[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 14976 // 時刻: 2024/11/23(17:58)]
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お名前: みちる
投稿日: 2004/4/24(12:36)
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みなさま、こんにちはー。
どこにあげようかと思ったのですが、通過報告でもないので、
こちらにあげたいと思います。
前回の報告から100冊(テキスト?)読んだので、それぞれ簡単に紹介して
おきます。読んだときに、ちょっとメモとっていたのですが、見あたらない
ので、記憶で書いてます。間違ってはいないと思うのですが・・・。
紹介するなら50冊くらいまでの方がよかったかも。
(ぜんぜん紹介になっていない気も・・・。題名案内にしかなってない?)
久子さん、ミルポワさん、くまくまさん、はまこさん、HANAEさんの
本をお借りしました。ありがとうございます!
優香さんの回覧本もお借りしました。ありがとうございます。
易しい本が読みたいなーと読んでいたので、70冊くらいは、書店で
立ち読みかも。。書店の方ごめんなさい。。
◇◆◇絵本・ヴィジュアル本◇◆◇
Alyssa Satin Capucilli+Pat Schories「Biscuit」★★★
小犬の話。まずまずかわいかったかな。
Angela C. Santomero「Blue's Treasure Hunt Notebook」★★
Angela C. Santomero「Good Night, Blue」★★
Angela C. Santomero「Crayon World」★★
テレビシリーズのなのかな? 青い犬が出てくるやや教育絵本という感じの本。
Anthony Browne「My Dad」★★★
おとーさんな方、ぜひどうぞ。
Bradley Trevor Greive「The Blue Day Book」★★★★
動物写真集に、言葉がついているもの。
Byron Barton「I Want To Be An Astronaut」★★★
なかなかポップな絵本でした。
Deborah Hautzig+Sylvie Wickstrom「Little Witch Goes to School」★★★★
キュートな魔女の女の子の物語。このシリーズは読んでみたいなー。
Dr. Seuss「Ten Apples Up On Top」★★★★
Dr. Seuss「Marvin K. Mooney Will You Please Go Now!」★★★★
言葉遊びたっぷりの、Dr. Seussの絵本。頭の上にリンゴがいっぱいな絵本と、
あっちいってよという本。
Eric Carle「Draw Me A Star」★★★★
Eric Carle「Little Cloud」★★★★
Eric Carle「Papa, Please Get The moon For Me」★★★★★
Eric Carle「Do You Want To Be Me friend?」★★★★
Eric Carle「From Head To Toe」★★★★
Eric Carle「Today is Monday」★★★★
Bill Martin Jr.+Eric Carle「Polar Bear, Polar Bear, What Do You Hear?」★★★★
やっぱり、エリック・カールはいいですね。どの作品も安心して読めます。
特に「Papa, Please Get The moon For Me」がよかったかな。
Eric Hill「Where's Spot?」★★★★
かわいい犬の絵本。犬のスポットはどこに?
Garth Williams「The Rabbits' wedding」★★★★
白いうさぎと黒いうさぎの恋物語ですね。
Hans Augusto Rey+Margret Rey「Curious George Visits The Library」★★★★
Hans Augusto Rey+Margret Rey「Curious George Makes Pancakes」★★★★
Hans Augusto Rey+Margret Rey「Curious George Feeds the Animals」★★★★
Hans Augusto Rey+Margret Rey「Curious George and the Dump Truck」★★★★
パンケーキのが一番よかったかな。それにしても、パンケーキっていろいろな
ところに出てくるね。ジョージの作るパンケーキも食べてみたいなぁ。
Ian Falconer「Olivia」★★★★★
Ian Falconer「Olivia Counts」★★★★
Ian Falconer「Olivia's Opposites」★★★★
ブタの女の子、Oliviaの話。絵がとってもキュートでポップでかわいい。
Stan Berenstain+Jan Berenstain「The Berenstain Bears Ride the Thunderbolt」★★
Stan Berenstain+Jan Berenstain「The Berenstain Bears Catch the Bus」★★
Stan Berenstain+Jan Berenstain「The Berenstain Bears by the Sea」★★
くまの家族の絵本。ちょっと教育絵本よりかなぁ・・・。
Michael Dugan+Jane Burrell「Wombats Can't Fly」★★★★☆
