300万語通過しました〜。

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4581. 300万語通過しました〜。

お名前: みちる http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/3112/
投稿日: 2003/8/24(15:25)

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300万語通過しました。ほぼ一月でしょうか。

今回は結構スランプ気味で、気が乗らなくてちょっと読んでは他の本にかえて
というような落ち着きのない読み方をしてしまったのが多かったです。
(投げはしなかったのですが。)
長めの本はほとんど、読み終わるまでに三週間以上かかっています。
くまくまさんに少女文学?を6冊もお借りして、すっかりはまってしまって
だいぶんスランプから抜け出ることができたかなという感じです。
(くまくまさんありがとー。)
このほかにも今回は少女文学が多いような・・・。

17万語くらいはレベル3までの再読です。
再読の楽しさはなんといってもディテールをより味わえることですね。
「A Puzzle for Logan」を最初読んだときは長い!と思っていたのですが、
今回は短いと感じて、しかも、こんなにラブラブモードだったんだと気がついたり
して、読めるようになってきたんだな〜とうれしくなりました。

実は、(まだちょっとそんな感じがあるのですが)240万語くらいまでは、
下りエレベーターをのぼっているような強迫観念みたいなのが結構あったの
ですよね。読まないとどんどん読めなくなっていってしまうんじゃないかという。
なぜか、240万語くらいでちょっと力が抜けました。
少しは安定感がでてきたのかもしれません。

今回は「はじめての○○」で遊んでみました。
はじめての
ORT、MGR、偉人伝、ハイファンタジー、マジックリアリズム、詩集、古典作品、SF
があります。

ちょっとリスニングもはじめてみました。
100万語終えた頃にも一度リスニングをと思ったのですが、ポータブルMDで
聞くと耳がかなり痛くなって聞けなくなってしまいました。
オープンだとなかなか聞き取れないところもあるし・・・と思っていたのですが
オフ会でsunday!さんにそんな話をしたら、ヘッドフォンタイプだとそんなに
耳が痛くならないと教えていただいて、さっそく換えてみたら、それほど耳に
負担がなくて一日に二時間くらいまでなら聞けるようになりました。
ちょっとしたことなのだけど、本当にありがたいアドバイスでした。

今後はエッセイとかコラムとかネイチャーライティング、伝記などをもっと
読んでいきたいなと思います。
あとはリスニングとできればシャドウイングも積極的にやっていきたいなと
思っています。

掲示板、オフ会では、いいアドバイスや刺激ややる気をたくさんいただきました。
本当にありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。

相当長くなりますが、初めて読んだ本について下にあげておきます。

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☆絵本
○Hans Augusto Rey「The Complete Adventures of Curious George」★★★★
代表作が7作もはいっているので読み応え満点。
写真資料などもあって楽しめます。

○Russell Hoban「A Bargain for Frances」★★★★
フランシスシリーズは好きなのですが、未翻訳のもあると聞いて読んで
みました。この作品はあんまりフランシスがわがままじゃないですね。(笑)
フランシスの歌を初めて英語で読めたというのがうれしかった。

○Mark Thomas「Tap Dancing」★★★
○William Amato「Math at the Store」★★★
○Edana Eckart「I Can Swim」★★★
どれも、レベルは0くらいで、100語ほど。
オフ会の読書相談会のときに配られた写真絵本です。
写真だとちょっとノンフィクションっぽくっておもしろかったです。

○Rod Hunt「Oxford Reading Tree: Stage 2・Stage 3・Stage 4・Stage 5」★★★★
GRのレベル1よりも、ちゃんとお話しになっているし、絵もかわいいし
すっかりお気に入りになりました。
中でも連作になってきたStage4がわくわくしてよかったです。
Stage5はぽんたさんも書かれていたけどぷちぷちぷちMTHみたいですね。

☆児童書
○Louis Sachar「Wayside School Gets a Little Stranger」★★★★
○Louis Sachar「There's a Boy in the Girls' Bathroom」★★★★★
Sacharの未読本もAmazonで手にはいるのではあと四冊になってしまいました。。
Waysideの最終巻を読んでSacharの世界が深く理解できたような気がします。
Bathroomは名言集が作れそうですね。深い真実の言葉がいっぱい
つまっているような気がします。

○Patricia MacLachlan「Sarah Plain and Tall」★★★★
たんぽぽのわたげさんが報告に書かれていて読みたくなった本。
ぼくとつな文体と人々の優しさが魅力的。

○Donald J. Sobol「Encyclopedia Brown Gets His Man」★★★
他の巻と同じく読者参加型の推理ものです。
ちょこちょこと読めるのがうれしい。

