[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/11/23(16:33)]
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お名前: TORA
投稿日: 2003/5/23(00:35)
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みなさんこんばんは、TORAです。
最近、掲示板にあまり書き込みをしていないので緊張していますが、
今日は、TOEFLのことと、留学のことについての報告です。
○○語達成という報告でないので、この広場に書き込んでいいのか迷いましたが、
留学のこともTOEFLのことも多読を通して進んできたこと、
そして、掲示板のみなさんに助けられてきたことなので、報告したいと思い書くことにしました。
また、私の最近の多読についても書こうと思います。
・2001年夏
留学を目指し、TOEFL用の問題集を多数購入し英語の勉強を始めました。
・2002年2月
初めてのTOEFLのテスト。結果は、CBT147点(PBT467点)でした。
TOEFL用の勉強を一生懸命していたのに、思うようにスコアが出ずがっかりしました。
しかし、初めてだったということもあり、しょうがないかとも思いました。
・2002年7月初め〜8月終わり
7週間、アメリカのキャンプ場に行ってきました。
語学の勉強にいったわけでもなく、また、あまり積極的でないので、
自分から英語を使って話すことはあまりできず、ほとんど英語に関しては伸びなかったと思います。
ただ、リスニングについては、少しだけ聞けるようになったかもしれません。
・2002年9月
アメリカで、あまりにも英語を使うことができなかったので、
今までどおりTOEFL用の勉強ばかりしていていいのだろうかと思いはじめました。
そんなとき、伯母からもらった、「快読100万語!ペーパーバックへの道」を数日かけて読みました。
そして、書いてあることに納得し、翌日、新宿のブッククラブに入ることにしました。
読書相談会で酒井先生から、「留学までに500万語読むように。」
また、TOEFLのための勉強については、「多読だけでよい。」と言われました。
その時なぜか、酒井先生の言うことに従って、多読だけをしていこうと思い、
英語の本ばかりを読む生活がはじまりました。
・2002年11月終わり(200万語ぐらい)
2回目のTOEFLのテスト。結果は、CBT187点(PBT517点)でした。
2月の時のスコアよりなんとCBT40点(PBT50点)も点数が上がっていました。
こんなに点数が上がるとは思っていなかったので、びっくりしました。
アメリカでの生活でリスニングの力がアップしていたのと、
たった2ヶ月でしたが、多読による効果が点数に表れたのかなと思いました。
留学するには、PBTで最低500点はないと難しいと思っていたのですが、
そのラインを越える結果となり、精神的にだいぶ楽になりました。
・2003年1月(300万語ぐらい)
酒井先生から、“Grammar in use Intermediate”を勉強するように勧められたので、さっそく始めました。
英語を読むことに慣れてきていたので、内容がスムーズに頭の中にはいってきて、楽しく感じることが多かったです。
・2003年4月(500万語ぐらい)
3回目のTOEFLのテスト。
今回も、試験前1週間だけ文法の勉強をしたものの、TOEFL対策の勉強を特にしませんでした。
この4,5ヶ月の多読でTOEFLの点数が上がるような英語力がついたとは、あまり思っていませんでした。
試験を受けた後の自分の予想も、前回のスコアとほとんど一緒か、少し下がってしまったかもしれないというものでした。
しかし結果は、CBT210点(PBT547点)だったのです。
2月のスコアよりも、さらにCBT23点(PBT30点)あがっていました。
これもまた自分にとって大きな驚きでした。
多読によって、自分では気づかないうちに、着実に英語の実力がついてきたのではないかと思いました。
私の大きな目標である550点には届きませんでしたが、
もう一歩というところまで来ることができた現実に驚きました。
そして、嬉しく思いました。
・ 現在
9月からカナダの大学に入学することが正式にきまり、
いろいろと計画を立て、準備を進めています。
●多読と出会えて
多読という方法に出会えたことは、私にとって大きな事でした。
私が多読を始めたのは、TOEFL受験を目的としたテクニックを身に付ける英語の勉強ではなく、
留学した後に実際に大学の授業などに使える本当の英語を楽しく身に付けたいと願ったからです。
なので、始めた当初は、多読を通してTOEFLのスコアがこんな順調に伸びていくなどとは、少しも思っていませんでした。
英語の勉強(TOEFL受験のための勉強)には、一生懸命とか、死に物狂いとか、すごく大変なイメージがありますが、
私の場合、多読に出会えたので、「こんなに楽しくできちゃっていいの」って思ってしまうぐらい英語を楽しく学ぶことができました。
もちろん、英語に関して、まだまだ力が足りないことはわかっていますが、
楽しく英語を学びながら、TOEFLのスコアが大幅にアップするというに結果を経験することができたなんて、本当に嬉しいばかりです。
