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今にして思うと単に無謀だったのでは? という気がする私です。
でももう戻れません(笑)。
さて、「アラン史略」ですが、はい、そのお話ですー。
ファンタジーとしても結構いい本だったんですが、そっち方面の印象が
強烈ですよね(笑)。で、今回の本も読み始めてみたらやっぱりそういう
世界が……。内容的にはこの作家らしい、緻密なタペストリーをいろんな
角度から眺めていくような物語展開で、いい感じなんですけどね。文章は
私の印象としてはちょっと難しめです。怪しい日本語は、少女マンガと
言うよりは「クロサワ映画」か? という感じ。地名や人名にちょっとずつ
混ざっていて、火を吐くドラゴンのいる西洋中世風の異世界とはかなりの
違和感があります。日本人が読むと大爆笑です。
ちなみに、そっち方面(笑)に興味がおありでしたら、実は前述のLackeyの
3部作のうちの 1つ "The Last herald mage" が超おすすめです。
シリーズの中の1作ではありますが、この3部作は他の物語からは独立して
います。文章も割と読みやすくて簡単ですし、号泣することうけあいの傑作です。
いやあ、泣いたなあ。表紙はファンとしては許せないものなんですけどね(笑)。
マキリップの作品、私もお気に入りです。「サイベル」はマンガも良かった
ですけれど、やっぱり原作の方が好きですね。でも、今のところまだ、
「日本語で読んだことのない本」だけを読むようにしているので、その辺を
買ったり読んだりするのは先のことになりそうです。読んだことのある本だと
どうしても手を抜くし、興味だけで読み進むことができなくなってしまうと
さすがにつらいんですよね。私もまだまだです。そして、
>そうそう、その作者の他の作品も読みたいのに、どうやら翻訳されてない
>というの、ありますよね。今後の楽しみがいろいろあって、嬉しいことです。
これはほんとにそう思います。PBを読めるようになると、ずーっと読みたいと
思ってた本が読めるようになって、宝の山がどこまでもって感じなんですよね。
だから、実は、「前に読んだ本を読んでる暇なんかないー」っていうのも
あるんです(笑)。まあ、友人に「原書の方がずっと面白い」と強力プッシュ
されている「ハリポタ」と、昔から大ファンで映画を見たら読みたい熱が上がって
いる「指輪物語」はそのうち読もうかなー、とは思っているんですが。
ええと、次に控えてるのは、最近存在を知って「これは速攻買わねば」と思った
あの「ダールワス・サーガ」の続編です。と言っても昨日発注したばかりで、
まだちょっとかかるはずですし、"Dragon's winter" にあと2週間くらいかける
予定(笑)なんですけどね。
では、これからもよろしくお願いいたします。