[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/11/26(07:53)]
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
お名前: shin
投稿日: 2002/9/23(15:50)
------------------------------
ターボーさん。shinです。こんにちは。
2つもレスつけてすいません。
キンモクセイの香りがして外は秋。快適です。
〉amazonで見て、何を血迷ったか無謀にもPaul AusterのMr. Vertigoを最後まで
〉(そのときは)楽しんでしまいました。
>しかし、その後、どうも調子がよくないのです。無意識のうちに背伸びしていたので>しょうか。
こちらにはまだきていませんが、確か、kirinoさんも「背伸び」についてふれてい
ました。
私の場合、それほどのPBを読んでいるわけでもないので、「背伸び」の仕方につ
いて確たるやり方があるわけでもないのですが...「背伸び」も読書の原動力の一
部になってます。
もちろん、読んでいる本が難しいと判明したら、「釣り人読み」のように横滑りし
たり、「パンダ読み」のように戻ったりと、いつでも安心して一時休止できるような
装置?がバックにあるから、深追いして深手を負うまでにはなっていませんが、少し
だけ痛い思い(「小失速」)はしてます。
でも、「背伸び」の気持ちを全くなくしたら、読書もあまり面白くなくなってしま
うかなとも思います。
「背伸び」の幅をどこまでにするかとか、「背伸び」して楽しく読めてしまったけ
ど、その後、どうケアするかとか(「フル・マラソンでいきなり完走できたけど、そ
の後、筋肉が張ってしまって、ジョギングもしたくない」みたいな)...
「背伸び」についての経験って、掲示板では、あまりたくさん書かれていなかった
ような気がするのです。
単に見落としているだけかもしれませんが、むしろ、「わかる本をたくさん読んで
いくとそのうち上のレベルが読めるようになる」という原理にプラスして、「書評」
が複数のルートを教えてくれていたから、「背のび」で怪我する人があまりなかった
のだと思います(私の場合はまさにそうです)。
ディケンズのオリバー・ツイストの原著を覗いてみたのですが、クラシックとして
は薄い割に、中を見ると、一昔前の?「大学受験の参考書のような文章が並んでいる
(ように感じました)。こらあ、ちょっとまだ無理。やめとこ」と思いました。
本を見て、自分には「背伸びだ」とわかる本ならいいし、wpmが目安になることもあ
るかもしれませんが、書き手の文体、ペースによってはそれも簡単には適用できない
ときもあると思います。
背伸びの経験とともに、もう一段、高みに行くためのルートというか、ルート群が
書評で集まってくると面白いかなあと思ったりします。
▲返答元
▼返答