「不幸本」で200万語通過♪

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[報告] 1208. 「不幸本」で200万語通過♪

お名前: ヨシオ
投稿日: 2003/5/24(21:40)

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みなさん、こんばんは。ヨシオです。

「不幸本」で、200万語を通過しました。12月29日に100万語を通過して
から、147日。2月23日に150万語を通過してから、91日でした。200
万語の通過は、ぜひ「不幸本」で、と思っていましたので、うれしいです♪
(「不幸本」で「うれしい」は不謹慎かも(笑))

150万語の報告の時に、OBW4が読みにくいと言いましたら、沢山の方からアドバ
イスを頂き、PGR4や児童書を読み出したら、180万語あたりから、OBW4が読める
ようになりました。皆さん、有難うございました。

さて、報告です。

	   Books	 Words
M Redpost   4		 30,800 
OBW3     1		 11,000 
PGR4     9		166,000 
OBW4     3		 43,000 
HGR4     2		 23,000 
Animorphs   2		 67,000 
L4 Others   6		155,000 

Total        27		495,800 

面白かった本:(レビュー済み)

○ANIMORPHS #1 The Invasion / K.A.Applegate / L4
各章が短くて読みやすい。話は、荒唐無稽かもしれないが、次にどうなるのか、ど
んな生き物に変身するのか、どんどん読んでしまう。特に、LizardになってSpider
を食べるところが面白い。Nooooooooo! I Screamed inside my head. But too late. 
悲鳴をあげたところが想像できるな。自分のお腹の中にSpiderが入っているなんて、
ゲ〜だ。2巻目も買おうかなと思わすのはさすが。これにはまっている人が多いこ
とが分かる。
○ANIMORPHS #2 The Visitor / K.A.Applegate / L4
Rachelが主人公の巻。前半はすこし退屈なところもあったが、後半からどんどん引
き込まれ、最後はいったいどうやって窮地を逃れるのか、って心配した。動物に変
身する能力だけで、強大なAlienに立ち向かう子供達。誰がControllerかわからない
中での戦い。でも、毎日、学校はあり、宿題も出る。勉強時間が足りなくて試験で
Cを取ってしまった、という会話には笑ってしまった。
○Evening Class / Maeve Binchy / PGR4
邦訳を知っているので楽しんで読めた。SignoraがItalyから帰ってきてからの話が
多いが、邦訳では、SignoraがItalyのSicilyに居た時の話が、結構ページを割いて
いて面白かったし、感動したので、ちょっと残念。それでも、Evening Classに集っ
た各人の人生が、SignoraとAidanによって、変わっていき、それぞれ交差するとこ
ろがよく描けている。Maeve Binchyの「祈りのキャンドル」も第二次世界大戦前後
のIrelandを描いていてとてもいいので、原書で読みたい。
○On the Beach / Nevil Shute / PGR4
北半球で起こった核戦争の死の灰のため、Melbourneより北の都市や町から、人々
がだんだんと死んでいく。物語が進むにつれて、都市や町がXXX was dead. と繰り
返し書かれ、それがだんだんとMelbourneに近づいてくるのがとても怖い。実際に
は、もっと暴動が起こるのではないかと思うが、あまりにも淡々とした書き方が、
より恐怖を生んでいるようだ。
○Little House in the Big Woods / Laura Ingalls Wilder / L4
今の日本ではとっても想像できないことだらけだ。家の側に熊や狼がきたり、
Lauraたちが熊の肉を食べたいと思ったり、Cheeseを自分達で作ったり。自給自足
の生活にも、Dance Partyがあったり、PaがFidleを演奏して歌ったり、Sundayには
きれいな服を着て一日静かに過ごしたり、やはり西洋人の生活だな。American(そ
れも白人)が自分達のRootsと思う生活なんだろう。なんでも自分達で行い、自分
の身は自分(銃)で守る。そして、敬虔なChristian。
知らない言葉が多かったので、自分の力のなさでマイナス1です(涙)。
○My Humorous Japan3 / Brain W. Powl / L4
このシリーズを読んで、これで3巻目である。今回も、面白い。オバタリアン(ち
ょっと古いが)の生態や自分がソ連(これも古い)のスパイと間違われたこと、日
本人の綺麗好きのこと、などなど。西洋人から見たらそう思うのかとか、日本の方
がいいねとか、なるほど(♪)、と思わせるエッセイである。朝の通勤電車(10分
