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お名前: みちる http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/3112/
投稿日: 2003/11/14(15:08)
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あずきさん
こんにちは、はじめまして。
この間、津田沼で酒井先生の講演会があって、あずきさんのお話が、結構
でてきたんです。
英語が、少しずつたまっていって、あふれ出したというようなお話。
もう、すごいなーすごいなーと聞いていました。
そんな、あずきさんの大停滞と脱出のお話、とっても興味深く読ませて
いただきました。
〉大停滞の原因は、ハリポタ5巻を読み終えてしまったことと、英会話スクール
〉だと思います。ハリポタ5巻読了は多読を開始する以前の一番の目標でしたか
〉ら、それを終えてしまったことで、そこからなんとなく英語も勉強モードに入
〉り、英会話スクールも最初はただ楽しく話していたのですが、なんとなくある
〉程度成果を上げなくてはということを思い始め、もっと早く上達したい、もっ
〉ともっといろいろな表現がしたいとなって、気がつくと、本を読みながら、使
〉える表現や語彙を探すようになっていたのです。それ以前はただただ無心に読
〉んでいたので、本に没頭できたのですが、そうなると、本の内容より、表現の
〉方が気になる。話より表現が気になるから、本に没頭できなくなって、おもし
〉ろくなくなる。表現を気にしていたら、今まで気にならなかったわからない語
〉彙や表現が気になり始め、それに加え、本当は他に読みたい本があるのに、会
〉話に役に立つからとLevel3までを重点的に読もう!とコンダラを背負ってしま
〉い、読みたい本を読まないで、役に立ちそうな本を優先するようになってしま
〉い、読みたい本が読めないので楽しくない。そのうち、本がまったく楽しく読
〉めなくなってしまったのです。
これは、なんだか分かるような気がします。
最初は、洋書が読めるようになればうれしいな〜と、無邪気ではじめたのに、
読んでいく程に「欲」みたいなのがでてくるのですよね。
私も、最近、もっと英語を修得したいな〜という気持ちが強くなって、
これは、英語習得にいいのでは?とか考えはじめるようになってきました。
〉結局、英会話スクールは、3ヶ月お休みした後、700万語を過ぎて再開しまし
〉た。札幌のオフ会に来ている方ならご存知でしょうが、私は見事なおしゃべり
〉なので、<意外と人見知りでもありますが(信じない?)、また、先生と、見た
〉映画のこと、本のこと、テニスのこと、しゃべりたい!ということがむくむく
〉とわきあがり、再開とあいなったのでした(笑)。ですが、今は多読と英会話
〉スクールは切り離して考えて、多読によって、英会話を上達させようなんて考
〉えていません。まずは読みたい本を楽しく読むことが第一優先。ですので、レ
〉ベルを気にせず好きな本ばかり読んでます。しかし、不思議なことに稚拙な英
〉語ではありますが、前よりしゃべれるようになってきました。不思議なこと
〉に、表現の仕方は増えているのです。覚えようとして読んでいたときは全く覚
〉えなかったのに、効果を気にしないで読んでいる700万語以降の自分の方が、
〉覚えがいいらしい・・・(笑)。つまりは、多読では、沢山読むことで、その
〉ときは覚えようと思わなくても、言葉のストックが少しずつたまっていって、
〉気がついたら場面とともに覚えていくのだ、語彙も表現も意識して覚えなくて
〉も、たくさん読めば自然と増えていくものなのだ、あせることはないのだとよ
〉くわかりました。結局、多読によって効果を上げようと必死だったときは効果
〉は上がらず、効果をあげようとしていないスクール以前の私や、効果を追うの
〉をやめた今の方が効果があがっているというとっても皮肉な結果となっています。
でも、この文章を読んで、あせっても駄目なんだなと思うことができました。
効率よくとか、そういうこと思うよりも、やっぱり好きな気持ちで走っていく方が
