるかもしれない。
〉 そんなことで、私はレベルを気にせず読みたい本を読んでいます。
〉 最初からは無理でしょうが、秘訣は好きな作家やテーマを早く見つけ
〉 ること。私は、シドニイ・シェルダン、チャールズ・ディケンズ、そ
〉 して英国の歴史や風土に関するテーマですね。結局多くの人が推奨し
〉 ているものが無難かなという気がします。しかし、ここは自分の気持
〉 ちに忠実に行きましょう。ロアルド・ダールが人気あるようですが、
〉 私は全く馴染めず忌避しています。あまり見かけない単語は多いわ文
〉 章は読みずらいわ、そのくせ内容は子供を念頭においているようでそ
〉 のアンバランスに調子が狂ってしまう。
〉 ということで、好き嫌いは自分の気持ちを基準に致しましょう。
〉 (2)何を読むか
〉 好きなものを見つけよと言っても、一方ではそれが分かれば苦労しな
〉 いんだよという方も多いでしょう。参考になるかわかりませんが私が
〉 どんな本を読んでいるかを紹介します。
〉 まずは、一般のペーパーバック。
〉 お勧めなのは、読みやすいと評判のシェルダンの本。まず、日本語訳
〉 でサラッとどんな登場人物がどんな場所を舞台にストーリーが展開し
〉 いるのかだけを超飛ばし読みで確認してから(いっぺんにやると覚え
〉 きれないので章単位でもよいでしょう)原書を読むと非常に捗ります。
〉 シマウマ読みとは違いますが、ちょっと似ていますけど。
〉 「The Best Laid Plans」(氷の淑女)「The Sky is Falling」
〉 (空が落ちる)「Tell Me Your Dreams」(よく見る夢)など良い
〉 と思います。日本語訳は大抵の公立図書館にあると思うので利用する
〉 とよいでしょう。こういう一般のペーパーバックを読みきったときの
〉 充実感は何とも言えません。
〉 あと、なっつさんがたまたま教えてくれたジャン・バーク(Jan Burke)
〉 の本が読みやすい。私は「Goodnight,Irene」(グッドナイト、アイリ
〉 ーン)を読みました。ただ、ジャン・バークは書店の洋書コーナーでも
〉 あまり見かけないし、日本語訳は扶桑社文庫として出ていますが、品切
〉 れの本もあって頭の痛いところです。
〉 ジョン・グリシャムなど洋書コーナーにはたくさんあるし、新潮文庫な
〉 どで日本語訳で出ていますが、いわゆるリーガルもので舞台が法廷やら
〉 法律事務所に限定されていて読み易さという点ではどうなのでしょうか。
〉 幸い彼の作品はPGR4,5,6に多数収録されているのでそちらが無難かも。
〉 GRについてはOBW1,2,3、PGR2,3、MGR3,4あたりに読み易くてストーリ
〉 ーも良いのが目白押しです。いちいち挙げられないほどたくさん有りま
〉 すが、最低3回ずつくらいは読みたいと思っています。良いストーリー
〉 を何度もよんで体に染み込ませることは言葉を身につけるのに実に効果
〉 的だと思うのです。
詳しい報告ありがとうございます。
自分にとって楽しい読書ができているかどうか、
100万語を超え、300万語までは何でも読める状態ではないので
楽しい読書ができることが効率的な多読につながります。
この時期に読む速度も速くなると思います。
1冊の本の中でも味わってゆっくり読むところと飛ばして読むところが
出てきて、読書が楽しめれば最高ですね。
多分、自然に絵本を利用してイメージが自然に頭に入ってくるものも
読みたくなると思います。無理に読む必要はありませんが、
ときどき絵本をのぞいて見るといいと思います。
楽しく読める本は個人差が大きいので、児童書に馴染めない方は
ノンフィクションやシドニーシェルダン、あとはGRでも読みやすい
MGRをオススメしています。
〉
〉4.これから力を入れたいこと
〉 (1)多聴とシャドウイング
〉 やはり言葉の習得に音声は欠かせません。いろいろ迷った挙句、アル
〉 クのCD教材「VOAニュースフラッシュ」を使っています。最初はOBWや
〉 PGRの良かったものを録音してみましたが、何十分もあって疲れるので
〉 やめました。400、500語程度ごとに収まっているニュース素材
〉 が量的にも丁度よく話題も馴染みやすい。
VOAは多聴するにもシャドーイングするにもいいです。
酒井先生が「言えないことは聞こえない」といっているように
シャドーイングがあまりできない時期は多聴をしても聴ける部分は
私の場合、少なかったです。
シャドーイングができるようになり、多聴も続けてきたら
この2,3ヶ月で急に楽にリスニングできるようになりました。
こうなると何をやっても楽しい状態になります。
映画でもいいし、ニュースでもいいし、とにかく何をやっても楽しくなります。
そのためにもシャドーイングはリスニング力向上の近道なので
やってみてください。
毎日、ニュースを聞き流しているとそのうちシャドーイングも
できるようになります。
〉 (2)児童書とGRの中間素材を求めて
〉 前から気になっていたのですが、児童書は大人が馴染める内容ではな
〉 く、また児童書とGRの読み易さの格差がかなりあるように思います。
〉 つまり、GRに入る前の素材としてもっと良いものがないかと思ってい
〉 たのですが、OXFORDからよいのがたくさん出ていますね。
〉 「Let's Go Reades」「Up and Away in English Readers」
〉 「Classic Tales」「Hotshot Puzzuls」「Start with English
〉 Readers」など良いシリーズがが目白押しですね。SEGにもごく一部見
〉 かけましたが、どうしてこららがあまり脚光を浴びないのか不思議です。
〉 書店でも、私が見た中では紀伊国屋の新宿南店だけでした。
〉 とにかく今後の課題かと思います。
栄泉さんに本の発掘を期待してます。
いろんな方がいるので助かります。
3周目も楽しい読書を!
Happy Reading!
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