間)に読むにはちょうどいい。
○There's a Boy in the Girls' Bathroom / Louis Sachar / L4
初めてのSachar本。最初はなんでこんな題がついているのかと思っていたが、読み
すすめると納得。クラスの嫌われ者だが、自分の部屋では人形達と話をするような
繊細な心を持ったBradley。みんなは理解してくれないが、初めて自分を受け入れ
てくれる人が現れた。「自分の好きなことをすればいいんだよ」こんなことを言っ
てくれる人は今までいなかった。でも、子供の心がわかる人は、大人からはなかな
か理解されない。Carlaのように、こんな風に子供の気持ちを聞いているだろうか
と反省。
○Falling Leaves / Adeline Yen Mah / PGR4
これが小説でなく自伝であることにショックを受ける。Adelineは、富裕な家族に
生まれながら、なんという厳しい生活を送ってきたのであろうか。母親代わりの
Aunt Babaは、She wanted me to go to college - the ticket to escape and 
independence. と願っていた。その期待に応えてAdelineは、勉強でいつも優秀な
成績を修めていた。それにもかかわらず、父親と義母からは愛されない。逆境にも
怯まず、自立をせざるをえなかったAdelineの半生にとっても興味を覚えた。
○The Picture of Dorian Gray / Oscar Wild / PGR4
美青年を愛する画家、その画家の友達の貴族、なんだか妖しい関係か?と思ってし
まう始まり方だ。貴族の影響を受けて美青年は恋人、友達、周りの人に無慈悲な行
動を知らずにか、意識してか、とってしまう。顔は心の鏡と言われているが、自分
の顔は若く無垢なまま、その心は絵に描かれた顔に現れ、だんだんと醜悪になって
いく。覆いをとった時の絵を見る時の怖さ。なかなか面白かった。
○Gone with the Wind part-1 / Margaret Mitchell / PGR4
南北戦争を背景にした壮大なスケールの小説として有名な作品だが内容を知ったの
は初めてである。南部で南北戦争の戦火に追われながら、気丈にたくましく生きて
ゆくScarlett。生家のためなら、愛情の無い結婚でも、周囲の噂を気にせずにすす
んでいく。Melanieと結婚してしまった、紳士だが非常時での生活力に弱いAshley、
情熱的でどんな時でもわが道を行くButler。この二人の男性の間でScarlettはどう
してゆくのか。そして、南北戦争の行方は...。GRでも読み応えがある作品であ
る。
○Gone with the Wind part-2 / Margaret Mitchell / PGR4
"Because tomorrow is another day."この台詞って「風とともに去りぬ」のScarlett
が言ったのか。知らなかった。日本語では「明日は明日の風が吹く」か。
ScarlettとButlerは結婚したが、どうしてもお互いの気持ちがすれ違ってしまう。
色々なできごとのあと、男性2人と別れたScarlettは、一人Taraに帰っていく。
「そうだ、Taraがある。」"I'll go home to Tara tomorrow.!"
Scarlettは、美人で、気丈で、積極的で、その時代から進んでいた女性。ただ、自
分の気持ちが強いため、男性2人の気持ちを理解していたように思えない。近くに
Scarlettのような女性がいたら、ちょっと疲れるかもしれない。女性の方のレビュー
のようには、Scarlettに感動しなかった。「自分勝手だな」とも思う。でも、この
物語は面白く、おすすめである。
○Dear Mr. Henshaw / Beverly Cleary / L4
日記も含めて、すべて作家のMr Henshaw宛に書かれている。転校した学校で、デザー
トが抜き取られるというLunchbox事件は起こるが、特別にハラハラする出来事が起
こるわけではない。しかし、読んでいると静かな感動を感じた。両親の離婚でLeigh
が受ける悲しみと痛み。Mr Henshawのアドバイスで日記をつけはじめ、文章も心も
だんだんと成長するLeigh。静かだが、ジ〜ンとくる読後感である。
○Footprints in the Jungle and Other Stories / W.Somerset Maughm / HGR4
Somerset Maughamの短編集というと、大学の教養課程の英語の授業を思い出す。3
つの短編とも、読みやすく、物語に引き込まれてしまう。このうち、The Taipanと
Giulia Lazzariが面白かった。特に、Giulia Lazzariの最後の言葉には胡椒が効い
ている。
○Marvin Redpost #2: Why Pick on Me? / Louis Sachar / L2
ちょっとの誤解から、皆からのけ者にされたMarvin、2人の親友からはただの友達
だと言われるし、先生からも誤解されるし、どうしたらいいのか。そんなとき、妹
