Re: かのんさんへ

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/9/29(05:56)]

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2425. Re: かのんさんへ

お名前: トオル
投稿日: 2003/6/22(12:11)

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かのんさん、こんにちは。トオルです。

タドキストは十人十色なので、読み方も人それぞれです。
それでもある程度は同じような感覚で読まれていると思いますので、
私の場合の読んできた感覚を話します。

最初から私の目標はイメージしながら読むことでした。
しかし、イメージできる場合とそうでない場合があり、
そうでない場合は大体、脳内音読しています。
脳内音読していても発音はほとんど意識していなくて
適当に読みつけています。
読む速度は、150〜200words/minぐらいです。
イメージできてくると、単語一つ一つは読んでいる感覚はなくて
文を「かたまり」で認識して、キーワードも拾うことができています。
かのんさんが示した例だと、「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」
という川端康成の『雪国』の文章では、「トンネル」「雪国」の2つが
浮き上がっていると思います。
イメージで読めているときは速度を計ったことがないですが、
感覚では180〜250words/minぐらいで読めていると思います。
脳内音読とイメージ読みとの関連ですが、
イメージできるているとき=イメージ読み
イメージできていないとき=脳内音読
となっています。

あとイメージ読み=単語をイメージに変換することではありません。
英文のかたまりをイメージに変換しています。
「目」という名詞だけでは悲しいのか、楽しいのか、怒っているのか、
喜んでいるのかわからないのでイメージしにくいですよね。
だから名詞だけでなく、動詞や形容詞なんかも含めてイメージしていると
思います。(あんまり意識したことはないので上手く説明できませんが)
とはいってもキーワードはイメージに変換できないことがあって、
絵本ややさしい本を読んでいると名詞はもちろん、形容詞、動詞の
イメージが頭に入って来やすいのです。
難しい本を読んでいるとストーリーを追うのに一杯一杯でなんか余裕が
ないんです。

あとイメージ読みの効果ですが、読むときに満足感が高いというだけでなく、
話したり、聞いたり、書いたりするのもいいと思います。
イメージして英語でそのままアウトプットするのです。
相手が話しているのを聞いて、自分の中で日本語に直して、言いたいことを
日本語で文章にして、英語に直して、自分が話すでは全然、役にたたない。
相手が話しているのを聞いて、そのままイメージして、英語でそのままアウトプット
するというのができるといいと思っています。

最後にキーワードの抽出ですが、私の場合は読み飛ばしをしていたらできるように
なりました。読み飛ばしに向いているのはFamous Five、不幸本あたりです。
不幸本は語彙が難しいので、Famous Fiveのほうがいいと思います。

読みに関しては以上です。

参考になっているのであれば、
次は発音とシャドーイングと多聴について説明したいと思います。

Happy Reading!!


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