[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/11/23(16:46)]
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490. 読めて読めて読めちゃったのよ(PBへの道)Vol.2
お名前: Ally http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/2792/
投稿日: 2003/4/22(13:58)
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GRのレベル6までは何とか読めるようになったけど、その後なかなか
読めるPBに出会えず、やっと出会った「Leap of Faith」でした。でも、
その後が続かない……。再び投げ出しの日々が続き、ようやく見つけた
「読めちゃったPB」を紹介したいと思います。
【投げ出した本】(読み易かった順)
How to be Good (Nick Hornby)
なかなか進まなくて飽きてしまったので。About a Boyよりは読み易く感じ
ます。ある女性が、駐車場から携帯電話で夫に連絡して、離婚の意志を
伝えるという冒頭はなかなか面白かったです。今ならもう読めるかも?!
Chocolat (Joanne Harris)
冒頭が、We came on the wind of the carnival. carnivalは映画では最後
だったのに……という違和感から、やめ!(笑)
About a Boy (Nick Hornby) レベル7
Marcusの章は読めるのに、Willの章になると急に読めなくて、イライラ。
Catch Me if You Can (Frank W. Abagnale)
読めそうだけど、ところどころ専門用語(?)が難しくて、とりあえず
諦めました。近々また手に取ってみます。映画は面白かったし、何しろ
著者が本人ですから、興味深いことは間違いなし。
The Pianist (Wladyslaw Szpilman)
以前、掲示板で「ちらっと見たらレベル5くらいに感じた」なんて書いて
しまいましたが、買ってみて、ちゃんと読もうとしたらとんでもなかった
です。レベル8くらいかも。まりあさんだったかなー、「それだったら
読めそうだし、買ってみよう」なんて反応して下さった方がいて、申し訳
ないと思ってます。(^-^; あんまり飛ばし読みするタイプの本ではないと
思うので、しばらく寝かせます。
それと、「Leap of Faith」を読んだことで調子に乗ってDanielle Steelを
他にも読んでみようとしたのですが、5冊くらい読もうとして、結局全滅
でした。(笑)
【今回読めた本】
Watermelon (Marian Keyes)
レベル7・総語数140,000
主人公Claireが初めて出産した日、夫のJamesは「好きな人ができた」と
言い、家を出て行ってしまいます。傷付いて実家に帰った彼女は、ふさぎ
込みますが、やがて風変わりだけど温かい家族と、新しくできた男友達Adam、
周りとの関わりによって少しずつ変化していきます。そして、Jamesとの
離婚の話し合いは……?
読むのには1ヵ月くらいかかっています。1週間くらい放ったらかしに
したこともありました。
1ページが約350語なので、見開き読んでページをめくるのはだいたい4分に
1回。これが、最初はさすがにしんどかったです。しかも半分くらいしか
理解できない。これはまた投げ出しか……と思いながらも100ページくらい
まで読んだとき、ストーリーが突然展開を見せて面白くなりました。
ここからは、話はますます面白くなる、理解度は読む度に上がっていく、
主人公にも感情移入できる、本当にするする読むことができました。
最終章を読む頃には、自分の読むスピードにじれったさも感じず、内容も
8割くらい理解できるようになっていました。
読んでいる途中で、「ブリジットジョーンズの日記」を見たのですが、
ところどころで飛び出すあまり上品ではない表現が、この本にも出てきて、
ダブルで楽しめました。例えば、bastard!とか。(こういうのばかり
覚えてしまって、使うことあるのかな(^-^;)
長いのと、ところどころくだけた表現が出てくるのと、冒頭がいきなり
出産の話なので、若干取っ付きにくい感じがしてレベル7にしました。
でも、大部分はレベル5〜6くらいで読めてしまいます。
文章が女の子のおしゃべりですから、話があっちに行き、こっちに行きして、
余談の部分が多いです。そこは丸ごと分からなくてもストーリーは追って
いけます。(つまり、ばんばん飛ばし読みして大丈夫!)
要するに総語数さえ気にならなければ、とっても読み易いPBです。
男「疲れてるっていうのに、8人でパーティー……そのために俺は……」
(何しろだらだらと文句)
女「それはたった1度のことだし、8人じゃなくて6人ですー。そもそも、
そのパーティーだって、あなたの友達のためにやったんでしょっ!」
なーんてリアルな男女の会話は実に楽しく、マンガのように軽く読めました。
わざわざ英語で読むのに、こんな本だなんて、くだらないかもしれないけど、
私は、こういうのが読みたかった!!!
つい半年前まで、電車の中とかカフェとか、公共の場でPBを読んでる日本人
なんてのは、英語ができることをひけらかしている、すごく嫌な人だと内心
思っていたのですが、とうとう私も嫌な人になれましたーーー。(笑)
まさか、こんなことが私にできるようになるとは思ってもみませんでした。
つくづく、多読ってすごいなーと思います。そして、投げ出しが続いて
落ち込んでいるときに、「投げ出し方がすごい」と褒めて下さる皆さんの
言葉が何より有り難かったです。最近は、舞の海などと名乗って、ますます
調子に乗って投げ出しています。本当にありがとうございました。
長くなってしまいましたが、児童書ではなくて大人向けのPBが読みたい
けれど、読み易くないと無理だし、かと言ってシェルダンはイヤ!という
方のお役に立てると嬉しいです。(^-^)
これからも、やさしいPBを見つけて紹介していきたいと思います。
Happy Reading!
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