○Kate McMullan「Dragon Slayers' Academy 3 and 4」★★★
慈幻さんが、Captain Underpantsなみのお馬鹿本と書かれていたので
読んでみました。ドラゴン狩りをする学校が舞台のお話しですが、
どちらかというと、「ボートに乗った三人男」系のお馬鹿本
のような気もします。これは、個人的にはレベル5よりも難しいように
思いました。

○C.S.Lewis「The Magician's Nephew」「The Lion, the Witch, and the Wardrobe」★★★★
(「The Chronicles of Narnia」より)
一気に読んでみようという野望もあったのですが、いきなり30万語は
きつくてちょこちょこ読んでいくことにしました。
やすいからと全一冊を買ったけど、重たくて持ち運べない。ちょっと失敗かも。

○Carolyn Keene「Nancy Drew Notebooks1-4」★★★★
とっても読みやすくって面白かったです。
一日ですらすらと4冊読んでしまいました。
なんといってもNancyパパがすてきすてき。

○Jacqueline Wilson「Lizzie Zipmouth」★★★★
実はJacquelineの文章はちょっと苦手なんですよね。
微妙に肌に合わないようなところがあって。
でも、Jacquelineの描くストーリーはとても好きです。
ひいおばあちゃんがいいキャラですね。
それにしてもredとpurpleな部屋ってちょっと想像がつきません。
この話は梨木香歩さんの児童書みたいだなって思いました。

○Jean Fritz「What's the Big Idea, Ben Franklin?」★★★★
書評にはないようなので、レベルは4くらい?語数は5000語くらいです。
秋男さんのおすすめのFritzの中からフランクリンが好きなので読んでみた
のですが、おもしろかったー。
最初はこんなに絵はいらないかなと思ったりしたのですが、ちょっと
シニカルなタッチの絵が(微妙にゴーリーはいっているような)楽しく
なってきました。あ、これ、児童書じゃなくて絵本かも。

○Enid Blyton「The Twin at St Clare's」★★★★
レベルは4くらい?語数は44000語くらいです。
双子の女の子が寄宿学校に入って・・・・という物語。寄宿学校ものは
面白いのが多いですよね。これも前半は違和感も多かったのですが、
後半は楽しくなってきました。読み終わったら同じ作者のFamous Five
シリーズより、こっちの方が好きになりました。

○David Almond「Heven Eyes」★★★★★
レベルは5くらい?語数は41000語くらいです。
アーモンドは邦訳が三冊でているのですが、「Kit's Wilderness」と
「Heven Eyes」の邦訳ですっかりファンになってしまいました。
今、一番夢中になっている作家です。
児童書というよりも子供を主人公にしたマジックリアリズムといった方が
いいのかな。光を抱いた闇のような、静かに月が地を照らす夜のような
そんな空気を持った作品を書く方です。
原作で全作品読もうと思っているのですが、まずは「Heven Eyes」
孤児院の子供たちが脱走し、あやしいおじいさんと甘い声で歌うように
話すヘヴンアイズという女の子と出会って・・・。という話です。
ヘヴンアイズの甘い声が読んでいると本当に響いてきます。
この声にはくらくらしてしまいました。
もしかしたらここにでてくる登場人物はみんな悲しい話を抱えているの
かもしれないけれど、その話の中にはあたたかいろうそくの焔がともって
いるような気がします。
(会話の文法はかなりおかしいのでそういうのが駄目な人は避けた方がいいかも。)

☆GR
○Jane Austen「Emma」(OPERIG)多分絶版の古いGR★★★★
10年くらい前にAustenの名前にひかれて買った本です。
10000語なのであらすじ程度ですが、まずまず面白かったです。

○Cherry Gilchrist「Streets of London」(PGR1)★★★
夢に破れて路上生活をすることになった女の子の話。
話としては悪くはないのですが、もう少し長くして色づけして
欲しかったなと思います。

○Gavin Maxwell「The Ring of Bright Water」(PGR3)★★★★★
ネイチャーライティングになるのかな。著者とペットのイヌやかわうそ
たちとの交流を書いた本です。
たまたま古本屋で100円だったので買ってみた本なのですが、
もう、動物たちのかわいさにめろめろになりました!(動物もの好き)
あまりにもよかったので、原作も注文してしまいました。楽しみ♪

○Simon Winchester「THE SURGEON OF CROWTHORNE」(PGR5)★★★★★
辞書を探していたときに書評で何かでていないかなと「Dictionary」
と検索したら、この本がでてきて「博士と狂人」(積ん読中)だ!と
即ゲットしました。(「The Professor and the Madman」という本も
あるのだけど、こちらがUS題なのだと思うのだけど?)
OEDの製作に携わった博士と狂人の二人の話なのですが、二人の伝記
でもあり、辞書の歴史でもあり、もちろんOED作製の話でもあり。
もうみっしりたっぷりと充実していて、ものすごく面白い!
同じ作者の作品に地図づくりに携わった人の話もあるようなので
こちらも注文中です。「The Map That Changed the World」という題。

