[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/11/23(18:08)]
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お名前: 古川@SSS http://www.seg.co.jp/
投稿日: 2003/11/3(23:07)
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"杏樹"さん、1周年おめでとうございます。
〉とりあえず書評のレベルに従いました。しかしレベル3のうち、これはレベル3にしては難しいのではないかと思うものがありました。この間「ダレン・シャン」の3巻を何とか読みましたが、2巻の時よりはわかりやすくなった気がしますし、終わりの方はかなりわかったので、少々レベルが上がったかな〜と思いました。しかしその直後に読んだ本がレベル3にしては読みにくかった。
今回のタドキスト大会である程度、その辺のことを改善したいと
おもっています。
〉では多読法の利点とは?
〉まず費用の点では、英会話学校に通ったり英語教材を買い込むことを思えば、安くはないにせよ決して割高ではないでしょう。ブッククラブや貸し借りに頼らず自費購入をすると大変ですが、他の英語教材で英語を勉強する費用を本の購入に回すと考えればいいわけです。
はい。費用的には 安い方にはいると思います。
〉効率の点では決して「いい」とは言えないでしょう。1年経ってもレベル3〜4をウロウロしてるなんて。しかし、表面の暗記学習ではなくて英語が自然に体にしみこんでいるはず。何年かかっても、語数を重ねれば重ねるほど本当の効果が出てくると思います。対症療法で即効性のある現代西洋医学に対して、体質から徐々に改善していく漢方療法と言っていいかもしれません。
同感です。
〉それから、これからの多読法のあり方についてですが、もともと多読は「ペーパーバックが読める」というのがうたい文句になっているようですが、それを見直してもいいのではないかと思います。
賛成です。というか、私は児童書とGRと論文と専門書しか読んでいないです。
〉というのは、まず多読を始めた人には、今まで英語学習に挫折してきた、英語が苦手だった、という人が多く、そんな人でも楽しく英語の本が読めるのが、効果を上げているポイントです。最初からはっきりとした目標本があるならともかく、必ずしもペーパーバックを「ゴール」とか「最終目標」にしなくてもいいのではないでしょうか。むしろ自分のレベルにあった本を選び、「英語の本を楽しく読む」ことを目標にした方がいいのではないかと思います。
同感です。 大賛成です。
〉先日書店で「Big Fat Catの世界一簡単な英語の本」の隣に「世界一簡単な英語の本」という帯をつけられて「Charlie and the Chocolate Factory」が積んでありました。思わず「うそやー!!」とツッコミ入れたくなりました。「世界一、ってそんなことあるかい!」って。
題名はうまい けど 偽りありですね。
〉また、ペーパーバックの読み方の本があり、辞書を引いて引いて引きまくれ、とか「辞書は引かなくてよい」などと書いている本があるが信用するな、とか書いてありました。もちろん中身は難しいPBがゾロゾロ。
〉結局今までの英語学習教材はある程度英語ができる人向けのものだったのです。「中学・高校で英語を6年間勉強していればできるはず」という前提でもあるのかもしれません。しかし、学校英語は結局は試験のための勉強です。6年間かけてドーピングを教えているようなものです。
私もいつもそういっています。
〉なにしろ「受験」というものがありますので、それに対応しなくてはなりません。先生も受験英語を教え込まないとやっていけないようになっているのです。前に教師を対象に多読の説明をしたらさんざんな反応だったようですが、教師の立場からすると受験に直接結びつかないものを教えるわけには行かないのでしょう。
でも、別の教師集団には ドーピングの例えは非常に受けていました。
〉で、多読です。これの画期的なところはレベル0から始めることです。多読を始めた人で「チョコレート工場」が「世界一簡単」と感じる人はめったにいないでしょう。そういうレベルの人でも英語を読むことが出来るのです。そして「そういうレベルの人」が実はとっても多いんです。しかし今までの英語教材はそういう人の存在を無視してきたようです。あるいは英語の本はそんなに簡単に読めるものではない、という思い込みが支配的だったからでしょうか。
その通り パチパチ!
〉そりゃー私だって多読前でも辞書を引きながらがんばれば「チョコレート工場」は読めたかもしれません。つっかえながら、1日に数ページずつ何日も何日もかかって。そしてそれが英語読書と言うものだと思っていたでしょう。そして「英語の簡単な本、ってこんなに難しいんだ」と思ったでしょう。
〉しかしそんな苦行をしなくても、もっと易しいレベルから読む方法があることを、酒井先生以前には誰も考えませんでした。本当に画期的な英語習得法だと思います。
それが、SSSの多読法です。
多読3原則自体は、他の先駆者もほどんど同じことをいっていますから。
〉また、原則の一つ「辞書を引くな」というのも今までの英語学習の常識を破るものです。多読を始める前の疑問として、辞書なしでどうやって単語を理解したり増やしたりできるのか、というのはよく言われることです。それに対しては「辞書を引いても読めない本は読めない」と言っておきましょう。
〉私は多読前に辞書を引きながら英語の本を何冊か読みましたが、文章丸ごとわからない時は、いくら辞書を引いてもわかるようになりません。辞書を引けば本が読めると思うのは幻想です。辞書を引く心配よりも、自分が理解できる範囲の文章を読むことが大切です。
全く同感!
〉まずレベル0から始めて、自分が充分理解できるレベルの本をたくさん読んでみて、わからない単語はとりあえず飛ばして、それでどうしても行き詰まるようなら相談しましょう、ということにしておくのはどうでしょうか。その頃にはたいてい辞書に頼らなくても読めるようになって、単語獲得の心配が薄れていること思います。
相談は 掲示板 とか 読書相談会で? っていう意味でしょうか?
〉それから多読の効果を客観的に示す資料として、「ハリー・ポッター」を読んだ人を対象に統計を取るのはどうでしょう。「ハリー・ポッター」を翻訳が出る前に読みたいと思っている人は多いでしょうし、実際多読で読めるようになった人がかなり出るようになりました。
〉その人たちを対象に、まず多読前のレベルを調査します。
〉PGR0が
〉「楽に読めた。簡単だった」
〉「ちょうどいいレベルだった」
〉「難しかった」
〉「PGRよりORTで始めた」
〉ぐらいに分類しておきます。
〉そして何万語、何ヶ月で読めるようになったか調べます。
〉それをまとめると「これだけの人が多読法で「ハリー・ポッター」が読めるようになった」という資料が出来上がり、多読のプレゼンテーションに活用できるのではないかと思います。
ハリーポッターはちょっと特殊すぎるかも。
ホールズ ハリポ マチルダ THE SKY IS FALLING
などのメルクマールとなる1冊のいずれかを読み終えた段階で
上記の質問をしてみるというのはいいですね。
次の書評システムに 組み込んでしまえば
自動的にデータがとれるかも。
〉ということで、多読について思うことをつらつら書き連ねてみました。
〉2年経ったら何が読めるようになってるでしょう。
ぜひ、報告してくださいね! 楽しみです。
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