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大人向けの入門用PBで盛り上がっているようなので、私のお薦め本を1冊
紹介します。
私は多読を始める前はミステリー専門でしたが、英語で本を読むように
なって、かなり読書傾向が変わってしまい、今はすっかり児童書にはまって
います。
今まで読んだPB(たいした数ではありませんが)の中から、英語が
読みやすくて、読み終わったあと心に残る本ということで次の1冊を
お薦めします。
英語のレベルはシェルダンと同じぐらいだと思いますが、舞台設定が身近なので
その分読みやすいと思います。
(シェルダンも読んでいる最中はすごく面白いのですが、読み終わった後すぐ
忘却の彼方に行ってしまうのが、ちょっと悲しいです。)
The Twelfth Angel 作者:Og Mandino (邦題:十二番目の天使)
164ページと比較的薄めなのも、取り組みやすい点です。
内容:
突然の交通事故で妻子を亡くしてしまい、絶望のどん底で生きる気力を失った
主人公のジョンは、少年野球チームでティモシーという少年と出会う。
試合ではまったくいいところの無いないティモシー。だが、どんなことにも
へこたれないティモシーの姿に、やがてジョンも立ち直って行くことに。
と、ここまでが前半。
やがてティモシーの態度がちょっと妙なことに気が付いて...
結末が気になるので、感動的なラストまで、たぶん一気に読めてしまいます。
お薦めポイントは、読んでいるうちに、こちらも元気づけられるところです。
うまくいかなかった時にティモシー少年が叫ぶ言葉があるのですが、これは
多読も含めて、スランプに陥って何もする気がしないときに思い出してみると
きっとやる気が起きてきます。
野球のシーンも、専門スポーツ用語が出てこないので、読みやすいです。
ちょっと登場人物が多いところが唯一の欠点ですが、ほとんどが、ちょい役
なので主要の4人だけおさえておけば、あとは誰だか分からなくなっても
大丈夫です。
出だしの部分がちょっと難しめの単語で始まっているので、最初は「おいおい」
と思うかもしれませんが、すぐに非常に読みやすくなるのでご安心を。
余談ですが、ジャイアンツの松井選手も、この本(翻訳の方です)を大好きな
1冊としてあげていました。
ぜひ読んでみてください。