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8346. MatildaとSomeday Angeline
お名前: 道化師
投稿日: 2003/12/2(00:29)
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すけさやママさん、こんばんは。
〉オフ会での道化師さんの「Holes」談義(覚えてますか?)は、とても興味深かったです。ただし私はHolesファンなのですが(本当は道化師さんもSacharお好きなんですよね?)。でも、Sacharがストーリーテラーとしてある意味Dahlにはかなわない、というお話(私の理解の仕方ずれてないですよね?)は妙に納得してしまいました。今後Dahlの児童書とSacharはすべて読破する予定(あくまで予定)なので、機会がありましたらまたいろいろお話お聞きしたいです。ではでは。
何故、あんなヨタ話をしたかと言う理由を少し。
一応、何の理由もなく、思いつきと言う事では無くて、
理由はDahlのMatildaと、SacharのSomedayAngelineに在ります。
ダールのマチルダは、タドキストの中でも評判が良いように、
多分、アメリカでもダールの代表的児童書になっていると思うんです。
長年、児童書作家になりたかったサッカーが、ダールを意識せず、
マチルダを読んでいないとは考え難いと思います。
(特に、サッカーは作家に為るためには、まず良き読者になって、たくさん読むことだみたいな事を言ってますから)
そして、それまで暖めていたネタ集みたいな最初のWayside schoolを書いて、
一応、児童書作家になった後、次に書き始めたのが、
Jonny's BasementとSomeday Angelineなんです。
(どちらが先かは、不明です。)
それで、この一番最初の長編児童書を書くにあたって、
サッカーはAngelineを「天才少女で、親に受け入れられて居ない少女」
と言う設定にした訳です。
新進の作家が大御所の代表作と同じ設定で、最初の一編を書く。
ここには、明らかにサッカーの
「ダールは、ああ書いたけれど、俺ならこう書く」
と言う、作家としての意気込みがあったと思うんです。
結果は、この二つの作品がダールとサッカーの作家としての特質の違いを
如実に現していると思います。
ですから、ダールとサッカーがお好きなようですから、
Matildaを読まれたら、Angelineを読まれる事をお勧めします。
Angelineを読むと、サッカーの作品の中で私が一番の出来だと思っている、
続編のDogs Don't Tell Jokeが読めますから。
ではでは。
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