のLinzyの一言で...。Marvinは、問題から逃げないで、立ち向かっていった。
Redpost一家の仲のよさ。LinzyはMarvinが大好き。そんなことが伝わってくる。い
い話だった。
○Marvin Redpost #3: Is He a Girl? / Louis Sachar / L2
男の子は女の子のことが分からないし、女の子は男の子のことが分からない(こっ
ちは想像だが)。だから小説やTVで男女が逆転した話が度々取り上げられるのだ
ろう。今回のMarvinは、肘にキスしたおかげで、女の子の気持ちが分かりだす。自
分は女の子になっちゃうのだろうか、と心配するMarvinがおかしい。でも、相手の
気持ちをわかるって、とっても大切なことなんだな、と思った。
○Marvin Redpost #4: Alone in His Teacher's House / Louis Sachar / L2
よかったな。こんな展開になるなんて、読み始めた時には思いもしなかった。Sachar
にやられた。WaldoはMrs Northの老犬。先生の留守の間の面倒をMarvinがみる。で
も、こんなことになるなんて...。代理の先生やクラスの友達たちの言葉に、読
みながら憤慨してしまった。でも、こんなこと、世の中には、あるだろうな。
It's unfair. 帰ってきたMrs Northがいい。Marvin Redpostシリーズは4冊めだが、
これには、★5つ、あげちゃう。
○About a boy / Nick Hornby / PGR4
人生に責任をとりたくない気楽な身分のWill Freeman(なんというnaming)。Single 
Parentsの会のpicnicで12歳のMarcusと知り合う。WillとMarcusのRelasionshipだけ
でなく、Marcusと友達、母親、父親、等々との人間関係に発展していく。人間が生
きていくには、人と人の関係が大切である、一人では生きていけない、と読んでい
くうちに感じさせる。短いページ数で、色々な人間関係を考えさせるところは、う
まくGRとしてまとめている。映画も見てみたい。
○American Pie / Kay Hetherly / L4
一日で読めた。以前読んだMy Humorous Japanの3冊と比べて、時代も新しいし、そ
れにEnglandではなくAmericaであることも興味を引いた。著者はTexas生まれ。Texas
とJapanとの比較とか、TexasとNew Yorkとの比較なんかも面白い。America内部の方
言の違いものっている。また、Country(田舎)に対する米国人のあこがれと、日本
人の感覚の違いが面白い。そういえば、英国人もCounty Lifeを望ましいものにあげ
ていたな。活字の色が、黒でなく、おしゃれです。
○Mr Midshipman Hornblower / C. S. Forester / OBW4
英国がフランスと戦っていた時代の海軍士官の物語である。海軍や海事用語は巻末の
Grossaryで理解できた。港にいるのに船酔いするような若い海軍士官(候補生か?)
のHornblowerがだんだんと立派な士官になっていく話が続く。船が沈んだり、敵につ
かまったりと色々と冒険があり、面白く読めた。
海軍士官の教養で、LatinよりMathematicsの方が大事だと艦長が言うのが面白かった
が、読み進むうちに、海図も読めなければ海軍士官とは言えないとわかり、
Mathematicsは必須なんだと納得した。そういえば、砲術士官もMathematicsができな
ければ、大砲を目標に当てられないのだ。
○The Bad Beginning / Lemony Snicket / L4
装丁が良い。イラストの3姉弟妹がカワイイ。不幸になっても、健気にがんばるとこ
ろがイイ。妹を助け出そうとしているVioletを、but those who knew her well knew 
that when she tied her hair up in ribbon to keep it out of her eyes, it meant 
that the gears and levers of her inventing brain were whirring at top speed. 
と描写しているところが、よくVioletを表していて面白かった。不幸が続き、やっと
これから幸福になれるかな、と思わせる後に、また次の不幸を予想させるなんて、ニ
クイ。2巻目も買いたくなってしまう。

3周目は、SSS Advanced Setを買って、PGR5を読み、レベル5に慣れたら、本棚にあ
る、Walk Two Moons、Missing May、Lily's Crossing、The Vicar of Nibbleswicke、
The Twits、そして、一度は投げ出したThe Velveteen Rabbitを読むぞ!

それでは、みなさん、Happy Reading!

▼返答


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