歴史が絡むと長いよ(笑)

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10528. 歴史が絡むと長いよ(笑)

お名前: 杏樹
投稿日: 2004/3/3(23:59)

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はまこさん、こんにちは。

〉ふ〜んさん、ヨシオさん、杏樹さん、ふたたびこんにちはー。
〉このレスは杏樹さんしか最後まで読まないでしょう(笑)

…そんなこと、ないと…思うけど…。

〉〉〉英語圏の人のことでよくわからないのは、
〉〉〉殴り合いの人形劇をドタバタ喜劇として楽しめるところです。
〉〉〉実際内容があまりにも残酷なので過去に何度か禁止騒ぎが起こったそうです。
〉〉〉でも相変わらず現在でも人気があるらしいです。
〉〉〉毒を含んだものを楽しんでいるという感じなのかなぁ。
〉〉ドリフが大人気だったのと同じようなものだったりして。

〉今はどうかわからないんだけど、昔はもっと残酷な理由だったと思う〜
〉そんな気がするだけですけど。

そうですねー。
昔はどこでも死刑は公開でしたし。
キリストの磔刑も公開でしたし、フランス革命のギロチンも公開でしたし。
日本にもさらし首ってあったし。

〉ハーレクインと言えばハーレクインロマンス。
〉本屋さんにハーレクインロマンスが並びだした頃、
〉ハーレーダビッドソンに乗っている人たちの中にだか外に憧れの
〉クイーンがいて、ロマンスが生まれる話だと思っていました。
〉よ〜く考えると違うような気がします。
〉表紙にもバイクに乗ってる荒くれ男は描かれていなかった気が。

それ、マジですか?ネタじゃなくて?

〉〉ついでに、アルレッキーノの恋人がコロンビーヌ。(英語でコロンバイン)。

〉コロンバインと言えばパン屋さんでしょうか?

そこから取ったのかも。
すみません、「コロンビーヌ」はフランス語でした。なんかおかしいなーと…。イタリア語では「コロンビーナ」です。ついでにアルレッキーノはフランス語ではアルルカンです。
アルレッキーノとコロンビーナ
アルルカンとコロンビーヌ
ハーレキンとコロンバイン
ですね。

〉〉そのコメディア・デラルテが「パンチ&ジュディ」になった…ということなんですね。
〉〉ハンガリーでやってるのは見ませんでしたねえ…。

〉えっとね、登場人物のPulcinellaがイギリスに伝わった時に
〉Punchinelloと綴られて、縮めてPunchと呼ばれるようになったらしいですよ。

はまこさん!最初にそれを言ってくれなくては。
コメディア・デラルテのプルチネッラがPunchのルーツだったんですね!

〉〉せっかくお引越ししたことですので話を広げちゃいますと、マザーグースに
〉〉Old Mother Goose,
〉〉When she wanted to wonder,
〉〉Would ride through the air
〉〉On a very fine gander
〉〉で始まる長い歌があります。
〉〉Old Moter Gooseにはジャックという息子がいるんですが、最後の方でジャックとその恋人をハーレキンとコロンバインに変えてしまいます。

〉ジャックが買ってきた雌ガチョウが金の卵を産んで、
〉ジャックはきれいなお嫁さんをもらって、
〉Old Moter Gooseは雌ガチョウの背中に乗って月まで飛んで
〉いくんじゃないんですか?
〉息子と恋人(嫁)をハーレキンとコロンバインに変えてから
〉飛んでいったのかなぁ。

そーです。

〉調べようと思って、伝家の宝刀(じゃないけど)の
〉オーピーディクショナリーをはじめてちゃんと読んでみたんです(^^)。
〉読めないだろうと思って絵しか眺めてなかったけど、
〉読めるものですね〜。嬉しかったです。
〉で、Old Mother Gooseのところを見ると、一節しか載ってないんです〜。
〉こんな有名なのに何でかな〜。そういえば絵本にも多くて二節目までしか
〉載ってるのを見たことがないな〜と思い、「マザーグースの唄」を読み返してみました。
〉なるほど、そういう訳で一節しか載ってないのか。当然のような、
〉少し勿体無いような(ここは小声で)。。
〉平野先生(勝手に呼んでる)の解釈を読んでいると、
〉オーピー夫妻に負けてないかもっですね。

