Re: 小林恭二「ゼウスガーデン衰亡史」を読んだ人は僕の友達!

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/7/14(02:30)]

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7711. Re: 小林恭二「ゼウスガーデン衰亡史」を読んだ人は僕の友達!

お名前: みちる http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/3112/
投稿日: 2003/11/12(11:58)

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道化師さん、バナナさん、こんにちは。

〉〉ちなみに、向田邦子さんは大好きですが、彼女も家庭持ちではないのよ〜。
〉おや、珍しく気が合いましたね(笑)
〉向田邦子は、夫持ちではなかったけれど、
〉家長として家庭も持って生きた女性ですよね。
〉厳格かつ小心者の当時の典型的な父親の姿を見て育ち、
〉自身も母親と妹を背負う家長であらねばならなかった。
〉そして、「結婚出来ない男」との愛に悩んだ。
〉そんな特殊な屈折が、「平凡な日常の家庭生活」に違った視点、
〉鮮やかな切り口を与えたのだと思います。
〉だから、いわゆる「家庭持ち」では無かったかも知れないけれど、
〉「家庭」とか「夫婦」に拘る意識は、「家庭持ち」以上に強かったのでしょう。

Sachar大好きですし、高村薫もちょっと好きよ。(笑)

うーん、なるほど。そういう部分もありそうですね。
でも、その向田さんが「どうして結婚してもないのにそんなに書けるの?」と
聞かれて「猫を見ていれば分かるわよ。」と答えたエピソードがなんか好きです。

関係ないですが、アン・タイラーを超えたところの?庄野潤三の一連の
随筆のような小説は好きですね。ちょっと悟ったような感じの。

〉〉ついでに、小林あたり見てたら、小林恭二「父」新潮文庫が目に付いたのですが、
〉〉これは、ぜひ機会があったら読んでみてください。
〉〉(まったくはずれて、すみません。)

〉こちらは、先程、アマゾンのレビューを見て興味が涌いたので、
〉クリックしちゃいました。
〉私自身も、平凡な私とは正反対な強烈な父親を持っているもので、
〉「認めがたい父」を持つ息子の葛藤は興味があります。

おぉー、これは他の誰にでもなく道化師さんに読んでいただきたいなとピピピと
来た作品なので、ご興味を持っていただいてうれしいな。
アマゾンレビュー見たら、私が小林恭二に惚れた一文がちゃんと引用されていて
うれしかったな。こういう一文が書ける人ってすごいと思う。

もう一人、道化師さんに読んでいただきたいなと思う作家がいるのですが、
また、機会があれば。。

〉いかん。みちるさんとバナナさんにそそのかされて、
〉日本語の本を2冊も買ってしまった。
〉もしや、「停滞クラブ」の陰謀か?

ふふふ。もう、これで、小林恭二にはまるとみた。
この作家は、しっかりしたファンがいるけど、広くにというタイプではないので、
結構早く絶版になっちゃう。
本探すのが、結構大変。

〉〉〉小林信彦は、バナナさんが反応されてますが、私には反応要素が無いなぁ。
〉〉〉「オヨヨ」なんとなく知ってますが、
〉〉〉基本的には村上春樹と同じく、洋書読み作家でしょ?
〉むむ、「オヨヨ」を知らないとは...

告白しますと、私も二年くらい前にはじめて知りました。
小林信彦を読んでいる世代より、もうちょっと下みたいです。

〉僕の大好きな「世界で一番熱い島」もよろしく。けだるい大人の雰囲気ですよ。

これは、読みます!読むぞ〜。

〉〉ついでに、小林あたり見てたら、小林恭二「父」新潮文庫が目に付いたのですが、
〉むむむむむ。
〉こちらも私大好きです。

〉俳句や短歌の活動(岩波新書)もあなどりがたい。
〉ただ、やはり初期の傑作「ゼウスガーデン衰亡史」が一押しです。
〉これは、奇書ですね。これを読んでとてもおもしろかった人は
〉無条件に僕の友達です。

おぉ〜!!!「ゼウスガーデン衰亡史」は、まだ積ん読中なのですけど、
バナナさんとはお友達になれそう!
もしかして、源一郎さんなんかもお好きです?

それでは、またね〜。


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