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お名前: HANAE
投稿日: 2003/6/29(22:10)
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しおさん、もうすぐ600万語到達おめでとうございます。
いつもしおさんを先生と敬っている初心者マークのHANAEとしましては嬉しいレポート。じっくりと拝見させていただきました。
そしてやっぱりしおさんのレポートには励まされます!!!
〉3)もやもや感、焦り
〉5月頃、やっぱり、何百回聞いても聞こえないところは聞こえないのではないか、ただたくさん聞いているだけでその限界を突き抜けることができるのだろうか、と、もやもやとした悩みを感じるようになりました。先ほど書いた「アメリカ口語英語 アメリカ生活編」をついにディクテーションしたのがきっかけです。
〉この本は25の話題について、それぞれ1分程度の英語の説明文と、これに関連する1分程度の会話がついています。
〉★説明文はほぼ完全に単語ひとつひとつ聞こえる。95〜100%の正答率。
〉★会話は、正答率がぐっとおちて70〜93%くらい。
〉 70%というと高い印象がありますが、間違えた部分をマーカーでぬると半
〉 分以上が色がついているくらいにみえます。そして、話題も釣りにいこう
〉 としている、くらいしか分からず、ごちゃっと聞こえます。聞こえないとこ
〉 ろは決まって、the, ain't, it, in, on, to, would, some, get ,
〉 a little他、短い音節の基本語とそのつながり。
〉★テキストを見た上で、何回聞いてもそういっているとは思えない文が10個
〉 以上はある。
〉この教材は、題材はとても古く、音楽の話だとジュークボックス、大統領の話だとニクソンの失脚の話がでてくるのですが、速さもしゃべり方も非常にナチュラルです。
〉だからこそ選んだのでしたが、テキストを見たついでに分速を計算してみたら説明文は分速162〜180語、会話は分速190〜240語でびっくり。(部分的に250語以上でしゃべっているところもあると思う)
〉これじゃ聞けなくても・・・と思いましたが、これが現実の会話でしょう。
〉この頭打ちっていうのは、どうしたらいいのか。
〉聞こえるところが増えていくけど、ある程度までくると限界があって、あとちょっとのところがどうしても聞こえない。
〉繰り返し聞くだけでいいの?
〉たくさん聞くことで何でも解決できるの??
〉何の話題について話してるか分かればそれでいいんじゃないのと思おうとしましたが、やっぱり納得がいかない。几帳面すぎるのか・・・。
〉なんだか多読についての悩みに似ているなあと思いました
これが特に私と全く一緒の感情なので驚きました。しおさんでも???という感じで読んでおりましたが、やはりしおさんもこのような苦労をされているからこそ私達の気持ちがわかるのねと納得。私もちなみに上記、かなり悩んでおります。私の場合、やはりリエゾンなど短くなっちゃうものはディクテーションできない可能性大。そういうものはいくら聞いてもだめなときはだめです。でも一度解答を聞いてしまうと今までが嘘のようにちゃんと聞こえるんですよね。本当になんでだろう。
〉4)嬉しいできごと
〉そんなもやもやした気持ちのなか、嬉しいことが。
〉4月から聞きはじめたAFNが、6月半ばになって番組によってはくっきりわかるようになり、明るい気持ちになりました。(まだ聞こえない番組のほうが多いです。誤解しないでください)
〉「せっかく聞いているけど、朝の番組は音楽が多すぎていやだなあ・・・ラジオドラマや朗読が聴きたい」と最初は思いましたが、これが利点でした。
〉朝のうちは、音楽をはさみながら天気、映画情報、ニュース、基地情報、行事など、ほぼ同じような短い内容が繰り返し放送されています。つまり、聞き逃してもまた聞けると安心できるのでイライラしません。
〉家事をしたり、子どもが大きな声でしゃべり続けるなか聞くため、ラジオがろくに聞こえないことが当たり前の状態ですから、これはありがたいです。そういう「お知らせ」みたいな放送はよく分かるようになりました。
〉そのうち、朝5時からのNPRのニュース番組(All things considered)もながら聞きするようになり、特派員リポートもよくわかるようになりました。各時報ごとに放送される5分くらいのAP Network Newsはずっと速いのでまだごちゃっと聞こえることも多いのですが、もし新聞を読んでいればもっと分かるだろうと思います。
〉逆に全然聞き取れないのが、朝のDJ(2人の男性)のたわいないおしゃべり、リスナーからの電話(そんなに速い訳ではないのに)、ジョーク番組です。ほんとうは、こういう雑談のほうがネイテイブの人にとっては易しいはずですよね。ジョーク番組はあきらめてますが、雑談は聞き取りたい!
これを読むとあ、ひょっとして私もまだまだ時間はかかるだろうけどちょこっと分かるようになるときが来るかも!と期待が持てます。ありがとうございます。やっぱり何事も一歩一歩なんですね。
〉5)シャドウイング
〉シャドウイングはほとんどまともにやっていません。昨年1年間、家族が起きてくる前の朝6時15分〜35分くらいまで、基礎英語2,3をテキストなしで聞いて真似していましたが、講師の後を復誦するだけなので、シャドウイングとちょっとちがいます。
〉この4〜6月は、リスニングのもやもや感を払拭するきっかけになるのではと思って、シャドウイング素材をさがしました。音とリズムが面白いものにしようと思い、Dr,Seussの"The Cat in the Hat"に決め、ときどきシャドウイングしています。登場人物のやりとりと猫のめちゃめちゃさが面白いです。
あ、シャドウイングは録音はしているもののついさぼりがち、いけませんね。引き締めなくては。
〉6)おわりに
〉気づいてみると、多読に忙しいため、結果的に文字を見ないで音だけ聞く状態を1年半以上続けていました。多読をしてなかったら、ながら聞きや多聴はしてなかったのではないかと思います。
〉いま思えば、お気に入りの面白いものを数回聞いて、気になる音があれば、気軽に文字をみて納得する。スクリプトや字幕がなければ、それはそれでよし、気にせずたくさん見る、ぐらいでよかったのではないかと感じます。
〉と悟ったようなことを書いてみましたが、まだどうしたらいいかよく分かりません。細かいところまで聞き取りたい、でも、どう進めばいいか、心が定まらず、正直迷っています。
〉1年半以上1本のテープを聴き続けて、「これは何といっているのか」と耳をすませ続けた事実も無視できない気がします。
〉DVDを見続ける事は間違いないと思います。とても楽しいです。一緒にシャドウイングしたくなったらシャドウイングするだろうし、ディクテーションしたくなったらディクテーションするだろうと思います。たくさん見て、そのうち感動して何十回でも見たいと思うようなDVDに出会えたらなと思います。
〉先日12年ぶりにレンタルビデオ屋の会員になり、噂の"メメント"のビデオと、もうひとつ"F R I E N D S "のDVDを借りました。メメントは衝撃でした。私も巻き戻してまた見てしまいました。"F R I E N D S "は笑えるシーンが多くて、とても気に入りました。2回くらい英語音声でみて、次に英語字幕でみたので内容が全部わかってとてもすっきりしました。分かった後に英語音声で聞いたら爽快(笑)
〉ごちゃごちゃ試行錯誤している間に自分のスタイルが決まってくるのではと期待しています。それで、何か進展を感じたら、また報告したいと思います。
〉ずいぶん長くなってしまってすみません。最後までつきあっていただいてありがとうございました。
是非是非ご報告をお待ちしております。本当に貴重な体験談をありがとうございました。
これからもHappy reading☆
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