500万語になりました。

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/11/23(17:44)]

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[報告] 4327. 500万語になりました。

お名前: ポロン
投稿日: 2003/8/20(17:18)

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 ポロンです。

 500万語を通過しました。
 100万語を通過してからは、500万語が次なる目標でしたので、
 ほんとうにうれしいです!
 いつもなら、通過本を読み終わってから報告するのですが、
 あと8万語以上あるのできりのいいところで出てきました。
 (というより、早く500万語の呪縛から逃れたかった!)

■初のプチミニ停滞

 多読開始以来、はじめての夏休み。
 あんのじょう、プチ停滞に突入しました。それも、ある日突然です。
 キャンプや旅行の遊び疲れもとれて、ふつうの日常に戻っても読めない!
 届いたばかりのMarvinもピッピもロッタちゃんもダメ。
 読みやすいと評判のPBも、登場人物がしっくりこない。
 憧れだった目標本は、感情移入できなかったらいやだからやめとこ。
 GRも絵本も読む気になれず、ちょっと読んでは読み捨てた本
 数知れず。
 どの本も、今の気分にぴったりくる本じゃなかったんです。
 今まで、忙しくて読めない日があったり、日本語読書のために
 英語はおあずけにしていたことはありました。
 でも、読みたい気持ちも読む時間もあるのに、1週間も読めなかった
 のははじめてでした。
 (1週間で停滞といったら怒られそうだけど・・・)

 この時点で、500万語は絶対記念になる本で通過したい、
 というこだわりの気持ちは吹っ飛びました。
 なんでもいいから、早く通過したい〜〜〜!!
 (やっぱり、500万語はコンダラだったようで・・・)

 日本語読書でも気持ちが合わなくて読みたくないときはあるので、
 そういうわがままな段階に入ったということにして自分を
 なぐさめ、好きなシリーズ本のThe Concrete Blondeで
 めでたく読書を復活させました。
  
 (ただ、思ったのですが、未読本をたくさんおいとくって大切ですね。
  そのときの気分に合う本がどれなのか、自分でもわからない!
  私は、未読本50冊(GR以外)ありますが、これじゃ足らないと
  思いましたもん。)

■よかった本の感想(例によって長いので、飛ばし読みでお願いします。^^)

□児童書
●Love That Dog (Lv 3) ★★★★★
  構成が変わっていて、主人公の男の子が先生に出す毎日のレポート
  (課題は詩)という形で綴られています。その中で、だんだん少年自身の
  物語が浮かび上がって見えてきます。思わず涙、でもハート・ウォーミング。
  やっぱりSharon Creech はすごい!

●Pippi Longstocking (Lv 4) ★★★★★
●The Children of Noisy Village (Lv 4) ★★★★★
  リンドグレーンはいいですね!
  今ペーパーバックで出ているものは、すべて注文しました。(^^)
  でも、少なすぎる〜〜!

●The Moffats (Lv 5) ★★★★
●The Middle Moffat (Lv 5) ★★★★
  シリーズもので、4巻出ています。
  2巻目、3巻目がニューベリ賞オナーブック。
  1940年代のアメリカが舞台。モファット家の4人兄弟のなんでもない
  日常を、温かくユーモラスに描いています。
  「やかまし村」の都会版?とでもいうような雰囲気です。

●River Boy (Lv 5) ★★★★★
  1997年度、ハリーポッターの1巻目をおさえてカーネギー賞を受賞
  した作品です。邦訳「川の少年」の帯に「椎名誠氏 感嘆!」と
  あったので読んでみたのですが、これはよかった!!
  少女の心の変化、成長を美しい文章で丁寧に描いた、静かな
  感動作です。
 
●Charlotte's Web (Lv 6) ★★★★★
  名作ですね!
  人間と動物の命の連鎖、生命のはじまりと終わりを描ききって
  素晴らしかったです。

●Anne of Green Gables (Lv 7) ★★★★★
  子どもの頃から慣れ親しみ大好きだった本って、原書で読むのが
  怖い気がしてなかなか手が出なかったのですが、予想以上に
  楽しめました♪
  何度読んでも、新たな感動が押し寄せてくる本ですね。

