地震にもめげずに、4周目の報告です。

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5641. 地震にもめげずに、4周目の報告です。

お名前: みちる http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/3112/
投稿日: 2003/9/20(13:24)

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みなさま、こんにちは。
今日400万語通過しました。4周目は一ヶ月弱くらいでしょうか。

33万語強が再読本で、42万強が朗読を聞きながら読みました。

今回はこのリスニング-リーディングについてちょっと書きたいなと思います。
100万への過程でMTHの朗読CDを買って、聞きながら読んでいたのですが、
読むだけだとつっかかってしまったりする場合でも、聞きながらだと朗読が
進むのでつっかかっていられない。読み飛ばしにも、和訳をしてしまう場合
にも、聞きながら読むというのは結構いいかもしれないなと漠然と思って
いました。

イヤホンが合わないので、リスニングの量を増やすことができなくてと思って
いたのが、300万語の報告の時にも書いたようにヘッドホンの使用で解消。
300万語を超えた辺りからリスニング、リスニング-リーディングの量を
増やしていきました。

リスニング- リーディングの欠点としては、どちらか片方よりも集中力が
必要なことと、CDの切れ目で物語が中断してしまうことでしょうか。
(後ろのはMDLP録音を使えば、だいぶん解消しますが。)

よかった点としては、読むという平面と聞くという平面がつながって、
物語の世界が立体になったような気がしました。この広がりは面白かった。
そして、読んでいるだけでは、意味が掴めなかった言葉が、聞くことに
よって、その話す調子などから、こういうことをいっているんだと感覚
として理解できることが結構ありました。

ある意味、効果といってもいいかもしれない不思議体験としては、普段は本を
読んでいるときは、カタカナ英語の脳内音読という感じで読んでいるのですが、
リスニング-リーディング中は、音を拾いながら黙読で読んでいるようで、
直後に、他の本を読んだときも、全くの黙読で、普段よりも速く読んでいました。
(すぐに元に戻ってしまったのですが。)
それから、英語の歌は、今までは言葉というよりも音として聞いているのが
多かったのですが、ある時、英語の歌を聞いていると、単語がすーっと頭の
中を流れていって、意味を持った言葉としてすーっと理解できました。
これは、ちょっと自分でもびっくり。(もしかして音読はまこさんの単語として
聞けるという体験と近いのではないかと思ったり。)

このまま、もう少し続けたら、音の言葉と文字の言葉が上手く結びついていくのかも
しれないなぁ。と、ちょっと期待を込めて、これからもリスニング-リーディングを
続けてみたいなぁと思います。(人体実験のようですね。(笑))

今回もいろいろ教えていただいた本や、お借りした本に助けられての
400万語でした。いつもながら、みなさまにはほんとに感謝しています。
ありがとうございます!
これからもよろしくお願いいたします!

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更に長くなりますが、今回初めて読んだ本を下にあげておきます。
絵本と、短めやさしめの一般書が多いかな。
書評にあがっていないものについてはレベルと語数の目安をあげておきました。

===絵本===
書評にない絵本は新しい本の掲示板にあげました。
レベル、語数等はご参照下さいませ。
(KENさんに書評にもあげていただいたようです。ありがとうございます。)

☆Dick Bruna
「Miffy in Hospital」★★★
「Miffy at the Seaside」★★★
「Miffy Goes Flying」★★★
「Miffy in the Tent」★★★
「Miffy at the Playground」★★★
「Miffy at the Zoo」★★★
HANAEさんの書評に影響されて読みました。
うさぎの女の子Miffyを主人公としたシリーズ絵本。
日本語では全部読んでいて大好きなシリーズなのですが、いしいももこさんの
素敵な訳とつい比べちゃって★が少なくなってしまいました。
英語でしか読んでなかったら★もうひとつは増えていると思うのだけど。

☆Arnold Lobel
「Days with Frog and Toad」★★★★★
「Frog and Toad Together」★★★★★
がまくんとかえるくんの友情物語。相棒っていいなぁって思っちゃいます。
がまくんとかえるくんのシリーズは読んでいてあったかい気持ちになるので
いいですね〜。

☆Dr. Seuss
「Mr Brown Can Moo! Can You?」★★★★
「The Foot Book」★★★★
「Hop on Pop」★★★★
「Dr Seuss's ABC」★★★★
「one fish two fish red fish blue fish」★★★★
「The Cat In The Hat」★★★★
リズミカルでたのしいDr. Seussの絵本。
今回は、単語の意味が絵で分かるというのが多くて、結構オススメしたい本が
たくさんかな。
動物の鳴き声は「Mr Brown Can Moo! Can You?」
いろんな動きは「Hop on Pop」
ABCの本「Dr Seuss's ABC」も素敵です。

☆Lane Smith
「The Big Pets」★★★★★
夜の空気の中の、あったかくて気持ちがよくて少しばかりさびしい本です。
この本はほんと大好きで、何回も読んでしまいました。

