[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 14976 // 時刻: 2024/11/23(10:44)]
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お名前: 道化師
投稿日: 2004/3/11(02:52)
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こんばんはー、チクワさん。道化師です。
〉道化師さんこんばんは。五月蝿いチクワです。
〉杏樹さんからのご反論を、精神統一してお待ちなのでしょうね。
〉(ぶーん ぶーん ぶーん・・・)
はい、そうだったんですが、チクワさんからのレスの方が、
私にはより「予測」していたレスなので、
チクワさんに全力を尽くしちゃうぞー。
これぞ、まさに「飛んで火に入る・・・」ですねー(ヒッヒッヒ)
〉ほくそ笑んでおいでなのでは?
あっ、解りますー?
ペギーさんは、通過報告を書くと、次の通過報告の企画を立ててから、
次の100万語を読んで行くみたいですが、
私の場合は、何か投稿する時は、それに対するレスを予測して、
それに対するレスを大体準備してあるんですねぇー。(ヒャヒャヒャ)
〉どうぞお大事に。NMS、まじに考え込みました。読み飛ばせなんだ・・・
考え込ませてしまって、スミマセン。(イタ)
〉私チクワは、「文書処理能力派」です。
〉道化師さんをボコボコに、なんてしてみたいけど、指先で弾かれるだけ
〉なんだろうな。
いや、今は指先に力が入らなくて。(イタタ)
〉私は、「文書処理能力」は、結果論的な力だと思っていたのです。
〉でも確かに先に言葉があると、「追い求めたくなる」ということは
〉考えられますね。
私も、「文書処理能力」だけを対象にしたかったんですが、
杏樹さんが同義語的に使われていたので、併記しました。
じゃあ、「文書処理能力」に絞りましょう。
私が使った「予測能力」って言葉もいけないのですが、
「・・・力」が付く言葉だと、
個人のポテンシャルが問題にされてしまいそうな気もするんですね。
〉道化師さんのおっしゃる「予測能力」が
〉「知らない単語の意味を推測できる能力」ではない、というのはわかります。
〉「その小説を読む前に、何が書かれているか」ですか〜。
〉ほんとに大きい単位ですね。
ここで、今まであちこちに何回も書いてきた事ですが、
改めてお断りしときますね。
私は、英語に関して、教える立場でもないし、日常仕事で必要でもありません。
英語の学習を趣味にもしていないし、学校時代の英語の出来は劣悪です。
さらに、「好きだけれど出来なかった」のではなく、「嫌い」でした。
ですから、私の基本的な発想は「英語で読めるか?」ではなく、
母語である日本語を含めて「何故言語で本(文書)が読めるか?」なんです。
前置きが長くなりましたが、
例えば小説を一冊読もうとしてる場面を想像して下さい。
恋愛小説を選んで読もうとしているとします。
その時、その読者の脳裏には
「男と女が登場するだろう。そして、恋愛する。きっとその恋愛に何かの障害があるだろうな。お金か?親か?病気か?身分か?男女は一組だけかな?三角関係か、四角関係にでもなるのかな?結末は、恋愛成就するか、悲恋に終わるかだよな。」
ぐらいの予想はついていると思うんです。
で、その予想は8割方当たってると思うんですね。
(その予想に反して、男しか登場せず、男同志が哲学的な話題に終始して、
最後の最後に愛を囁き始めて、結ばれるなんてゲイ小説だったら、
とっても読みにくいでしょうねぇ)
それで、思ったとおり男女が登場してきて、その男女の容姿、年代、性格
などの条件が与えられる。
で、「なるほど、女の方が年上のパターンなんだな」とか思うわけです。
だとすると、男の親が反対するとか、若い他の女が現れて男の気持ちを
揺さぶるんだろうなぁとか、更に予測が続くわけです。
〉わたしはもう少し小さい単位での「予測能力」の存在を考えたことがあります。
〉今読んでいる1文、1パラグラフくらいが、どう展開するか?という能力として。
チクワさんの言う、この予測能力は、私の言う予測能力が、
読み進めて行くうちに、よりその本に沿ったものになって、
具体的、且つ、詳細になった最終形に位置すると思います。
〉多読を通してリスニング能力があがる場合が、結構ある理由として
〉よく言われるのが、まず「文を前から理解する力—これが文章処理能力」
〉「わからない部分の飛ばし読み技術が飛ばし聞きにもつながる」あたりだと
〉思いますが、それに加えることができるのが「文の展開予測能力」なのではないかな?