カナダにおける留学生活は、毎日毎日英語と格闘をしなければならない厳しいものだと思います。
しかしその前に、多読を通して英語そのものに対する抵抗感が少なくなり、
前よりもずっと英語が好きになることができたことは、私にとってとてもうれしいことです。
特に、英語の中で一番嫌いだった読むということが、こんなに好きになれたことは、
たくさんの洋書を読まなければならない留学生活を迎えるにあたって、とても大切な準備になったと思います。
● 500万語〜
500万語の報告をしたのが3月18日だったので、それからもう2ヶ月以上たってしまいました。
他の方のレスで感想を書いたりしてますが、500万語以降で印象に残っている本をいくつか書きたいと思います。
・ There's a Boy in the Girls' Bathroom (Louis Sachar)
この本は、掲示板で話にあがっていたのですが、表紙の絵がすごかったので読むのをやめていました。
しかし、やはり内容がよいということなので読んでみました。
子供の世界の残酷さが書かれていて、とても辛く感じるところもありました。
カウンセラーであるCarlaの子供たちへの関わり方は素晴らしいです。
CarlaとBradleyがmonsterについて話しているところが一番印象的でした。
とてもよかったので、読書後両親に内容を説明したのですが、
読んでいるときは大丈夫だったのに、自分で内容を話しだしたら泣けてきてしまいました。
みなさんが、掲示板でこの本を紹介してくださったので読むことができました。
ありがとうございました。
・ The Client (John Grisham)
この本は、500万語を越えて、時間ができたら最初に読もうと思っていたPBです。
14万語という長さではありましたが、楽しむことができました。
レビューにも書きましたが、人物が把握できなくなってしまったのが残念でした。
とにかく、11歳というMarkが置かれた状態を考えると、
これからどうなるのかとどんどん読み進めることができました。
私には、“易しい”とは思えませんでしたが、
内容が面白かったので14万語を読みきることができました。
・ Blood Work (Michael Connelly)
これも、レビューを書きました。
図書館から借りてきてはみたものの、読めないだろうと思い、手をつけずにいました。
しかし、返す前にちょっと読んでみようと思い読み始めました。
そうしたら、読めちゃったんです。
きっと、The Clientを読んだばかりだったので、勢いがあったのかもしれません。
ジャンルは、Crime Suspenseです。
相性が良かったのか、読みやすくて、かつ内容が面白くて、どんどん読んでいくことができました。
内容を説明するのが苦手なので、内容については書評を是非読んでみてください。
この本を十分に楽しむことができ、「私にもついにPBが読める日がきたんだなー」と感激しました。
●最近
Blood Workを読みきってからは、PBが読めたという安心感と、
留学へ向けての手続きなどで忙しくなってしまい、1万語以内の本ばかり読んでいました。
とくに最近は、ほとんど物語りを読んでいません。
しかし、英語の文章はけっこう読んでいます。
たとえばネットで英文のニュースを読んだりしています。
また、留学してから必要になると思える情報なども、英語の文章を通して手に入れたりしています。
英語の文章が読めると、本当に情報の入手が楽になりますね。
こんなふうに本以外で英語の文章を読むことが多くなってしまったので、
すっかり語数のカウントをしなくなってしまいました。
しかしもう、語数のカウントをしなくても、
読みたいときに読みたいものを読めばいいかなと思っています。
●最後に感謝を込めて
SSSの先生方をはじめ、掲示板のみなさんには本当に感謝しています。
酒井先生の本を読み、多読を始めようとの思いが湧いてきましたが、
実際にやろうと決断したのは掲示板を読んだからです。
こんなにもたくさんの人たちが多読をやっているなら、私もやってみよう、そう思いました。
また、多読を続けてこれたのも、掲示板のみなさん、
また読書相談会などでお会いした先生やタドキストのみなさんのおかげです。
掲示板では、報告をするたびに、みなさん疑問に答えてくださり、励ましてくださいました。
“効果”を気にしていた私に“読書を楽しむ”ということを教えてくださいました。
また、みなさんの報告を通し、たくさん面白い本を知ることができました。
また、新しく多読を始められる方がいることも、多読をしてきた私にとってはとても嬉しいことでした。
多読を通して、英語をさらに好きになり、英語の本が読めるようになりました。
そして、多読を通して、みなさんに出会えたこともとっても嬉しいことです。
最近はなかなか書き込むことができませんでしたが、みなさんの書き込みを読んでいて、
楽しく、そしてこんなに優しい方々が集まっているこの掲示板ってすごいなーって思っていました。
これからも、掲示板を読むことばかりになってしまうかもしれませんが、
どうぞよろしくお願いします。
またまた、とても長くなってしまいましたが、読んでくださりありがとうございました。
それでは、これからも、Happy Reading!!
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