☆Tasha Tudor
「The Springs of Joy」★★★★★
「A Time To Keep」★★★★★
物語がある絵本ではないのですが、Tudorの絵本の中では特にお気に入りの
二冊です。上のはいろいろな人の名言集に絵をつけたもので、かなり難しい
文章になっていますが、絵だけでも素敵です。下のはおばあちゃんが孫娘に
おかあさんが子供だった頃の一年を語ったものでこういうのが豊かな生活だな
と思わせます。

===ORT===
☆Rod Hunt
「Oxford Reading Tree Stage 1+: First Sentences」★★★★
「In the Garden(Oxford Reading Tree Stage 6)」★★★★
1+は、本当にはじめての文字入りという感じでした。
ORTもstage6になると、読んでいる〜という気がしますね。

===児童書===
☆Enid Blyton
「The Naughtiest Girl in the School」★★★★
くまくまさんに教えていただいて、貸していただいた本です。(ありがとー。)
Famous FiveのGeorgeがいとこたちにあっていなかったらという感じの女の子を
さらに甘やかしてわがままに育てたという感じの女の子エリザベスが主人公。
共学の寄宿学校ものなのですが、共学というのは珍しいのではないかな。
生徒に自治を任せているような学校なのですが、最初はこの自治会みたいなのが
すごくいやだなという感じだったのですが、素敵な先生や男の子が出てきて後半は
とっても楽しめました。思わず涙ぐんでしまった場面も。。。

☆Neil Gaiman
「Coraline」★★★★レベル5 33700語
友達に、こわかわいくて面白そうな翻訳本があるよと教えてもらって、それなら
原作で読んでみようかなと思って読みました。
お父さんもお母さんも家で働いていて、あまり相手にしてもらえない女の子が、
ある扉を開けると、他のお父さん、お母さんという人にあって・・・という物語。
絵は確かに、こわくてかわいい。(好きな人は、すごく好きそう。)
物語は、ちょっとこわいというかスリルがあって、ちょっとかわいくて、結構
せつないものがたりかな。

☆Carolyn Keene
「The Soccer Shoe Clue : Nancy Drew Notebooks5」★★★★
「The Ice Cream Scoop : Nancy Drew Notebooks6」★★★★
ちょっと加納朋子風な少女探偵日常ミステリもの。
Nancy Drew大好きです。6巻は二回読んで二回ともアイスクリーム食べにいって
しまいました。(食べずにはいられません!)

☆Ann M.Martin
「Kristy's Great Idea : The Baby-Sitters Club1」★★★★★
Wakkaさんのご報告を読んで読みたいなと思っていた本です。
4人の女の子たちの物語。
途中までは、なんだかなと思っていたところもあるのですが、読み進むにつれて
あぁ、そうなんだ〜とか、納得させられました。
この作者は、物語を書くのもうまいなと思うのですが、それ以上に、ひとりひとりを
とても大事に書いているのだなぁと思います。そういうのが、すごくよかった。

☆A. A. Milne
「Winnie-the-Pooh」★★★★★
秋男さんの楽しみように読もう!と思った本です。
お父さんが男の子に語っている物語。男の子も出てくる森の仲間の生活もの。
なぜだかとっても読みやすくてすらすらすらりんと読んでしまいました。
物語世界になじんでるのかな。
挿絵がかわいいですよね。やっぱりシェパードの絵がいいなぁ。
プーさんが歌うのが大好き。

☆J.K.Rowling
「Harry Potter and The Order of The Phoenix」★★
ハリポタ5巻目。考えてみればこれも共学の寄宿学校ものですね。
4巻は割とよかったし、と楽しみにしていたのですが、ハリーが
いらいらいらいらしているので、こちらまで、いらいらして、更に
ハリーのあまりにも子供じみた振る舞いにますますいらいらして・・・。
ただ、ところどころ笑えるところがありました。
それにしても、ハーマイオニーの恋愛知識は、やっぱり本から??

☆Cynthia Rylant
「Cobble Street Cousins2:A Little Shopping」★★★★★
「Cobble Street Cousins5:Summer Party」★★★★★
どちらか書評になかったと思いますが、同じくらいのレベルで語数の
連作シリーズです。(全6巻。順番に読んだ方がいい。)
親がバレエ巡業中に、おばさんちに預けられた女の子たちの物語。
ちょっとクラシカルな雰囲気のすごく女の子っぽい物語なのだけど、
わくわくと楽しく読めました。
ライラントの作品って、どこまでも優しい感じが好きです。

☆Lemony Snicket
「The Bad Beginning : A Series of Unfortunate Events1」★★★★★
ずっと気になっていた本なのですが、まりあさんのリレー本でお借りしました。
(ありがとうございます。)
三人兄弟にふりかかってくる試練もの?
不幸というよりは、知恵比べという感じで、辛くはならなかったし、
ところどころ出てくる作者もちょっといじわるいけど、結構好きかも。