〉と。 (あと、多量の分量の文への「慣れ」とか。)
〉道化師さんの「予測能力論」からずれていますかねー。すみません。
上で書いたように、同じモノの最初と最終形だと思いますから、
ずれているとは思いません。
でも、まず先にあるのが「予測能力」だと思うのです。
例えば、その選んだ恋愛小説の別れ話をしようかと言う場面で、
彼女の情熱のこもった瞳を見つめて、僕は
「今日のレバニラ炒めは胃にもたれるな」と思った。
すると彼女は、
「昨日、巨人の清原が出刃包丁で、逆立ちしていたのね」
と言いながら、小さい鞄を開くと、
真っ白なワニが僕に向かって飛び出してきた。
なんて書いてあったら、文章処理能力があっても???って感じになると
思うんですね。
一文一文は確かに意味が解る。
でも、何を書いてあるのか解らないって感じると思うんです。
これは、「恋愛小説における別れ話」という予測を超えているからなんですね。
でも、これが男のうなされる悪夢の場面だったら、
それなりに納得できてしまう。
「夢」という予測のつく範囲に入るからです。
〉>予測能力だから、知らないジャンルは、やさしい単語で書かれていても、
〉>意味がつかめないのだと思うんです。
〉>文章処理能力、文章読解力だったら、読めるはずですもん。
〉えー?、別々に両方成り立ってよいのではないですか?
〉たしかに早いうちから役に立ちそうなのは「予測能力」のほうかも
〉しれませんが。
早いうちだけでなく、最後まで「読む」のに役立つのは「予測」だと思うんです。
言ってしまえば、私たちは知っている事しか読めないって事だと思います。
上で、日本語の例文を見ても、母語の文章処理能力をもってしても、
解らない文章は存在するわけですし。
全く文章処理能力が「読む」に貢献しないとは思いませんが、
それよりも文章処理能力は理解する速度に関わりがあると思います。
〉>(勿論、誰だって、常識ってものがありますから、知らないジャンルだって、
〉>ある程度は「読める」=予測が立つでしょう)
〉そうですね。だから、日本語でいえば、あんまり好きではなくても
〉新聞のニュースが読めるのだし。
〉あ、多読では「あんまり好きではないもの」を読むのは勧められない
〉ですねえ。うーん・・・「文章処理能力」旗色悪し?
好きなものを読むと言う点から考えると、
タドキストの皆さんの中に、短期間に1000万語前後の
卓越した量を読まれている方がいますよね。
その方々の話を聞いていると、皆さん、ご自分の好きな本に拘りを持って
読まれている。そのジャンルに拘るって言っていいのかな。
そして、英語の本を読む以前に、その同じ拘りの種類の日本語の本を
大量に読まれているんですね。
これは何を意味するのか?
同じ系統の日本語の本を大量に読んでいることで、
その系統の本の内容の予測が正確になっているからなんじゃないのか?
って思うんです。
もし、多読を通して身に付くスキルの主が「文章処理能力」ならば、
全然普段の多読と系統の違うTOEICの、
少なくてもリーディングの部分は、飛躍的に伸びると思うんですね。
(あっ、またTOEICの亡霊を出してしまった)
〉(「文章処理能力派」のみなさんごめんなさい。ハエ程度の反論でした。
〉しかも、頭のまわりを飛べばいいのに、壁にとまったまんまだ・・・
〉道化師さんはハエタタキを探しもしないでしょう。)
いやいや。ご丁寧に、そちらから飛び込んできていただいたハエには、
こちらも丁重に扱わせていただきますよー。
あっ、チクワさんをハエ呼ばわりしてしまった。すみません。
じゃ、言い直して、丁重にチクワのから揚げぐらいにしちゃいます。
〉>文章処理能力、文章読解力と言ってしまうと、やっぱり、
〉>たくさん読んで、あの文もこの文も覚えて、みたいな、
〉>違う意味のビルディングが起きてしまうような気がして、
〉>あえて書いてみました。
〉そうかも。
〉でも、結果論的「文書処理能力」−(ビルディングせずともおまけで
〉ついてくる力)をなんとか擁護したいなあ。
うーん、もしかすると、文章処理能力の実体が、もしくは、中核が、
予測能力なのじゃないか?とも、思ったりするんですが、
英語力の低い私には、チクワさんの言う文章処理能力の実体というか、
幅が上手く掴めません。
〉道化師さん、読んでくださってありがとうございました。
〉そうでなくても考えるきっかけをありがとうございました。
とんでもないです。
私も、こうしてチクワさんと噛みあった議論をしてると、
自分自身が何を言いたいのか解ってきますから、
丁寧なレスをありがとうございました。
ではであ。
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