Re: Re秋男さん、引き金をひかないでー!!

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7909. Re: Re秋男さん、引き金をひかないでー!!

お名前: dumbo http://chance.gaiax.com/home/dumbo
投稿日: 2003/11/18(01:41)

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道化師さん、秋男さん、こんにちは。
dumbo@ナッシュビルです。

お二人のやり取り(半分わかってないかもしれないけど)、
とても楽しく読ませてもらいました。

〉〉 さしずめ「アメリカイデオロギー」は、「アメリカにおける、歴史的・
〉〉 社会的に制約され偏った観念形態・虚偽意識」といったところでしょうか。
〉〉 それを教え込むことにアメリカは心血を注いでるとお感じなわけですね。
〉〉 ふーむ。いろいろ思ってることがお有りの御様子。道化師節を聞かせてください!

〉うわっ、秋男さんもピストルの引き金をひくような事を言いますねぇ。
〉英語を楽しむ(学ぶ?)サイトで、あんまりアメリカの悪口を言うのも
〉どうかと思っているのですが・・・。
〉でも、我慢出来なーい!(笑)
〉道化師節の始まり、始まり・・・

秋男さん、引き金を引いてくださってありがとうございます。
道化師さん、アメリカの悪口でなくてひとつの見方として聞きます。
パチパチパチ..........

〉地球儀を回して、「アメリカ合衆国」を眺めます。
〉そうすると、アメリカという国の国境線が定規で引いたようになっている
〉箇所が何カ所も見受けられます。
〉これは、ご存じのとおりアメリカと言う国が人為的に造られたと言う事
〉を何よりも物語っているんですね。
〉そこには歴史的必然も無く、地理的必然も無い。
〉建国200年と言ったって、アフリカ諸国のように、
〉元からの先住民が独立を勝ち得て建国したのでも無ければ、
〉他の中南米諸国のように(迫害、差別と言った問題も確かにありますが)
〉先住民との共存、混血が進んでいる訳でも無いわけです。
〉アメリカ先住民(俗に言うインディアンですね)は、
〉人口比で言えば、ほぼジェノサイドされてしまったと言えなくもない状態です。
〉こうした現在のアメリカ国民の大多数が、
〉その国民であることに何の正義も持たない原罪を持って成立したからこそ、
〉「我々の国は偉大な先人の手によって建国された偉大な国なのだ」
〉と、その成立の「歴史的・社会的に制約され偏った観念形態・虚偽意識」
〉としての正当性を説き続けなければならないのだと思うのです。
〉(私が言うところの、これが、アメリカ・イデオロギーです)

なるほど〜
この国に住んでからいろいろなことを感じていたのですが、
とても言葉では表現できませんでした。

〉だからこそ、アメリカはパレスチナ問題に於いても、
〉第二次世界大戦時に、アラブの民とユダヤ人資本家に背反する
〉二重の約束をしておいて、アラブ側の約束だけを反故にしたのをはじめ、
〉一方的にイスラエルに肩入れし続けているのでしょう。

そうとは知りませんでした。
私の記憶が定かでないので(情けないです)、
それが第一次世界大戦か第二次世界大戦だったか
思い出せませんが、子供の世界地理の教科書に
アラブとパレスチナに二枚舌を使ったイギリスのことが載っていました。

〉プラグマティズムというアメリカ独自の哲学があります。
〉正確なその内容は、門外漢なので知らないのですが、
〉俗に流布している、つまり大方のアメリカ国民が理解しているその中身は、
〉日本語では「現実主義」と解釈されがちですが、
〉現実主義と言うより、「実際主義」と訳すべき態度だと思います。
〉つまり、その根元に向かって問いつめていくのではなく、
〉「実際には、どうなんだ?」と実際の現実に思考を向けて行く態度です。
〉これも、根元を問いつめれば、その存立基盤を危うくするアメリカと言う
〉国の在りようと無関係ではないと思います。

ふんふん、

〉以上少し眺めたように、このアメリカの正義が如何に独善的で、
〉何の根拠も無いと言うことは、昨今のイラク戦争の問題を見れば明らかでしょう。

莫大な軍事産業があるからでしょう。

〉それでも、何の反省も無くアメリカは、
〉自国民に「偉大なるアメリカ」を説き続け、
〉ヤンキースの試合では7回に歌い続けているのです。
〉これがイデオロギーでなくて、何なのでしょう?

道化師さんのおっしゃるイデオロギー教育は、
子供の毎日の学校生活でも見当たります。

〉これはアメリカの(ブッシュ大統領とは違う)見識のある人にとっても、
〉きっとアメリカと言う国の持つ矛盾は葛藤を抱える問題だと思います。
〉葛藤在るところに、より魅力的な文化、芸術、思想が生まれます。
〉今現在、これほどの矛盾を抱えた国が他に在るでしょうか?
〉だから、もしかすると、今のアメリカ文化の魅力は、
〉このアメリカと言う国の抱える原罪に起因しているとも思えるのです。

その葛藤について道化師さんの意見に同意しつつ、ひとこと付け加えさせて
ください。アメリカ文化の魅力はナチのホロコーストのせいだと思っていま
す。ヨーロッパから第一線のユダヤ人芸術家や科学者達がアメリカに逃れて
きてその結晶から生まれたものだではないかしら....ということです。
恐怖を味わって命からがら逃げてきた多くの有能な人たちが、一ヶ所に集まって、
影響しあって、そこから新しいものが生まれていった....
想像するだけでワクワクします。

〉そして、だからこそ、もし、私が何かを学ぶために留学をどこかにするとしたら、
〉やはりアメリカと言う事になるでしょう。
〉重々、アメリカイデオロギーに冒されないように注意しながらですが。

道化師さんなら大丈夫でしょう!
ではでは、失礼致しました。


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