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3276. marvin redpostの謎(ネタばれ注意)
お名前: 道化師
投稿日: 2003/7/16(14:31)
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こんにちは、ペギー双葉山さん、ヒジキストクラブの皆さん。道化師です。
ペギーさんが、懇切丁寧に#6の解説をしてくれているので、
ついでに私が感じたMarvin Redpost の謎を
どなたかに解明願いたいと思い出て参りました。
謎その1
#7で、マービンが両手にブレーキの付いている自転車に乗るのが
初めてと書かれていますが、
小学校3年で初めてって、それまではどんな自転車に乗っていたのでしょう?
アメリカでは、幼児用自転車には、ブレーキが付いていないのか、
はたまた、手を使わない幼児用ブレーキが存在するのか?
謎その2
マービン達が、学校の休み時間に遊んでいる壁にボールをぶつける
ゲームって、どんなんでしょう?
実際にあるゲームなのか、架空のゲームなのか?
謎その3
#6でノーマル君が広めた紙皿2枚を使うゲームって、
本当に楽しいのかなぁ?
実際にやってみても、何が楽しいのか解りませんでした。
一人でやってたからつまらないのかな?
(急に、父親が紙ざらの上で奇妙な行動をしているのを見た
我が子達も、興味を示しませんでした)
謎その4
マービンは上昇志向が強い?
某王国の王子になりたかったり、大統領になりたかったり。
全巻を通じているマービンのキャラと合わないような気がするなぁ。
謎その5
親友2人は、本当に親友か?
文章に親友として紹介されているだけで、
親友らしいエピソードが、ひとつも出て来ません。
逆に、イジメに乗っかってしまったり、
言ってもいないことを、既成事実のように言いふらしたり。
謎その6
Marvin Redpost は、本当に児童書なのか?
アメリカの小学校3年生は、Marvin Redpost を読んで
本当に楽しめるのかなぁ?
大人が、自分の子供時代を振り返りつつ、読むには
味わい深くて、とても面白く読めますが、
登場人物と同世代の子供が読んで、どうなんでしょう?
マジックツリーハウスのように夢の世界に行く訳でもないし、
楽しい動物キャラが出てくる訳でもない。
子供にとっては、当たり前の日常が描かれているだけなんですよね。
それも日々友人同士の間で感じている、辛かったり、苦しかったり、
悲しかったりする思いが、リアルに描かれている。
Marvin Redpost は、全巻を通じて、マービンが同級生達の
一時のお楽しみの種にされて
(簡単に言うとイジメの原型がどの巻でも見られます)、
戸惑い、悩んで、それを克服していく話です。
特に#2は、イジメられる当事者として、
そして#6は、イジメが起きて居る時の周りにいる者として、
それを良い方向に克服していく話です。
克服の仕方が#2では、安易というか、理想的すぎて、
現実的には、#6ように、マービンがしたように周りに居る者が
克服して行かないといけないでしょう。
こういう思いを自分の思いと照らし合わせて、
同化させて、心の糧にするには、相当な読解力が必要でしょう。
アメリカの小学生は、そこまで読めるのかなぁ?
作者は、大人に子供の気持ちを理解させる為に書いた、
いやマービンを通して、大人が大人自身忘れたり見ない様にしている
自分の気持ちを見つめ直させる為に書いた
「大人の為の子供の本」って言う気がします。
でも、巻末の広告を見ると子供に売ろうとしているんだよなぁ。
それが、Marvin Redpost 最大の謎です。
(謎でもなんでもないかな)
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