Re: 被告人「停滞」の弁護

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6461. Re: 被告人「停滞」の弁護

お名前: バナナ http://www.geocities.jp/mkawachi30s/
投稿日: 2003/10/10(23:33)

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"たこ焼"さんは[url:kb:6423]で書きました:
〉こんばんはー、「停滞」排除派のみなさん。ひねくれ者のたこ焼です。

ちはちは、バナナです

〉みなさんがおっしゃるように、確かに「停滞」は、憎たらしい奴です。いやな奴です。

そうそう。

〉あー、停滞さえなければ今頃は、ウン百万語なのに・・・とか。
〉つまり一般には、「停滞」は悪玉と考えられています。

そうそう。

〉しかし、たこ焼はひねくれ者ですので、ここであえて、「停滞」の弁護をしたいと思います。

いよっ、待ってました!

〉そもそも「停滞」とは何でしょうか?

ふむふむ。

〉本当に悪玉なのでしょうか?
〉たこ焼はそうは思いません。

なぜなぜ!(高まる期待)

〉停滞の予防?・・・いやいや、とんでもない!
〉「停滞」のほとんどは私たちタドキストの味方なのです。

おおー!なんとそうだったのか!

〉「停滞」と一言でくくってはいますが、
〉実は「停滞」にはどうやらいくつも種類があるように思えます。
〉ちょっとキリンな本を読んだあとの読み疲れ・・・という軽〜い停滞もあれば、
〉2〜3年は英語を見たくなくなってしまうような重傷の停滞もあります。

なるほど。

〉弁護人・たこ焼が主張したいのは、(仮説の段階ですが)
〉少なくとも「重傷の停滞」以外の停滞は、善玉ではないか、ということであります。

ふむふむ。

〉1,2ヶ月の停滞なら喜んではまってもいいのではないでしょうか?
〉飛躍のヒントを与えてくれるのではないでしょうか?

〉タドキストが停滞におちいる時、
〉実は、無意識脳からの「何とかしてくれ〜!」という悲鳴を聞いているのではないでしょか?
〉だとすると、この悲鳴が「聞こえる」というのは非常にありがたいことでは?

おお!そうねそうね!
風邪といっても、くしゃみ・鼻水・熱は
体の防衛機能の結果なんですよね。
だから、くしゃみ鼻水熱はやなもんだけど、
それを抑えれば風邪が治るというわけではない。

そういうときは、熱が出るまま寝て、
無理しないのが一番ですもんね。

〉「聞こえる」からこそ、何らかの対処が打てるのですから。
〉もしも、聞こえなかったら、とんでもないことになるでしょう。

「停滞信号を無視して100万語」=「突然死」でしょうね。
きっと。
「停滞信号に気づく」=「傷は浅くてすむ」なんでしょうね。

〉日々の多読によって、英語脳は成長します。
〉ちょうど、小さい子供がどんどん成長するようにです。
〉小さい子供はすぐに大きくなるので、服を頻繁に買い換えないと、
〉「ママー。この服きついよー。この靴、足が入らなくて痛いよー」
〉と悲鳴をあげます。この悲鳴が停滞なのでは?
〉私たちは、何らかの枠組みを設定して英語と接しているのですが、
〉古い枠組みが成長した英語脳には合わなくなって、
〉英語脳が「痛いよー」と言っているのが停滞だとたこ焼は思うのです。

〉この「枠組み」というのは、人それぞれです。
〉がんばろう!
〉GRを中心に読もう。
〉低いレベルをたくさん読まなくては・・・。
〉児童書しか読まない。
〉もっと高いレベルが読めるはず・・・。
〉一日何語、毎週何万語、ひと月に何十万語・・・いつの間にかノルマらしきものが・・・。
〉などなど・・・

〉ところが、英語脳は、
〉疲れたー。
〉表現にもっとバリエーションがある本が読みたいー。
〉もっと高度な表現に接したいー。
〉大人が読むような内容の本が読みたいー。
〉もっとやさしく素直な英文を読みたいー。
〉ノルマなんてキライだー!
〉などなど・・・
〉と、悲鳴をあげているのかもしれません。

〉そもそも
〉停滞しない・・・などという状態を我々普通の人間は期待しないほうがいいのでは?
〉停滞しない人は確かにいるのだろうけど、
〉そのような人は、天才的にバランスが取れている人だと思います。
〉あ、うん、の呼吸で無意識脳の欲求を意識脳が満たしてあげられるような、
〉常人ではない才能の持ち主ではないでしょうか?

〉ですから、我々普通の人間にとって大事なのは、停滞の予防ではなくて、
〉各々の停滞の意味の探求と、その個別の対処です。

おおー、そうだねー。

〉「枠組み」が人それぞれですから、対処法も人それぞれになってしまいます。

うーむ、そうだねー。
今までみんながやってきたのも、そういう
各人に合った対処の模索だもんねー。

〉ここが、停滞対処のとても難しいところです。
〉簡単にはパターン化できない新しい「枠組み」の設定は、とても大変です。
〉しかし、停滞は飛躍のヒントを与えてくれます。

〉たこ焼が200万語通過直後に経験した危機的停滞のメッセージの意味は、
〉「ノルマなんて設定するな!」だったと思っています。
〉あの頃まで、なんとなく、ノルマらしきものがあったのです。
〉その停滞から、ノルマをあまり気にしないようにしました。
〉そして、回復しました。
〉おかげでその後も多読を楽しく続けられました。

〉380万語から最近までの2ヶ月におよぶ停滞のメッセージの意味は、
〉「音を聞け!」ではないかと思っています。
〉実は、この1年、音を全く聞かなかったのです。
〉この停滞からの脱出の試行錯誤の中で、リスニングを始めたところ、
〉これが、まぁ、気持ちがとてもよろしいのです。
〉最近は毎日、リスニング三昧です。
〉こうしていると、いつの間にか多読の方も復調してきたようです。
〉ここ数日、楽しく読んでいます。

〉枠組みが、きつくて痛くなってきたことを「停滞」は教えてくれるのです。
〉だからこそ次のステップに進むことができるのです。

〉以上で、被告人「停滞」の弁護を終わります。

うーん、いい話を聞いた。

なんか科学が一歩進んだって感じだね。
時代は進歩する。かな?

ではでは


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