平野氏の本は貴重ですね。
日本でもトラがバターになる童話が消えてしまいましたねえ。

〉高校の教科書にも載ってましたか。編者がPunch&Judyのことを知っていたのか、
〉それとも何かの本から引用していたのでしょうか。
〉いずれにせよこの唄のことを知っていないと、as pleased as Punchって
〉出て来てもなんのことだかさっぱりわからないでしょうね。

リーダーの教科書で、なんかの物語でした。原文だと思うので、編者も知らないでそのまんま載せた可能性があります。

〉「親指のうずき」の中では
〉"What was she feeling like? Pleased? Excited? Unhappy? Worried?"
〉Albert's Response was immediate.
〉"Pleased as Punch— Bursting with it."
〉と出てきます。これでもわかるような気がしますが、
〉連想する面白さというのは味わえませんね〜。

〉〉〉「マイ・フェア・レディ」に出てくるコベントガーデンの
〉〉〉広場を見渡せる場所に、現在Punch&Judyと言うパブがあって
〉〉〉その看板には「1662年に、サミュエル・ピープスがここで人形劇を観た」
〉〉〉と記されているそうです。
〉〉〉(※「もっと知りたいマザーグース:鳥山淳子著」から引用しました。)

〉〉うわー。コベント・ガーデンに!

〉あの教会の鐘の音を聞いてみたいですね。感動するかも(^^)

〉〉〉ところで、サミュエル・ピープスって誰ですか?この人の日記の日付にちなんで
〉〉〉各地のパンチが広場に集まり、「パンチとジュディの誕生日」が毎年盛大に
〉〉〉祝われている、とあるぐらいだから文豪なのかなぁ。
〉〉〉Googleで検索してみたけど、よくわかりませんでした。

〉〉ピープスについてはふ〜んさんも書いてくれてますが…。
〉〉「あしながおじさん」で、授業でサミュエル・ピープスの日記を読んでいました。克明な日記を残したことで有名な人らしいです。海軍大臣のような偉い人が大衆的な人形芝居を見たのはよほど大きな出来事だったのでしょう。それを祝うなんて、イギリス人のジョーク体質みたいですね。

〉「あしながおじさん」に出てるんですか。大昔に日本語で読んだことが
〉あるんですが、その部分は記憶に残ってないです〜

ふふふふふ…原書読んだもんねー♪キリンだったけど。

〉日記の日付は1662年5月12日です。
〉この日の前後の土日にお祝いがあるそうですよ。
〉そう言えばピープスはその時29歳か30歳ですね。
〉4年後の1666年がThe Fire of Londonだとありました。
〉彼はより有名になったんでしょうか。
〉そしてあの写真は何歳頃にとったものでしょう。
〉あれはカツラであの下はイラストのような状態なんでしょうか。
〉・・・ちょっと気になる(笑)

当時の風習なら、カツラの下は普通の短髪ですが、自然に薄くなっていく場合もあるわけで…。フランスではちょうどルイ十四世がああいうふさふさカツラをかぶってました。ルイ16世ごろになるともうすこしシンプルなカツラになりますが、カツラをかぶらないで人前に出るのは礼儀に反することでした。イギリスでは今でも裁判官はカツラかぶってますね。
ついでに、古代エジプトでは老若男女問わずつるつるにそっていてカツラをかぶってたらしい。エジプト人といえば思い浮かぶあのおかっぱ頭ってカツラなんです。
それから、パリの街は確かに昔は汚かったです。トイレはおまるで、おまるの中身やらゴミやら平気で窓から投げてたから。(フランスのほうが詳しいので、ついフランスのことを書いてしまう…)

だんだん何の話かわからなくなってきますがこのへんで。


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