Michael Dugan+Jane Burrell「Wombats Don't Have Christmas」★★★★☆
HANAEさんのオーストラリア絵本なので、手には入りにくいのかな。
しっかりした絵と、かわいくてどこか詩情を感じる文章。素敵です。
Sara Midda「A is for Adultery, Angst, and Adults Only」★★★★
サラ・ミツダの絵本だと思ったのですが、18禁MLに投稿しようかと思うような
絵本でした・・・。あ、ABCの絵本なのですがね。題材が。
Norman Bridwell「Hello, Clifford!」★★★
Norman Bridwell「Fizz」★★★
Norman Bridwell「Clifford Likes To Be Nice」★★★
Norman Bridwell「Toad in The Boat」★★★
Norman Bridwell「Jumping in Puddles」★★★
Norman Bridwell「The Secret Treasure Hunt」★★★
赤くて大きな犬がでてくるもの。もともとフォニックス絵本として売られて
いるもので、レベルごとに語数などが増えていきます。
そういうところがちょっとORTっぽいかな。
シリーズものとして、なかなか面白かったです。
Jean Van Leewen「Tales of Oliver Pig」★★★★
Jean Van Leewen「More Tales of Oliver Pig」★★★★
Jean Van Leewen「Tales of Amanda Pig」★★★★
Jean Van Leewen「More Tales of Amanda Pig」★★★★
おにいちゃんなOliverといもうとなAmandaがでてくるシリーズもの。
ほのぼのとした家族の絵本なので安心して楽しめると思います。
Sharon Lerner「Big Bird's Copycat Day」★★★
Katharine Ross+Tom Cooke+Tom Brannon「Twinkle, Twinkle, Little Bug」★★★
Linda Hayward+Tom Brannon+Annie Cobb「Baker, Baker, Cookie Maker」★★★
Sarah Albee+Tom Brannon「Elmo Says Achoo!」★★★
Tom Brannon「Elmo Likes」★★★
セサミストリートの絵本。おなじみのキャラがでてくるのでまずまず
楽しかったです。テレビだとElmoが一番好き。
Taro Gomi「Spring is Here」★★★★★
ふわっと世界が広がっていって、戻って来るという感じなのかな。
五味太郎さん、いいですよねー。大好き。
Richard Scarry「Richard Scarry's Watch Your Step, Mr. Rabbit!」★★★
Richard Scarry「Richard Scarry's The Early Bird」★★
新聞を読みながら歩いているうさぎさんは、自分の姿を見ているようで。(笑)
でも、前方には注意は大事よね。
Nova「NOVAうさぎほのぼのバイリンガルえほん」★★
完全にキャラ本というか・・・。書店で売る本なのかなぁ。
Satoshi Kitamura「What's Inside?」★★★★★
きたむらさとしファンなら、好きになること間違いなし。
ちょっとしゃれた感じのABCの本です。
Shaun Tan「The Red Tree」★★★
癒しの絵本となるのかな。まぁ、ストーリーはともかくとして、
絵が魅力的なの。暗い絵が多いのだけどね。
この人の絵はもっと見てみたいなぁと思った。
Shel Silverstein「The Missing Piece」★★★★
自分に足りないかけらをもとめてごろごろと・・・。
ハングリー精神の本と読むのか、恋の本と読むのか。楽しいような
さびしいような・・・。
Uri Shulevitz「Dawn」★★★★★
Uri Shulevitz「Snow」★★★★★
個人的には「Dawn」は邦訳の方が文章がよかったような気がします。
やわらかくあけてゆくよあけには、日本語が似合う感じがしたのかな。
楽しい「雪」には英語があっていたと思うのですけどね。
Vicky Ceelen「Close Friends」★★★★
赤ちゃんのこんな所が、動物とそっくりと並べてある写真集。
「ブルー・デイ・ブック」と同じ感じかな。
Raymond Briggs「The Snowman」★★★★★
文章はないですけど、物語はしっかりあります。
冬の物語なのだけど、あったかいですよね。
Kelly Asbury「Rusty's Red Vacation」★★★
Kelly Asbury「Yolanda's Yellow School」★★★
赤一色で描かれたポップな感じの絵本と、黄一色で描かれたポップな
絵本。どっちも小学校低学年くらいの子を主人公とした絵本。
Leo Lionni「Frederick」★★★
レオ=レオーニの作品って、素直にそうだなぁと思えないものって
結構あるように思うのですが、これもそんな本かなぁ。
やや、ありとキリギリスのパロディのような気も・・・。
Lucy Cousins「Maisy's Favorite Things」★★★
メイシーのお気に入りを並べた絵本なので、キャラクターが好きな方なら
楽しめるかな。
Ruth Krauss+Maurice Sendak「I Want To Paint My Bathroom Blue」★★★★★
