[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 14976 // 時刻: 2024/11/23(11:44)]
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10595. Re: 語彙が少ないから誤解することもあるよね
お名前: maria2
投稿日: 2004/3/7(22:39)
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語彙というのが、単純暗記によるものではニッチもサッチも行かないものであるのは多読者には、よく解ることですよね。語の持つ複雑なニュアンスを理解しておく必要性。文体や構成の理解。私なんかまだまだで5000語もある人がうらやましい。
ひとつ気をつけないといけないと思うのは、語彙レベルがどこにある人かで、少し勉強法が変わってくる<可能性>もあると思います。可能性ですよ。別に多読を否定しているわけじゃないのでヒステリックになりませんよう。
以前このサイトで紹介されていたstudent timesのサムさんの本(中で酒井先生の勉強法も絶賛されています)では、専門用語は頭ごなしに憶えたほうが早いことが<多い>という話がでていました。専門用語は英語先にありきで日本語に入ってきたりしているので直訳が当たっていることが多くニュアンスというよりも単純訳が可能だからです。
語彙が5000前後、もしくは遥か手前で、文学などの楽チンリーディングを対象としている人と、ビジネスや研究で専門用語を駆使する立場に居る人などとの間には1つの単語が持っている重要性(なんとなくでは最終的には許されないこともある)も変わってくるし、どうしたって辞書の必要性も変化するはずです。もっと英語が上のレベルだとどうなるかは想像もつきませんが。
例えば、時事報道系、政治記事などの場合は、なんとなく読んでいるうちに憶えられるものばかりとはいえないですよね。
ベースは文章の読解だし、基本単語の意味だし、いくつも単語がわからなくても想像しえる力だとも思いますが、語彙を多くの人が増やそうと苦悩する専門語などについては、もう少し多読から見ただけではない柔軟な考え方をする必要があるように感じます。
私は多読は凄い力を持っていることを知っています。とはいえ、どうもこの掲示板では、最終的に多読しかない!という方向に皆の意見が行き過ぎるケライがあるように感じて時折疑問を感じております。ちょっとだけ。
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