Re: 200万語通過〜ヤツのレベル分けを信じるな〜

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/6/29(03:50)]

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[喜] 5271. Re: 200万語通過〜ヤツのレベル分けを信じるな〜

お名前: まりあ@SSS http://www.buhimaman.jp/
投稿日: 2003/9/10(00:49)

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杏樹さん、今晩は。 まりあ@SSSです。

〉今日は9月9日、ゾロ目の秋男さんの日ですが

   今日は救急の日だそうです。節句だというのに〜

(律儀に報告を入れるところがさすが)、200万語通過したので報告します。

   最近また星配りを再開しています。ダブルキラキラで...
っていうのも杏樹さんには子どもっぽい気もするけれど、まぁ

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〉それで175万語あたりでうだうだ言っていましたが、みなさんがいろいろアドバイスしてくださって、本を貸してくれたり新しい本を注文したりしました。多読セットの5Aも注文しました。そうして未読本が増えると、「あれも読みたい、これも読みたい」という気持ちになりました。ポロンさんの言うとおり、未読本を積み上げるとモチベーションが高まりますねー。

  良い解決法が見つかって良かった。 

〉結局読めない本と言うのは、その時の気分とか相性とか、いろいろな要素があって、レベルだけが問題ではないようです。レベル3でてこずってるからもうレベル4なんて読むのは無理、とかそんなことはないようです。あまりレベル分けにこだわるよりも、読みたい本を探す方が大切だと思うようになりました。確かにレベル分けは目安にはなるのでないと困るんですが。しかし自分にとっての読みやすさと言うのは必ずしもレベル分けには表れないもので、最終的には自分の読みやすさを重視するのが一番だと言う結論になりました。ということで、他人のレベル分けを盲信するな、という警告を込めて表題の心境に至った次第です。

   レベルで読める読めない、が決まるなら、日本語の本は全部読めるはず。
でも本屋に行っても読みたい本は数冊。これを思えばレベル的に読めるはずの
本が読めなくてもなんの不思議もありません。
   読めちゃったレベル2,3,4...を並べて較べれば、確かにその順で
難しくなっているので、レベル分けはウソではないはず。でも読めるかどうかと
レベルの高低は必ずしも一致しない、ということではないかと思います。特に
杏樹さんのように日本語の本を沢山読んでいる方は、読みたい本と読みたくない
本がおありでしょうし.. 

〉175万語以降に読んだ本の中から…

〉レベル0は全部Little Bearです。いいですね〜。おかあさんやおとうさんのお話、キスの回しあい、どれもじんわりと心に響いてきました。

〉アーノルド・ローベルも片っ端から。
〉Uncle Elephant
〉Small Pig
〉Grasshopper
〉Mouse Soup
〉Owl at Home
〉どれも良かったです。単なるほのぼの、ではなくて大人の鑑賞に堪えるほのぼの、って感じで。

   Oliver Pig も読んで〜 読みなさい、 読め! 3段活用

〉PGR2では
〉Canterville Ghost
〉がおもしろかったです。オスカー・ワイルドだということでびっくり。こんなオフザケ書くんですね。幽霊も恐がってもらえないとギャグになる、というおかしさ。最後はしんみりしましたけど。

  アメリカ人おちょくってます。 

〉MGR4は、OBW3,4に疲れた頭には丁度いい読みやすさ。読みやすい、わかりやすい、でどんどん進みました。

  文章構造が単純なのではないか?と思うのですが、原作にストーリーの
面白いものをとっているので、ストーリーをどんどん追いかけて最後まで
読めちゃいますね。古川さんは単語レベルもホラ馬力で、表示よりやさしく
ないか?って疑っていらしたけれど... 

〉The Good Earth
〉ずっと昔読んだ「大地」の原題がこれだったとは。挿絵が少々変ですが、パール・バックはさすがに中国に対して造詣が深いです。これは清朝末期から辛亥革命による中華民国創設の時代を背景に、わざと特定の年代や地名を特定しないように書いてある模様。単にrevolutionと書いてあるのがおそらく辛亥革命だと思われますが、それによる社会の変革の影響はあっても、登場人物が直接かかわるわけではありません。

  いよっ、杏樹さんお得意の中国。

〉そこで気になるのは、物語の前に書いてある予備知識。ここには旧中国のおおまかな説明がありますが、欧米列強による侵略には一言も触れていません。そもそも19世紀半ばにアヘン戦争を起こして中国の植民地化を始めたのはイギリスで、その後いろいろな国が中国の領土争いを始めます。それを書いてないのは説明不十分。それならそれでお目こぼしをするとしても、最後に日本が満州国を作ったと書くのは全くの蛇足です。「大地」が書かれたのは満州国成立よりもずっと前です。作品の予備知識としては全く関係のないものです。

  おお、出た。本領発揮のつっこみ! 

〉PGR4
〉The Client
〉The Street Lowyer
〉グリシャムはよく知りませんでしたが、両方面白かったです。ダイジェストだな〜という大ざっぱな感じはありましたが。

   The Street Lowyerは、原作もおおざっぱ。他のグリシャムより
少し易しいことに惹かれて読んじゃったのですが、ちょっとね、でした。

〉SIDEWAYS STORIES FROM WAYSAIDESCHOOL
〉ひたすらおっかしい〜!
〉シリーズものになっていますが、全部お勧めできますか?
〉今のところFalling Downだけ持ってますが、他のもそろえようか思案中。

   Falling Downて2巻のことですよね。このシリーズはだんだん
面白くなって、3巻のWayside School Gets a Little Strangerが
最高だと思うけど。普通こういうギャグものはだんだん種切れになって
あざとさだけがエスカレートしがちなのに、どんどん笑いが洗練されて
いく、サッカーってスゴい、って思わせてくれます。

Happy Reading!


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