Maurice Sendak「In The Night Kitchen」★★★★★
やっぱり、センダックは魅力的ですね。
初期の頃の楽しい絵でのクラウスとのコラボは楽しいですし、
「まよなかのだいどころ」のみっちりとした絵もいいなぁ。これは
物語も楽しいですしね。
Irene Haas「The Maggie B.」★★★★
詩情あふれる感じの絵本。おねーさんとおとうとが船に乗っていて、
その中での時を描いたものというのかな。
Janice May Udry+Marc Simont「A Tree is Nice」★★★★
木のある場所での日常生活を描いたもの。クラシカルな穏やかな感じの本。
Jez Alborough「Hug」★★★
ほほえましい感じの絵本。たくさんのHugがでてきます。
Joan Phillips+Norman Gorbaty「Tiger is a Scaredy Cat」★★★
こわがりなネコのTigerの物語。安心して読める感じかな。
Karen Berman Nagel+Brian Schatell「Two Crazy Pigs」★★★★
はちゃめちゃなブタたちの物語。ちょっと爽快感があって、
これは面白かったなぁ。
Kate Greenaway「A apple pie - Traditional Nursery Rimes-」★★★★★
クラシカルで美しい絵を堪能しました。
やっぱり、こういう絵の絵本はいいなぁと思います。
Michael Rosen+Helen Oxenbury「We're Going on a Bear Hunt」★★★★
家族で、クマ狩りに、勇ましく探しに行きますが・・・。
絵がかわいくて、お茶目さがあって、とても楽しい本です。
Molly Coxe「Cat Traps」★★
ネコが食べ物を求めてわなをいろいろかけてみる絵本なのですが、
最後のオチがなぁ・・・。って、こういうのはオチとはいわないのか。
Ruth Krauss+Crockett Jhonson「The Carrot Seed」★★★★
信じるものは救われるなのかなー、と思わなくもないけれど。
クロケット・ジョンソンのひょうひょうとした絵があっています。
Schade Susan+Jon Buller「Toad on the Road」★★
ドライブの絵本というのかなー。
◇◆◇児童書◇◆◇
Anthony Horowitz「Granny」★★★
ちょっと、えげつないおばーさんが出てきます。
ダールよりもブラックかも?
Arleta Richardson「Away From Home」★★★★
メーベルシリーズ5冊目。家族からも離れて、一気に大人になったなーという
感じです。文章レベルも一気にアップかな。
Darren Shan「ANNIE'S DIARY」★★★
Darren Shan「AN AFFAIR OF THE NIGHT」★★★★★
Darren Shan「VIVA VAMPIRES!!」★★★★
[url:http://www.darrenshan.com/uk_site/extras/uk-extras-main.html]
日本限定の「ダレン・シャン外伝」を読んだら、そうだったんだーと思う
所が多くて、面白かったので、もとの英文をサイトまで読みにいきました。
恋物語がなかなか切ないです。。
Dick King-Smith「George Speaks」★★★★
Dick King-Smith「Lady Lollipop」★★★★☆
生まれたときから、天才なジョージの物語が上。ちょっと生意気すぎ?
とも思うけど、なかなか面白かったかな。
下のは、わがままお姫様の教育もの? 絵もかわいくて、ちょっぴり
「マイ・フェア・レディ」なんかを思い出したりして。素敵。
Marjorie weinman Sharmat「Nate The Great Saves The King of Sweden」★★★★★
Marjorie weinman Sharmat「Nate The Great and The Crunchy Christmas」★★★★★
Marjorie weinman Sharmat「Nate The Great and The Tardy Tortoise」★★★★★
Marjorie weinman Sharmat「Nate The Great and The Big Sniff」★★★★☆
Marjorie weinman Sharmat「Nate The Great and The Monster Mess」★★★★☆
Marjorie weinman Sharmat「Nate The Great and Me The Case of the Fleeing Fang」★★★★☆
22冊で読了? なのかなぁ。200冊くらいあるといいのにね。
下の三冊は章立てで、個人的には章になっていない方が好みかなぁと思いました。
しかも、二冊は画家が違って、絵がかわいすぎるというか。。これはNateじゃない〜
という感じでした。
Tracey West「Pokemon Holiday Hi-Jynx Sticker Storybook」★★★
Tracey West「Pokemon-Team Rocket Blasts Off!」★★★
Tracey West「Pokemon-Island of the Giant Pokemon」★★★
Tracey West「Pokemon The Movie 2000」★★★
ポケモンもさすがに5冊読むと、登場人物の関係が分かってきて読みやすく
なりますね。一番上のシールブックのがかわいかったです。
Polly Horvath「Everything on a Waffle」★★★★★!!
