[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/11/23(12:03)]
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お名前: 杏樹
投稿日: 2003/9/17(20:55)
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まりあさん、こんにちは。
〉 かねがね、中国に詳しい杏樹さんに質問したいなぁ、と思いながら
〉突然スレッドを立てて質問するわけにもいかず、チャンスを狙っていた
〉あたりにさしかかって下さいました("-")
〉 中国の子どもって、孫悟空のお話知っているんでしょうか?
〉日本人なら知らない子がいないけど...中学生くらいにもなれば、
〉ゲームもあるし三国志も相当の知名度ですよね(女の子には少し低いか?)
〉封神演義とか金瓶梅など、文学専門家を除いた一般人は、その存在を知って
〉いるんでしょうか?私達は高校の文学史で暗記させられているのに....
〉 もし、日本人しか知らないんだったら、とってもおかしな
〉文化現象ですね。他にもあるのかなぁ、例えば日本人が知らないのに
〉アメリカ人だけ知っている日本文化とか...
こういう話題を振られると喜んでお返事してしまう…。
「三国志」「水滸伝」「西遊記」「紅楼夢」は中国の四大奇書と言われ、中国人は大好きです。中国のネット書店で児童書や絵本を探していた時(英語以外の広場に報告あり)、この四つの本のダイジェストの多いことったら。前の三つはともかく、「紅楼夢」の種類の多さにも驚きました。
孫悟空は京劇の題材にもなっていて人気の演目です。そのせいか孫悟空の挿絵は京劇風メイクの影響を受けているものが多いです。中国では猿と言えば孫悟空です。
また中国には「曹操の話をすると曹操が現れる」ということわざもあります。「うわさをすれば影」の意味です。曹操は「悪役」の代名詞のように使われています。関羽を祭った関帝廟は人気があります。三国志や水滸伝の人物は皆中国人にはお馴染みです。
中国人はとにかく「悠久の歴史」が自慢です。自国の歴史を大切にします。史跡も山ほどあって大切にされています。全ての中国人が歴史に詳しいわけではありませんが、歴史上の人物や逸話には事欠かない国です。上記の本のほかに幼児向けの「唐詩」などがあったりします。子どもが小さいうちから暗誦させるんだそうです。意味はわからなくてもとにかく覚えさせるんだそうです。ネット書店にはそういった「唐詩」のほかに「唐宋名文集」というタイトルがあるのを見て、「私、今絵本を検索してるはずなんだけど…」と不審に思ったこともあります。日本よりは自国の歴史や古典文学をしっかり学んでいるのではないかと思います。
また中国へ行った時、書店へ行けばたいてい「二十五史」が置いてありました。これは「史記」に始まって中国が各王朝ごとに作った正史を集めたものです。中国では王朝が滅びると、前の王朝の歴史を編纂するのです。それがペーパーバックみたいなのからハードカバーや豪華本までさまざまな装丁で売られているのです。
中国へ行ったら唐詩の一つも暗誦してみたり、故事成語を話に取り入れたりすると感心されると言います。
ところで…
たこ焼ってお祭りの屋台のイメージなんですね。
もちろんお祭りにもありますが、いつでもどこでもそこらへんにあるもんで…。
道頓堀には「行列のできるたこ焼店」があったり、近所におばちゃんが玄関先を改造しただけみたいな小さな場所で焼いて売ってたり。家で作るのも子供のころからやってますから。でも最近はもう長いこと家で作ってないのでうまくひっくり返せるかどうかわかりません。
〉 キャベツを入れるのはお好み焼きでは?べたべたしている
〉ことはありますね。ですからお祭り屋台はいくつかしっかり観察して
〉上手に焼く屋台を探します。
〉 ソースつけるのではなくおつゆに浸して食べるたこ焼きも
〉美味しいですね。神戸まで食べに行きました。
「東京のたこ焼にはキャベツが入っている」伝説があるので…。
「だし」につけて食べるのは「明石焼き」。お店によってはたこ焼も明石焼きも同じものを作って出すところもありますが、本当の明石焼きは卵を入れます。地元の明石では「たまご焼き」といいます。
それでは
Happy Eating!
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