クリスマスを前におすすめ第二弾

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14598. クリスマスを前におすすめ第二弾

お名前: 湘南のおねえさん
投稿日: 2004/11/18(11:38)

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ちびままさんはまだ早いかしらとおっしゃっていましたが、いえいえ、すっかりクリスマスシーズンどっぷりの私です。
ジョン グリシャム のSkipping Christmas 読みました。
中年夫婦がめんどうなクリスマスの行事を全部やめてカリブ海クルーズを計画したものの、あちこちから非難ごうごう、、、という書評と、リーガルサスペンスではないグリシャムということで話題の本です。昨年はばかに高価なハードカバーしか売っていなくてチャンスを逃したのですが今年は安い版を早々手に入れて読みました。結論  おもしろい、ぜったいおすすめ。

まず、なぜこの夫婦はクリスマスをやらないことにしたのか、というと、一人娘が大学を卒業したあと、仕事につく前に1,2年ペルーのいなかでこどもたちに読み書きを教える協力隊みたいなのに参加することになって、感謝祭の終わった週末、出発するのです。彼女を空港へ送るシーンから話がはじまります。電気も水道もないところに娘を送り出したあとの街の様子のなんとつまらないこと。クリスマスの準備に追われる商店をみても心はしずむばかり。娘のいないクリスマスなんて、、、そこで10日間のカリブ海行きを決めるのです。このあたり、十分同情できました。
うわさはカードショップの店員からでした。クリスマスカードの注文をまだ承っていませんが、、、と電話した店員は、彼らがクリスマスをスキップすることを知ります。うわさはあっという間に広がって、まあ近所のひとたちのおせっかいなこと。人と同じことをしないというだけでこんなに責められる様子と今のアメリカの状況を重ねて怖くもありました。
そんなこんなで、ようやく明日はカリブへ出発、という日、電話がなります。ペルーにいるはずの一人娘から、、、

英語は、、、、何と言っていいか、、、今風なのでしょうか?展開がわからなくなるような複雑な構文は使われていません。でも難しいんです。スラングはよく知らないのでそれらが俗語なのかわかりませんが、みたことないような単語が多かったです。話し言葉なのかもしれませんが、知らない単語はないのに意味がわからない、という会話もたくさんありました。結局5,6割の理解度かな?それでも楽しめたのは、あふれんばかりのユーモアと、王道とも言えそうな展開。グリシャムのうまさにうっとりするラストです。

読んでみようかなと思われた方にアドバイス。できるだけひといきに読んでしまうといいと思います。登場人物が多くて名前を覚えきれないのです。でも、読み始めたらきっと止まらなくなるから心配いらないですね。


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