「みんなワッフルにのせて」という邦訳が素敵だったので読んだのですが、
やっぱりよかったです。カセットもあったので、LRで読んだのですが、
このカセットもすごくよかった。両方満足。
レベルは6くらいかな。ちょっと難しめかも。
(ちょっとコピペで感想を)
両親が海で行方不明になってしまったプリムローズ。他の人は両親は死んだと
思っているけれど、彼女だけは両親はいつか帰ってくると信じている。それでも
一人で暮らすわけにはいかない。それで、彼女はあちらこちらに行き、いろいろ
な人に出会って、なにかを無くしなにかを得る。どこか流されているようなとこ
ろもある彼女だけれど、とってもクールでいいなぁと思う。どこかブラックなの
だけどさわやかなユーモアを感じる作品。こういうYA作品ははじめて読んだなぁ
って思う。日本のYA作品には見られない空気感だろうな。風に吹かれているよ
うな作品というのがいいのかな。成長ものなのだけど、押しつけがましさは全く
なくて、とても気持ちがいい。
題名になっている「みんなワッフルにのせて」は、プリムローズをそっけない
けれどしっかりと見守っているバウザーのいる<赤いブランコにのった女の子>
というレストランのメニューからとられている。ステーキでもなんでも、ワッフ
ルまでもワッフルの上にのっかってでてくるというレストランだ。この作品では
料理というのが結構大事なポイントを締めていて、各章の最後にはレシピまでつ
いている。一つ二つをのぞいては、とても美味しそうな料理ばかり。
Ann M. Martin「Baby-Sitters Little Sister3 : Karen's Worst Day」★★★★
カレンちゃんの3冊目。物語は2巻目の続きという感じがしますね。
何をやっても上手くいかないような日はあるもの。そんな一日どう過ごす?
◇◆◇GR◇◆◇
Phillip Burrows+Mark Foster「Starman」★★★
ちょっとオカルトチックな話なのかな。。
◇◆◇一般書・他◇◆◇
O. Henry「Springtime a la Carte」★★★★★
O. Henry「Witches' Loaves」★★★★
EJ掲載のテキスト+付録CDでLRしました。
O・ヘンリーはもともと好きなのですが、中でも「アラカルトの春」は
お気に入り。かわいい恋の話ですね。
下のは、ほろ苦い恋の話というのかな・・・。
柴田元幸「ナイン・インタビューズ」★★★★★
柴田元幸さんがインタビュアーのEJでのインタビュー8本と、村上春樹への
インタビュー(これは日本語)よりなっています。英文はCDにも。
オースター、カズオ・イシグロなど、好きな作家の声が聞けるインタビュー
なので、すごく嬉しかった。
知らない作家の作品も、結構この人のは読んでみようと思ったりして。
向山貴彦「Big Fat Cat vs. MR.JONES」★★★★★
シリーズ5冊目。だんだん、語数も増えて読み甲斐が出てきました。
今回は、パイコンテストが舞台。賞金と店舗は誰のものに・・・?
引っ張って終わりなんだから〜と思いつつも、続きが気になって読んでしまう
のよね。
Nancy Wood「Many Winters」★★★★
「今日は死ぬのにもってこいの日」という本に、全英文ものっていたので、
読みました。ネイティブ・アメリカンのの知恵の言葉を元にした長文詩と
いった感じの作品。
◇●◇おまけ◇●◇
◇今読んでいる本◇
「The Load of The Rings I」LR中です。
「Exercises in Style」あやしい本といわれましたが、文体の本です。
「生半可版英米小説演習」いろいろな作家の文章がちょっとずつ読めるのが
魅力的。この本が読みたいというのが増えます。
◇もっと読めるようになったら追いたい今の時代の作家◇
酒井先生に、好きな作家はと聞かれたので、英米だとということで
ちょこっと書いておきます。
Paul Auster、Nicholson Baker、A. S. Byatt、Ethan Canin
Elizabeth Gilbert、Billie Letts、Ian McEwan、Graham Swift
Don Winslow、Edward Careyなど。
昨日の本の原書はこちらです。
[url:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0618004149/sss-22]
◇このごろの日本語の本から◇
以下、ほとんど、どこかからのコピペです。(ご覧になった方
いらっしゃったらごめんなさいね。。)
(ことば関係)
・黒田龍之助「はじめての言語学」講談社現代新書★★★★
言語学ってどういう学問?
