[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/11/23(14:26)]
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お名前: 道化師
投稿日: 2003/11/22(13:15)
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オシツオサレツさん、こんにちは。
200万語達成おめでとうございます。
〉I, Juan de Pareja by Elizabeth Borton de Trevin~o(LV5?)★★★★
〉17世紀のスペイン、フェリペ4世の治世、画家ベラスケスに仕える奴隷ホアン・デ・
〉パレーハの物語。王の信任厚い主人の絵の手伝いをしているうちに、「自分も描きた
〉い」という情熱がめばえ、隠れて描き続けるものの、当時奴隷に許されているのはせ
〉いぜい職人になること、アーティストになることは許されていませんでした。ベラス
〉ケスの生活を中心に二人の心の交流がじっくりすすんでいくので、退屈といえば退屈、
〉よほどこの時代と画家に興味がないとおすすめできませんが、5分の4くらいから物
〉語が一挙にすすみ、巻おくあたわずになってしまいました。ベラスケスの絵を見直し
〉たくなり、つい途中で画集を見てしまったのですが、読後に見た方がよかった。本に
〉よっては、ネタばれになると思います。ベラスケスの代表作『侍女たち』が重要な役
〉割を果たします。
「侍女たち」に反応してのこのこ出てきました。学生の時、トレド美術館で見て以来、この絵の不思議な魅力に惹きつけられてきました。描く側と描かれる側の視線の交錯、逆転、さらにもう一度逆転と、幾重もの構造を持つこの絵は、様々な思考を導きます。
この絵が重要な役割を果たすベラスケス周辺のお話となると、是非読んでみたいですね。ただ、LV5?との事ですが、とするとHOLESくらいのレベルと言うことなのでしょうか?本来は子供向けの話ですか?そもそも、こういう本をどこから探してくれば良いのでしょう?絵同様に、謎がつきません。
ではでは。
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