------------------------------
〉〉私がスティーブンキングを読んでいつも思うのは、回りくどい表現が
〉〉多くて、きっと英語だったら何書いてあるのかわからないだろうなあ、
〉〉ということです。
〉〉「首吊り死体」のことを「あいつが木にぶら下がってるのを見ることに
〉〉なるだろうよ」などと書いてあったりするので、日本語で読んでても
〉〉「これ、何?」って一瞬考えることがよくあるんです。
〉〉まあ、私が察しが悪いというのもあるんでしょうが。
〉まぁ、翻訳者がまんま訳しているという場合もあるのでしう。
〉hanging himself を「自分自身を吊るした」なんて訳されたら、それこそ
〉まわりくどいですから。(Kianさんの挙げた例がそうだと言っている訳では
〉ありませんよ、念のため ^^;)
〉レトリックとしての言い回しと、言語の性質上説明的になるしかないものの
〉区別は、きっとプロでも難儀な課題なんだろうと思います。
〉で、キングの作品を読んでいて、それ程まわりくどさは気にならない
〉です、わたしは。ただ、細部に神が宿るではありませんが、具体的な
〉細部を書き込むことでリアルさをかもしだすという彼の手法には、
〉しばしばうんざりして、そういうところは読み飛ばしてしまいます。
〉あ、邦訳の話ですよ。
そうですね。翻訳者の訳し方にもよるんでしょうね。
読み手によってもすごく印象が違うんですね。勉強になりました。
〉〉よく、アメリカ人はストレートで、日本人は奥ゆかしい、
〉〉などといいますが、小説やスピーチのジョークに関しては、
〉〉アメリカ人ってすごくひねくれてるというか、回りくどいというか、
〉〉・・・・まあ、それがわかると最高に楽しいのですが。
〉まりあさんとは別の角度ですが、米国人(括っていいのか?)は
〉一般に、抽象化あるいは一般化した表現を嫌うようです。
〉それは、あるいは、複数の文化が混在している為、イメージの
〉取り違いが大ごとになることから、敢えて具体的な表現を好むの
〉かもしれませ。またその延長で、比喩がやたらと多いケースも
〉見受けられます。特に一般書或いは啓蒙書の類は、なんでこんな
〉まわりくどいたとえ話が多いんだ、却って分かりにくいじゃん、
〉っていうものがあります。専門書でもしばしば見受けます。
〉ですから、よく言われる米国人の「ストレート」さというのは、
〉まわりくどさの反語ではなく、積極的にコミュニケーションを
〉取ろうとする傾向がよく見うけられる、という意味でしょう。
〉以上、経験値混じりの私見でした。
たしかに米国人一括りにはできないような気がする。
比喩が多くてわかりにくいのも(あくまで私にとってですが)
そういうことだったのかあ。
謎が解けた気がします。どうもありがとうございました!