「語」とは?「言語」とは?「ことば」とは?といったことなどが書かれて
います。様々な国の言語の構造?や音について書かれていて、想像もつかない
言語があるのだなぁと、いささかびっくりしたりもしました。
各章毎に本の案内があるので、更に進んで行くにも便利かなと思います。
・西江雅之「『ことば』の課外授業」洋泉社新書★★★★★
上の「はじめての言語学」の本の案内にあった一冊。
語りを本に直したものということもあって、くだけた親しみやすい口調で、
分かりやすく面白く書かれています。ほんと面白かった。
言語から文化にかけて幅広く書かれており、違う言語間の置き換えの話や
バイリンガルの文化の話、外国語と日本語、伝えるということと幅広く
大きな視野で書かれていました。
この作者の本は、ちょっと追っていきたいと思います。とにかく魅力的。
・佐々木瑞枝「外国語としての日本語」講談社現代新書★★★
日本語を違った角度から、見てみたら面白いかなと思って選んでみたのですが、
「日本語ってなんて難しいの!」というのが感想です。。
頭くらくらしちゃいました・・・。
こんな言語を外国の方は、がんばって学んでいるんだなー。すごいなー。
・マルティン・ハイデッガー「言葉についての対話」平凡社ライブラリー★★★★
「問う人」と「日本人」の対話形式によって語られる「言語」や「言葉」
についての話。西洋と日本の「言語」についてどう考えるかといったことが
書かれていて面白かった。
言語学や文化人類学といった方面とはちょっと違う哲学的な言語の話。
・ロッド・エリス「第2言語習得のメカニズム」ちくま学芸文庫★★
実は、読み途中です。この本、日本語がなんか読みにくいんだもの〜。
半分は読んだのだけど・・・。ちょっと投げてしまいました。
(多分、もう読まないかも・・・。)
・村上慎一「なぜ国語を学ぶのか」岩波ジュニア新書★★★☆
著者は高校の国語の先生で、高校生を対象に国語を学ぶ意味などを書いたもの。
ちょっと偏った外国語観が気にならなくはないですが、言語についての話や、
ことばと文化の話、小説、論説文はこういったものという説明なんかは結構
面白かったです。
・多和田葉子「エクソフォニー」岩波書店★★★★★
「これまでも「移民文学」とか「クレオール文学」というような言葉はよく
聞いたが、『エクソフォニー』はもっと広い意味で、母語の外に出た状態
一般を指す。」だそうです。
日本語とドイツ語で本を書き、ドイツ語では講義をしたりもしている作者の
一人の言語習得者としての、一人の作家としての、一人の専門家としての
言語体験を、その時の感情も含みながら書いたエッセイ集というのかな。
(その他よかった本)
・梨木香歩「家守綺譚」新潮社★★★★★!!
あぁ、こういう小説に出会いたかったんだって思った。ストーリーはある
けれど、ストーリーはなくてもいいと思ってしまうような作品。孤独で、
でも一人ではなくて、悲しくて、でもユーモアがあって、すごく美しい空気。
たゆたゆたゆとただその中にひたっていたくなる。こんなにも読み進めたくて、
読み進めるのがもったいないように思った作品ははじめてかも。
・梨木香歩「春になったら苺を摘みに」新潮社★★★★★
声高に説くものではなく、押しつけがましくもない、とても静かなそして
真摯な随想集だと思う。著者がイギリス留学したときの下宿先ウェスト夫人
やその周辺の人々との交流の中から生み出されてきた思いを描いたものと
いってもいいだろう。「人を受け入れること」を書いたもの。いろいろ
考えさせられた。梨木果歩さんの作品の原点だなぁ。ここから、作品が
生まれた来たのだなと思った。
最後まで、お読みになった方いらっしゃいましたらお疲れさまでしたー。(笑)
それではー。
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