  Anneは、みなさんご存知のとおり、big words を使う、といって
  大人からたしなめられるのですが、原書で読むとどんな言葉の
  使い方をしているのかがわかって、おもしろかったです。
  Anneのおしゃべり、是非英語で味わってください!(^○^)
  英語は、情景描写の部分は見慣れない単語もわんさかですが、
  セリフ部分はとっても読みやすいので、邦訳で読んだことがある人なら、
  レベル5〜6の感覚で読めると思います。

□一般書
●Postmortem (Lv 9) ★★★★★
  検屍官ケイ・スカーペッタ・シリーズの第1作。
  なぜ人気があるのかがわかりました。おもしろかったです!
  ケイがすご〜く人間臭くて魅力的です。

  この本、実は300万語あたりで読もうとしました。けど読めなかった!
  なぜ読めなかったものが読めるようになったかは、下で
  詳しく書きます。
  
●Red Dragon (Lv 9) ★★★★
  大阪オフ会に参加して、Red Dragon工作にひっかからなかった人は
  いるのだろうか?≧∇≦
  
  読みました。胸がしめつけられそうで苦しかった。
  犯人像が、これでもか、これでもか、とせまってくるんです。
  あまりに生々しくて、しんどかったです。
  でも、それだけすごいってことです。
  グレアムが、あのあとどうなるのかが気がかり。

●The Black Ice (Lv 9) ★★★★
●The Concrete Blonde (Lv 8) ★★★★★
  Michael Connellyのハードボイルド、Harry Bosch シリーズです。
  このシリーズ、ここまではまるとは思いませんでした!
  シリーズものを全巻読みたいと思うことってあまりないのですが、
  3作目を読んで、絶対全作読むだろう、と確信しました。
  もちろん、続きの2冊も注文しました♪

●To Kill a Mockingbird
  今読んでる途中です。まだ50ページなので、なんともいえません。
  読めたら、映画も見てみたいです。

■Postmortemがなぜ読めるようになったか?
 
 コーンウェルは、ずっと憧れでした。
 100万語を通過してからの、目標の作家でもありました。
 300万語を通過したあたりで、一度手を出してみました。
 法医学の特殊用語が難しいのは覚悟の上で。
 でも、難しいのは特殊用語ではなく、地の文でひんぱんに使われる
 big wordsだったんです。
 (ほんとうに、コーンウェルってbig words好きな作家だな〜と思いました)

 それまで、「わからないところは飛ばす」とはいえ、読んだ語数の分、
 少しでも多くのものを吸収したい、未知単語も、せめて頭の中できっちり
 発音して、なんとかそのかけらでも脳内の無意識層にためこんでおきたい、
 という非常にあさましい根性で、「未知単語もすべて脳内音読」という、
 今から考えたらとんでもないコンダラをひきずりながら読んでました。

 ところが、コーンウェルって何音節もあるようなlong wordsを
 よく使うんです。しょっちゅう知らないlong wordsが出てくるので、
 すべて無理に音読していると、ひっかかってひっかかって、
 すらすら読めませんでした。このときは、私にはまだ無理、と判断し、
 すんなりあきらめました。
 少なくとも、ミステリーをあと30冊は読んでからにしよう、とまで
 思いました。

 でも、なんといっても目標本。本棚の派手な表紙はどうしたって
 気になります。

 で、もう一度トライしてみました。
 前回のことがあるので、今度はさっと音読できないlong wordsは
 目の端にさっとかすめるだけ、という読み方でチャレンジ!
 単語を飛ばしても、文章全体の意味はわかります。
 big wordsを飛ばし読みすると、難しそうに見えたコーンウェルも、
 あれ不思議、意外に読みやすかったです。

 コーンウェルを読みたい、という方は多いと思うので、もう少し
 書きますね。
 法医学の専門用語ですが、Postmortemに関する限り、それほど
 特殊で辞書をひかないと筋もわからないものは出てきませんでした。
 (1語だけ特殊なのがありましたけど、Google検索でヒットしたのが
  2件だけ。日本語でも私には意味不明でした。笑)
 それに、今まで読んできたミステリーの中でも検死の場面はよく
 出てきたので、その中でおなじみになった単語も多くて助けられました。
 このことは、Red Dragonでも思いました。
 何度も出てくるキーワードは、文脈の中でいつの間にかわかる
 ようになっていることは、一般書のレベルでも同じだと思いました。

