[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 14976 // 時刻: 2024/11/23(12:07)]
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KYOさん
勝手にレスしてすみません。人の話を聞いてカキコミした張本人です。またまた人の話でレスしちゃいます。
〉それだけ低レベルの翻訳がはびこっているところが、翻訳業界のものすごい問題
〉だと思います。
これはア○クの月刊誌でも問題だという記事を読んだことがあります。
〉優香さんが困ってらっしゃる翻訳書の場合は、出版翻訳ですね。出版翻訳だとやりたい人
〉がたくさんいて「無料でもいい、お金を出してでもやりたい」という分野もあります。
〉コンピュータの分野だとどうなんでしょう、そんなにひどいんですか?
優香さんは出版ではなくマシン操作や開発関係のマニュアルのことを言っています。
久子さんが「テクニカルライティング」のことを書いていますが、まさしくそれが問題なのではないでしょうか。単なる英文翻訳ではなく、マシン操作の実際やテクニカルライティングの技法を知らないと、正確な訳ができないのでは。プロの翻訳家はそれだけ大変な努力をしているのかもしれませんが、いくら英語力を磨いても、自分がよく知らない仕事に関する翻訳はできないでしょう?「テクニカルライティング翻訳」というジャンルが確立していないから、とりあえず英語の「翻訳」ができる人に頼むことになるからではないでしょうか。
〉アマもどきの人にやらせてさらにお金を節約してるんでしょうか。
〉ちゃんと仕事をする中堅の翻訳者でも、出版の分野では、3ヶ月で500枚の原稿を仕上げて
〉、印税30万に満たない仕事なんて普通です。
〉出版翻訳を目指す人の第1の条件:翻訳業で生計を立てる必要がない人ってぐらいですから。
卵が先か、鶏が先か、ということになってしまいますが、翻訳業界には「その程度」の仕事しか出来ない人も多いのではないでしょうか。酒井先生の「快読100万語!」の本にも訳文の例があります。なんとなく日本語の文章にはなってますが、原文と照らしあわせると、語順や解釈が微妙にズレてるんです。
外国の小説が苦手、という人の中には翻訳が苦手、という人がいます。翻訳の文章が読みにくいから。多読で原書を読めるようになって、外国の小説を読むようになった人とか。
結局クライアントも翻訳の仕事に対する評価ができないのが問題だと思います。翻訳された文章を見て、それがいい文章なのかそうでないか判断して、いい翻訳にはそれに見合った報酬を支払う、という意識が欠けていると思います。特に出版翻訳、文芸翻訳の場合、KYOさんの言う「行間を読み取る」ような深い洞察力や日本語表現力が必要なのに、「英語がわかればできるんでしょ」ぐらいの認識しかない人が多いのでしょう。学校教育で「英文和訳」中心の勉強をしてきたことで、「英文和訳」をするのが翻訳だと思ってる人が多いでしょう。翻訳がどういうことかよくわからないクライアントが悪いのか、レベルの低い翻訳者が悪いのか、やっぱり両方悪いのか。
とりあえず書き逃げ…
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