☆Jacqueline Wilson
「Take a Good Look」★★★★★
弱視であまり目の見えない女の子が主人公。赤ちゃん扱いばかりなのにうんざりして
一人で買い物に行こうと向かっていきますが・・・。
最初は、大丈夫なのかな、がんばれ〜というような気分で読んでいたのですが、
この女の子、頭がよくて、かっこよくて、Cool!!といいたいような気持ちになりました。
終わり方も、素敵です。

===一般書===
☆Richard Bach
「Jhonathan Livingston Seagull」★★★★レベル5 8100語
飛ぶことがすべてのかもめのジョナサンの物語。
「かもめのジョナサン」って、高みに立っている感じで今ひとつ好きになれないと
いったら、原作は全然違った雰囲気なんだよ〜。と友達にいわれて読んでみました。
たしかに全然違った雰囲気。本当に飛ぶことが大好きなんだなぁという感じでした。
ちなみにBachは、「Illusion」というとびっきり素敵な物語も書いています。
こちらは翻訳も素敵。

☆Rebecca Brown
「The Gifts of The Body」★★★★★
(講演会の日に持っていて、18禁とまちがえられた本です・・・。)
柴田元幸さんの訳の「体の贈り物」は、かなり長いこと本屋でも平積み
してあったようですし、お読みになった方も多いかなと思います。
とても大事にしている作品なので、原作も読んでみました。
エイズ患者のケアワーカーを主人公とした連作短編集。やりきれないほど
切ないこと、辛いこともかかれていますが、それでも死に近い場所だから
こその生きる歓びがたくさん書かれています。素晴らしい作品です。

☆James Clavell
「The Children's Story」★★★レベル4 4500語
これは、集英社文庫の「23分間の奇跡」という本です。全原文が載っていたなぁと
読んでみました。有名な本だから読まれている方も多いかな。
「逆最後の授業」といったような話で、こんな風に子供たち(人)って、洗脳されて
いくのだなぁとこわくなるような話です。

☆Barry Holstun Lopez
「The Rediscovery of North America」★★★レベル7 6500語
ネイチャー・ライティングの話をするとよく出てくる作家なのですが、この本は
コロンブスたちは、富を求めてアメリカを発見したけど、「発見」というのは
そういうことではないというような感じの話でした。
もっと自然に身をおいた随想みたいなのを今度は読んでみたいです。

☆E. Nesbit
「The Rainbow and The Rose」★★★★レベル8 15900語
プロジェクト・グーテンベルグ(PG)の電子テキストで読みました。
前回に続けて、今回もネズビットの詩集です。今回の方が難しかった
ような気がします。どこまで分かったものだか・・・。
主に、外の花園と自然、そして心の花園と自然を詩っている詩集のように
思います。少し、宗教的な色も感じられます。

☆Cecily von Ziegesar
「gossip girl」★★★★
リッチな高校生たちの、セックスとドラッグと・・・というような言葉に桜井亜美さんの
作品みたいなの?と想像していたのですが、「ビバリーヒルズ高校白書」の世界ですね。
寄宿学校に行っていたとびっきりの美女が帰ってきた。男の子たちは心ここにあらずで
女の子たちは気が気じゃなくて・・・という話です。
まぁ、深みはないですが、読みやすくてかるーく楽しめる本です。

☆Fun Volga
「"Domo Domo" Paradise」★★★
たださんとくまくまさんのご報告で読みたくなった本。
書評にはありませんが、新本掲示板にたださんのご紹介があります。
アルゼンチン出身の著者の、日本でのへんてこな体験を書いた本かな。
なかなかユニークで楽しめます。お魚の話がちょっと好き。

☆Oscar Wilde
「The Canterville Ghost」★★★★★レベル7 11300語
杏樹さんのご報告を読んで興味を持った作品。全作品集からさがして
読んでみました。(PGにもあったので、語数はそれをもとにしてあります。)
とっても人間的な幽霊と女の子の話というのかな。Virginiaがかわいくて
好きだなぁ。おかしくてちょっとほのぼのとしているのがなんともいい感じです。

今までは、中断ものは語数にいれてなかったのですが、今回は読んだ量が
かなりあるのでいれることにしました。

☆Henry Fielding
「Tom Jones」45000語で中断。(レベル11 363000語くらい)
モームの世界十大小説にもはいっているし、友達からも面白いよ〜といわれ、
岩波文庫で復刊してくれないかなと何年もまっているのですが、その気配が
なく・・・と思っていたら、PGR6の書評があるのに気がつきました。
でも、25000語といったら、原作の1/10よりも少ない。じゃあ、一割
分かればPGRより楽しめるじゃない!と読み始めました。
どうにかあらすじは追えるものの、せいぜい二、三割しか分からない・・・。
hathとかには、いい感じでなじんできたのですが、まぁ、せめて五割くらい
分かるようになってから楽しもうかなと中断しました。
ちなみに、ここまではPGR6では3行くらいで書かれていました。
もう笑っちゃうしかない・・・。


▼返答


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