 でも、「飛ばし読み」で乗り切ったPostmortemですが、今は飛ばしている
 難しい単語だって、いつかはわかるようになりたいです。
 語彙力がもっともっとほしいです。
 でも、今の私には、まだそのレベルの語彙を吸収する段階には
 ないんですね、きっと。
 それはわかってるんです。でも、今の読み方でいいのかどうか?
 どうすればそれ以上のレベルの単語も、自分の語彙にすることができるのか?
 悩みは語彙に限らず、もっと細部までわかるようになりたいとか、
 日本語に近いレベルで瞬間的にわかりたいとか、刑事同士の会話部分が
 ぴんとくるようになりたいとか、いろいろあります。
 でも、すべて1000万語読んでから悩もうと思ってます。

■その他
 読むことに関しては、分厚いPBを読めるようになった!という興奮が
 今まででいちばん大きく変化を感じられたときでした。(200〜300万語)
 ですので、500万語という大きな節目にきても、これといって
 報告できるだけのものはありません。
 でも、あたり前のようにペーパーバックを読んでいること自体が
 ひょっとしてすごいこと???と思っていいんでしょうか?
 ほんとに、1年前を思えば自分でも不思議です。
 しかも、その自分にあきたらないでいる!

 上で書いたプチミニ停滞中ですが、掲示板でシャドウイングの話が
 たくさん出ていたのに刺激を受け、読書ができないのをこれ幸いに、
 私も一からやり直すつもりで、毎日続けることにしました。
 私の場合、音にこだわった方がよさそうなので、ゆっくりの素材で
 しっかり発音することを目標に、なるべく毎日続けることにしました。
 これもあんのじょう、お盆の帰省中はあえなくくずれさりましたが(笑)
 またすぐに復活しました。
 シャドウイングに関しては、もっと続けることができて、雑感が
 いろいろたまってきたら、シャドウイングの広場に書いてみたいと思います。
  
 リスニングしたり、ネット上の記事を読んだり、読書は停滞しても
 英語とは仲良くしていられました。
 リスニングも、多読とずぼら多聴の効果か、前よりはましになったような
 気がします。が、自分のリスニング力のなさに愕然とすることもしばしば。
 でも、ネット上で楽しめるものが増えてきているのは確かな気がします。
 これも、変化があって効果を書き込める日がくればいいな〜と思ってます。

 そんなこんなで、500万語まで来てしまいましたが、掲示板がなければ、
 ここまではとうてい読めなかったと思います。
 みなさん、ほんとうにありがとうございました!
 これから、1000万語に向かって楽しい読書を続けます♪

 最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

 みなさん、Happy Reading!

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■400−500万語で読んだ本

児童書
 Lv2 Marvin Redpost #4
 Lv3 The Squirrel, the Hare and the Little Grey Rabbit
 Lv3 Love That Dog
 Lv3 Sleep-overs
 Lv3 Roald Dahl's Revolting Rhymes
 Lv4 The Bad Beginning
 Lv4 The Children of Noisy Village
 Lv4 Pippi Longstocking
 Lv4 Bloomability
 Lv5 River Boy
 Lv5 The Moffats
 Lv5 The Middle Moffat
 Lv6 Charlotte's Web
 Lv7 The Last Battle(ナルニア全巻読み終わりました)
 Lv7 Anne of Green Gables
 Lv7 The Borrowers(図書館の期限がきて返却。停滞のはじまり)

一般書
 Lv8 The Concrete Blonde
 Lv9 The Black Ice
 Lv9 Postmortem
 Lv9 Red Dragon
 Lv9 To Kill a Mockingbird

その他、絵本26冊、
 Puffin Easy-to-ReadのAmanda Pig, Oliver Pig のシリーズ、5冊。
 計 52冊。


 
 
 


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