いいんですね。ちょっと、あせり気味だったので、あずきさんのお言葉、しっかり
覚えておこうと思います。
お話ししたいことがたくさんあるから、英語で話したいというのはいいですね。
素敵です。
〉面白いのは、文法で、10月に講演会があったときに、オフ会で少しお話したの
〉ですが、ホントにぽつぽつとGrammar in Useの一番簡単な赤をやっているので
〉すが、200万語ぐらいのときは、なんとなく、答えはこれだろ。という感じで問
〉題を解いていたのです。前置詞などは特に。答えはあっているのだけど、腑に
〉おちなかった。なので、あまり面白くなかった。で、途中でやめてしまったの
〉ですが、700万語ちょっと前ぐらいから、また再開したら、読んだことがあった
〉り、こうであろうと想像している表現が多くなっていて、その上、その表現が
〉使われる場面も想像できるので、読んでいてすごく腑に落ちるのです。頭で覚
〉えるというというより、体で覚えている感じ。もちろん、シリーズの中では一
〉番簡単な文法書ということもありますし、全部使えるかといったら、使えない
〉ものもあるかもしれませんが、だんだん鮮明になってきたのだから、これから
〉もっと読めばもっと鮮明になると思いました。理解度や語彙や読速だけじゃな
〉く、文法も、たくさん読んだらついてくるし、具体例を知らずに覚えたものよ
〉りももっと鮮明なイメージを持って覚えられるのではと思いました。
700万語の威力を感じます!
やっぱり、読みつづけると、文法までも、頭ではなくて体で身に付いていくのですね。
〉結局一番重要なのは、基本である「Happy reading」だったのかもしれません。
〉効果を求めて、欲をかけば楽しくなくなる。楽しくなくなれば読めなくなる。
〉たくさん読むには楽しいと思える本を楽しく読むしかない。たくさん読んだ
〉ら、効果なんて知らず知らずのうちについてくる。ということを600万語〜700
〉万語であらためて理解した次第です。何より欲はかかないあせらない!肝に
〉銘じたいと思います(^^)。
〉今は、とにかく楽しく読んでます。あれもこれも読みたくて、ネットプチ停滞
〉状態なので、書評を上げていないのですが、900万語通過までには上げるつも
〉り。上げたい。上げるでしょう(笑)。で、900万語通過報告は本の紹介にできる
〉といいなあと・・・。とりあえず、エイラ以外には、700万語過ぎにずーっと、
〉読みたかったOrson Scott CardのLost Boys(L9)と、800万語過ぎに、Stephen
〉KingのThe Green Mile(L9ぐらい?)が読めたのはうれしかった。Lost Boysは
〉ある意味とても怖かった。私は結構シリアルキラーものとか、猟奇殺人ものと
〉かも読んでいるのですが、そんなものより、ずーっと、ずーーっと、隣人の悪
〉意の方が怖いと思いました。最後は涙涙でした。Kingは雲の上の人だと思って
〉いたので、読めてうれしかった。こちらも途中何度も涙が止まりませんでした。
〉映画は見ていないので見てみたいです。この本はミステリではないのですが、
〉謎解きの部分もあって、今まで読んだサスペンスものよりずーっと穴がなく、
〉そういう点でも嬉しくなってしまいました。サスペンス作家がんばれー。それ
〉から、Kingの文体、好きだなーと思いました。ホラーは苦手と思っていたの
〉で、手を出せないでいるのですが、ホラーじゃないのもあるみたいですし、他
〉の作品も読んでみたいです。ぜひお勧めがあったら教えてください。ホラーで
〉もある程度救いがあるなら大丈夫かな?
500万語超えても、大停滞や大脱出はあるのですね。
でも、とても楽しくお読みになっているご様子、私まであれこれ読みたくなって
来ました。
エイラもLost BoysもKingも、ちょうど積んであるんですよね♪
今読んでいるのが、きりがついたら、ちょっとこの辺読んでみたくなりました。
本当に、すばらしいご報告ありがとうございます!
これからも、素敵な読書を♪
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