[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/11/23(14:36)]
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お名前: まりあ@SSS http://www.buhimaman.jp/
投稿日: 2003/9/19(02:04)
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杏樹さん、いろいろありがとう。 まりあ@SSSです。
〉中国に関しては「文化大革命」は重要なキーワードです。もともと中華人民共和国は毛沢東と共産党の独裁政権でしたが、1966年に共産主義革命を一層推し進めるため「文化大革命」がはじまりました。文化大革命はこの後約十年続きますが、その間がまりあさんのイメージするようなことが行われた時代です。何もかもが「ブルジョワ資本主義」として弾圧され紅衛兵が毛語録を手にしてスローガンを叫び、都会の若者は尊い労働を学ぶために田舎へ「下放」され厳しい農作業をさせられました。中国の伝統文化は否定され、孔子や論語は旧体制の思想であると非難され、古いもの全てを破壊しつくそうとしました。
10年あまりの革命運動では、中国5000年の歴史は
到底破壊しきれなくてよかったですね。
〉それから、北京大学の学生は超超超エリートです。今でも中国では大学の進学率そのものが低く、その頂点である最高学府、北京大学へ行くような人はよっぽどカシコイ人です。ですから英語レベルも一般人民と比べて遥かに高いです。
日本人感覚で、アメリカでは〜、とか中国では〜、というのは
危険ですよね。とくに中国は地域格差や階級格差が激しそうですから。
北京大学や清華大学(でしたっけ)の教授・学生と付き合っている知人と
四川大学にいった姪と、う〜んなんだっけ墨絵になって有名な名勝地に
友人がいる知人の、それぞれが語る中国なんて、到底同じ国の話しとは
思えません。
ただし、どこに行っても交通事故の賠償金が安いので、行く気に
なれません。飛行機落ちて死んだら、子どもにちょっとまとまったお金
でも入ってくれないと...中国はバスでも汽車でも死ぬしね、やだ。
〉ワイルド・スワンは読みました。もちろん日本語訳でです。おもしろくて一気読みしました。中を読めばわかりますが、著者は例の文化大革命期に一家そろって大変な苦難に合い、文革(略してこう言う)が収束するころにイギリスへ脱出しました。そしてイギリスで勉強をして英語でこの本を出版しました。英語がやさしいということなら、著者がネイティブでないためでしょう。
そっか、最初から英語で書かれたのね。う〜ん、やっぱり私の
中国に関する関心は付け焼き刃で、関心を持たねばいけないな、と
思っているけれど、本当に知りたいという、止むに止まれぬ好奇心は
ないのね、正直に言って。自分でも西洋崇拝の傾向はあるなぁ、と
自覚してます。それは親の代からの根深いものかも知れない、名前から
して...息子には「2外は中国語、21世紀は中国語」とせまった
けれど、そして本人は私以上にその必要を感じていたようだけれど、
抽選に外れてスペイン語。乱暴な大学だ、と思った...
〉中国では本やら映画やらで「文革もの」と言っていいほど、実際の体験談からフィクションまでこの時代を題材にしたものが山のように生まれています。映画では「芙蓉鎮」あたりが日本では有名でビデオも手に入りやすいです。
臭いものに蓋をせず、きちんと検証・反省しているということ
ですか? それはえらいなぁ。
ではでは
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