Re: 質問?

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/11/23(11:53)]

管理用 HELP LOGIN    :    :


上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

4758. Re: 質問?

お名前: 杏樹
投稿日: 2003/8/30(00:44)

------------------------------

みちるさん

私の独断でお返事します。

〉あと、「HEIDI」があがっていたので、ずっと気になっていたことをついでに
〉おたずねしてみたいのですが。
〉日本語で翻訳本を読んでいると、これは日本語じゃないとか変ないい方だな
〉というのは、結構目に付きますよね?
〉なので、英語でも翻訳物はずっと避けてきたのですが、ヨーロッパ圏の作品
〉あたりなら、それほどは、違和感がないのでしょうか?
〉(日本文学の翻訳物は、これをこう表現するのかと参考になるので、多少
〉おかしいところがあっても、読んでみようかなとは思うのですが。)

ヨーロッパの言葉はほとんどが「インド・ヨーロッパ語族」という親戚です。日本語は系統不明の言葉でほとんど孤立した原語なので、似た言葉というものがなく、翻訳となるとどうしても無理が生じます。しかし親戚同士の言葉だともっと近いニュアンスが表せるはずです。フランス語の辞書で、見出しの単語にカッコして該当する英単語が書いてあるものもあります。そのまま言い換えて大丈夫なんでしょう。
「がまくんとかえるくん」のフランス語版を持ってますが、「そのまま」単語を置き換えたわけではなくて一応「翻訳」はしてあります。しかし日本語よりは翻訳はやりやすいだろうなと思います。

ただ、翻訳は翻訳者のウデもあります。違和感を感じないほどこなれた日本語に訳すことができる人もいます。ヘタクソな翻訳者が訳したから変な日本語になった、ということもあります。翻訳は外国語の読解力はもちろんですが、さらにその上に日本語の文章表現能力がなくてはいけないんです。特にヨーロッパ諸語のようにかけ離れた言葉をうまく日本語に移し変えるには、相当のテクニック、能力、努力が必要です。
ヨーロッパ語同士の場合は、この翻訳者のウデの落差が日本語ほど大きくないのではないかと思います。


▲返答元

▼返答


Maintenance: SSS 事務局
KINOBOARDS/1.0 R7.3: Copyright © 1995-2000 NAKAMURA, Hiroshi.