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7623. Anne Tyler「The Accidental Tourist」(PGR3)は良かった
お名前: 道化師
投稿日: 2003/11/10(00:32)
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こんばんは、道化師です。
昨日、PGR3のAnne Tyler「The Accidental Tourist」を読みました。
多読をしてきて、初めて、「大人でなければ読めない」本を読んだ気がしました。
良かった。本当に良かった。
古典でもなく、ミステリー・サスペンスでもなく、純恋愛小説でもなく、
日本で言うところの、「中間小説」って言う奴なのだと思うのですが、
いかにも同時代の「今、ここ、私達の世界」を描いた「いかにも小説」でした。
感動とかと違うんですけれど、「良い本読んだな」って感じです。
昨今、私、ご存じの方はご存じのとおりサッカーに凝っておりまして、
派生本以外の小説は全部読んだのですが、
「サッカーが大人の世界を描いたら、こんな感じ?」
という印象の物語でした。
アマゾンで検索したら、翻訳本も数冊出ているし、
ピューリッツァー賞も受賞してる。
アメリカではとてもメジャーな小説家らしいのですが、
私は恥ずかしながら全く知りませんでした。
アマゾンの翻訳本の中のレビューを読んでいたら、
「アメリカの向田邦子」と言う表現がありました。
なるほど。私、向田邦子、好きなんです。あの描き方、描く世界が。
平凡な日常を、鮮やかな切れ味でスパッと切り落として断面を見せ、
なおかつ、ただ辛辣と言うのではなくて、暖かな眼差しもある。
「The Accidental Tourist」もそんな作品でした。
他の作品もそうなのかなぁ?
どなたか、アン・タイラーの作品、読んだ事のある方いらっしゃいますか?
それと、The Accidental Touristの原書読まれた方いますか?
早くthe Accidental Touristの原書が読めるようになりたいなぁ。
この作品の魅力は、原書で細やかに読んで、より面白くなる筈ですもん。
ではでは。
▼返答