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お名前: アトム
投稿日: 2004/2/16(00:11)
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こんばんは。アトムです。
久々に多読モードになっています。
ではさっそく。
■The 20th century children's book treasury/selected by Janet Schulman 総語数30,500語 ★★★★★
この本、44の素敵な絵本を一冊に集めたお得本です。
ブックショップでも扱っているのでお持ちの方多いかと思いますが、ハードカバーで大きいです(笑)。
私の場合、既に読んだ本も多かったし、今から買うのもどうかなあと思い、
書評に載っている目次を見て、まだ読んでいないものはオリジナルを図書館で借りようとしました。
でも図書館にないものもあって、くーーー、くやしいなあ、と思っていたら、救いの手が!
………お借りしました。ありがとう!
どのお話もすごくいいです。再読になってしまったものも多いですが、また読めてよかった!というものが多かったです。
でも、これ、絵が省略されているものが多いですね。
絵本は絵で理解する部分も多いので、それがないとなると、ちょっと難しく感じるかもしれません。
易しいものもあるけれど、全体にレベル3〜4くらいかなあ、と思いました。
だから、これを読んで「絵本がわからなかった」って気にしないよ—に。
ここを強調したい(笑)。「くまのプーさん」も入っているんだもの。
ということで、「お得本」いってみましょう!
■A Family Treasury of Little Golden Books 46 Best-Loved Stories Golden Books/Ellen Lewis Buell 選 レベル3 総語数40,000語 ★★★
お話が46個入っています。ひとつひとつは短いお話です。オールカラーです。
対象年齢は低いです。それでいて字は一般PB並に小さいです。
ということで読み聞かせ用と判断。
字の読めない小さな子に夜枕もとで読むのかなあ、あるいは膝に乗せて読むのかなあ、と想像しました。
そういう子用なので、お話自体はイマイチ。「オチは?」という感じのものが多かったです。
絵は30’s(?)っぽくってけっこう好きでした。
■ Keats's Neighborhood レベル2 総語数4,300語 ★★★★★
「ピーターといす」が読みたくて検索していたら、見つけました!
キーツさんのお話が10個入っています。
Instroductionでは、Peter君のモデルになった男の子の写真があって、この子がいい顔をしているの!
"The Snowy day"
"Whistle for Willie "
"A Letter to Amy"
"Peter's Chair"
"Goggles!"
"Jennie's Hat"
"Hi, Cat!"
"Apt. 3"
"Louie's Search"
"Pet Show!"
発行順になっています。発行順に読むと、ピーター君、成長しています。
終わりのほうは主役の座をより小さな男の子に譲り(?)脇役になっています。
ピーター君とは関係のないお話も入っています。
ほしい、と思った1冊。
■ Petunia the Silly Goose Stories/Roger Duvoisin レベル3 総語数5,800語 ★★★★
20th Century Stories to Shareにも入っているペチュニアちゃんのお話集。
”Petunia"
"Petunia, Beware! "
"Petunia's Treasure"
"Petunia's Christmas"
"Petunia Takes A Trip"
の5つの話が入っています。少し教訓が含まれているかな。でも愛のある、かわいいお話です。
■The Adventures of Jeanne-Marie /Francoise レベル0 総語数1,700語 ★★★
赤いずきんをかぶったJeanne-Marieちゃんのお話が3つ。
”Noel for Jeanne-Marie”
”Jeanne-Marie Counts Her Sheep"
"Springtime for Jeanne-Marie”
手にとったとき、分厚くて「読むのしんどそうだなあ」って思いましたが、あけてびっくり。
厚いのは紙が少し厚めだからで(笑)、字は大きいし、1ページに字は少ないし、易しめです。
えーっと、では、クマさんシリーズの続きです。今回はLittle Bearです。
Elese Holmelund Minarik作/Maurice Sendak絵 (ICR1) レベル0
■ Little Bear 総語数1,500語 ★★★★
(邦題:こぐまのくまくん)
■ Little Bear's Visit 総語数1,500語 ★★★★
(邦題:おじいちゃんとおばあちゃん)
■ Father Bear Comes Home 総語数1,500語 ★★★★
(邦題:かえってきたおとうさん)
■ A Kiss for Little Bear 総語数300語 ★★★★★
(邦題:だいじなとどけもの)
■ Little Bear's Friend 総語数1,400語 ★★★★
(邦題:くまくんのおともだち)
このシリーズは大好きです。愛情がいっぱい詰まっています。
そしてゆったりとした時間が流れています。おかあさんの接し方もいいんですよね〜。
くまくんのお友達もみんないい感じ。
でもね、最初に読んだのはほんとに多読の初期で、「これでレベル0なのか〜」ってがっくりきました。絵本は難しいよ…。
一番すきなのは「だいじなとどけもの」です。語数は少ないですが、すごくいいです。
途中、どうなっちゃうんだろうと思いましたが、最後のいいこと!
最後に、The 20th century children's book treasuryにも含まれている本を。
■The Story of Ferdinand /Robert Lawson絵 レベル2 総語数630語 ★★★★
(邦題:はなのすきなうし)
Munro Leaf作。お花が好きなのに、なぜか闘牛場に連れて行かれてしまったFerdinand。心が穏やかになる絵本です。無意味な争いは嫌ね。
■ Sylvester and the Magic Pebble/William Steig作・絵 レベル3 総語数1,400語 ★★★
(邦題:ロバのシルベスターとまほうのこいし)
2002年8月(多読をはじめて1ヵ月半くらい)にこれを読んだとき、こういう感想を残しています。
「よく理解できなかった。ちょっと早かった。」
いつか読めるようになる、そのときまた読もう、と思いながらそのままになっていましたが、
今回The 20th century children's book treasuryでやっと再読できました。
再読してみて、題名にはSylvesterとあるけれど実は彼の父母が主人公なのではないかと思いました。
ほのぼのとは違う、ぐっとくるお話です。
今回もここまで読んでくださいましてありがとうございました。
ではまた次回。 (←まだやる気だ 笑)
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