○Wilber Smith「River God」(MGR4)★★★★
「今日から・・・」を読んで読みたくなった本です。
古代エジプトの愛と戦いの物語となるのかしら。
戦いものは好きではないのですが、生き生きとしてテンポがよくて
この話は結構楽しめました。
語り手は奴隷なのですが、彼がとっても素敵。この本の中で一番かっこよかった。

あ、OBWファンなのに今回一冊もない。。次回は読まないと。

☆一般書
○E. Nesbit「Many Voices」★★★★
詩集はやっぱり難しいのでレベルは7くらい?
プロジェクトグーテンベルグ(以下PG)のテキストで読みました。
詩集です。児童書の中にもたくさん詩がでてくるので、同じような作品が
多いのかなと思いきや、かなり恋愛度の高い詩集でした。
悲しい詩が多いのですが、熱い思いの詩も多かったです。

○Jean Webster「Daddy-Long-Legs」★★★★★
「Dear Enemy」よりはずっと読みやすくてレベルは5-6くらいかな。37000字くらい。
200万語のときに「Dear Enemy」を読んだし、こっちも読もうかなとPGで読んで
みたのですが、翻訳よりも何倍もかわいくてびっくりしました!
孤児院から大学に入ったジルーシャが、匿名の篤志家に出した手紙の書簡集なのですが
ほんとにかわいくて生き生きしていてたまりません。
結局作者の挿絵入りのがやっぱり欲しいしということで、読み終わってから本も
買いました。

○Jane Austen「Pride and Prejudice」★★★★
なんとか読めたなので、やっぱりレベルは9以上ですね。121000語くらい。
もう少しすんなり読めれば★5つなのだけど。。
古典作品はいろいろ読みたいのがあるのですが、最初にトライしたディッケンズには
あっさりと振られ、やっぱり古典は読めないのかなと思いつつPGで読み始めたら
これは結構読めるということで、途中から本に代えて読みました。
日本語で読んでいなかったら無理だったかもと思う難しさでしたが面白かったです。
オースティンは大好きな作家なのですが、中でもこの作品は大好きで何回も読みま
した。簡単にいえば結婚喜劇なのですが、ちょっと「空騒ぎ」とも似た面白さが
あるかな?エマをよんでも思うのですが、オースティンっておバカな人も含めて、
人間を愛している人だなと思います。包容力のあるあたたかい視線とユーモアが
とっても魅力的。

○Louisa M. Alcott 「Eight Cousin」★★★★
結構難しかったです。レベルは8より高いかも?82600語くらいです。
これも、もう少しすんなり読めれば★5つなのだけど。。どちらも自分のせいですね。
オルコットといえば「若草物語」の印象が強いですが、この作品はローズものの
一作目。父親が亡くなって一人になってしまったローズがおじさんにひきとられ
七人の従兄弟たちと出会い・・・。という話です。
オルコットの作品なので道徳度は高いですが、やんちゃな男の子がたくさんでて
くるし、ローズもかわいくて楽しい話です。

○Mike Gayle「Dinner For Two」★★★★★
レベルは7くらいかな。とっても読みやすくて素敵な本なので初めてのPBにも
いいのではないかなと思います。76000語くらい。
(字が小さくて、ややポップな字体なので、字はちょっと読みにくいのだけど。)
ロンドンの雑誌の仕事をしている夫婦の話です。一章1ページから4ページくらいで
とっても、ポップな文体で書かれている本です。でも内容はやや重いかな。
たくさん笑って、たくさんじーんときて、たくさんせつなくなって、素敵な気分で
読み終えました。

○Orson Scott Card「Treasure Box」★★★★
レベルは7-8くらいかな。結構読みやすい文章なので三、四冊目のPBくらいには
いいのではないかなと思う本です。111000語くらい。
事故にあったお姉さんの生命維持装置をはずすことになり抵抗するQuentin。
その後も姉の思い出にすがるようにいきていく。姉のいない世界で夢もなくいきて、
なんとなく金持ちになってしまうが、その後ひかれる女性と出会い結婚する。
ただし、この彼女がとても謎めいていて・・・。
落ち着きがあるのだけどテンポがいい文章がいいなぁと思います。
ちょっとした描写がしっかりしているのもよかったです。
ずっと気になっていた作家なのですが、この作品が初めて読んだ作品。
不思議と気になる感じなので他の作品も読んでみたいと思います。

シェルダンでもロマンスでもない読みやすいPBをどんどん見つけていきたいです。


▼返答


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