[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/11/23(21:28)]
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お名前: 成雄
投稿日: 2003/5/31(01:01)
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杏樹さん あずきさん 円さん 本当にありがとうございました。
あらためて書きますが、今、英語が出てこないことについて
否定的に捉えているわけではありません。気楽に待っている感じはあります。
テストとかレポートとか英文を要求されているわけではないし。
私の伝え方が下手なのだと思いますが、整った正しい文章が出てこないからとか、
100%の意思を表現したいとか、の話ではないと思っているのですが…。
酒井先生がイギリスに行かれて、
私の好きな作家でもある Jennifer Bassett さんにお会いした話がありました。
その話を読んだ時にも感じたのですが、
例えば、Tim Vicary さんに御礼の英文を書きたかったけど、
どう表現してよいのかわからなかったんです。さっぱり何も出てこない。本当に。
彼の本のレビューを日本語では何本か書いているのに。
なんで英語で読んで感動できたことを英語で書けないんだろうという単純なことなのです。
自分は英語の本を読んでも英語で理解していないのではないかということです。
この話題を自分の中で考えていて、円さんの報告を読んで強く聞きたくなったのです。
で、この何日か、う〜んとうなって(何時間もかけて)、掲示板に英文をひねり出してみたと。
その結果、今日になってみたら、この投稿を考えるにあたって
例えば Tim Vicary さんに
I want you to write much new books.
If you not mind to write Japanese middle period what I want to read one.
といったレビューで書いたことを英語化することができました。many/much not/don't
what/that をはじめ作り方は適当ですが。自分でも少し驚いています。嬉しいです。
でも、これだって日本語 → 英語 の回路であって、最初から英語で考えてはいないと思うんです。
数ヶ月間のうなった結果であって。
だから、英語で考えるって、どういうことなのか知りたかったんです。
また、日本語 → 英語 の回路っていうのもまずいんじゃないかなぁとか。
そんなクセをつけない方がいいのか、それとも、とりあえずうなって書いてみる方がいいのか。
酒井先生の主張ははっきりしていて、「読むだけでいい」。
この指導が嬉しかったのは、
最初にGR本を読み出した頃、最後部に Activities テストが付いていて
読んでも何もわからない。何も書けない。とガックリしていたところ
酒井先生が「そんなのはやらなくていい。たくさん本を読めばいい」と
掲示板で言われていたことでした。
英語というと学習するものというのが常識でしたので、とても気が楽になりました。
読んで楽しければいい、と。これでどんどん読むことができました。
で、いまの自分はかなりの量の英文に接してきた。PBは読めないけれど
児童書ならやっと、少しは楽しく読めるようになった。
これを拡大するには4つの力を強めて行く必要があるのではないかと考えだして
いるのです。
英語圏の児童たちだって、ライティングの学習をしている。いま手元に
Writing With Style (ISBN: 0590254243) という小学生向けの本があります。
古川先生が以前掲示板で紹介された本です。書評にも載っています。
この中で、動詞の単数・複数の使い方の間違いやすいポイントが書かれています。
Wrong: One of the boys are missing.
Right: One of the boys is missing.
考え方は
One is.
One is missing.
One of the boys is missing.
これが基本だと。彼らでも間違えるんだと。
PBのように、どんどん文章が複雑になっていくと
こういうことを理解していないと難しいのではないか。自分がなかなかPBまで読めないのは
こういう基本を理解していないからではないかと。
書くという行為によって、初めて、単数と複数の違いを理解できる場合が
あるということです。複数の複数表現だって、読んでいる時は見えている気はします。
でも、理解度は低かったということです。ざるで水をすくうということです。
個人で本を購入するには限界があります。
ちょっと今日、自分の既読の購入本を数えました。
レベル0:23冊
レベル1:29冊
レベル2:56冊
レベル3:111冊
他に絵本、20th Century Children's book Treasury と、同サイズ約10冊等々
今はレベル2で100万語をめざすことも推奨されているので、
これでも少ない方なのかもしれません。
でも、レベル0〜3の本をたくさん読める環境がない場合、
書くという行為も多読を進めるうえで十分有効なのではないかと思うのです。
SSSは辞書を使うなと言っているわけではない。
辞書の英文が理解できないのに使えはしない、と「今日から100万語」で言っています。
同じように、多読開始時に英語など頭に浮かんでくるわけがない。でも感動することもできる。
だから、たくさん読めばいい、と。
そのうちあふれてきて、書けるようになるということだと思います。
円さんも、それでOKだったという話。
だから、知りたかったし教えて欲しかったのです。
今回 円さんの報告がきっかけで、多くの方が自分の「書く」という感覚を
アドバイスしてくれました。
杏樹さん あずきさん 円さんには直接お返事をいただき感謝してます。
英語で考えて英語で出力するということについては
まだ、あいまいなのですが、とりあえず書きだしてみたいと思います。
ありがとうございました。
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