Re: TOEICについて

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[賛成] 10090. Re: TOEICについて

お名前: 酒井@SSS
投稿日: 2004/2/10(00:48)

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ペギーさん、まこっぺさん、たこ焼きさん、みなさん、こんばんは!

TOEICは困ったもんだとおもっとります。
でもまこっぺさんのTOEICについての姿勢はぴたり正鵠を射ていると
思います。

〉もしかすると、リストラにTOEICを使うような会社の人事の関係者って、
〉TOEICの点数が英語力を正確に反映するのかどうかなんて、
〉ほとんど気にしていないのではないでしょうか?
〉つまり、会社員の正当に評価するという職責から逃避して、
〉会社員の評価をTOEICの点数にゆだね、責任転嫁している
〉・・・そのように見えます。(まったくの見当はずれ?)

その通りです。当然のことながら人事担当の人たちも
英語が使える人たちではないわけで、英語を使えるという
ことについて自分の考えを持っているわけではない。
そこで、時流に流されてTOEIC頼みになっているのでしょう。
責任転嫁そのものです。

〉もし、このような使われ方をしているのだとすれば、反吐がでますね。
〉そのような使われ方は、TOEICの本意ではないでしょうに・・・。
〉単に、ちょっとした英語力の目安を提供して、
〉日々の英語学習の参考にしたらいいのではないか・・・
〉というのがTOEICの本来の目的だろうと推察します。

ぼくもそう思ってきましたが、このごろそれさえも
疑わしいという気がしています。というのは、ぼくから見れば
たしかに英語を読む力がある(ペーパーバックなどもどんどん
読んでいる)人たちが、TOEICの点数が必ずしもよくない!

一方でTOEICの点数は高いのに、ペーパーバックを読んだり、
映画を字幕なしで楽しめないという人がいーーっぱいいる!

TOEICは本当にアメリカがっしゅうこくの Educational
Testing Service が作っているのでしょうか?
なんだかよく意図のわからない問題もあるように聞いています。
(TOEICの試験問題はリサイクルされているため、公表されて
いないようです。これも大きな問題!)

ETSのHPを見ると世界で200万人以上の人が受験していると
書いてありますが、そのうち130万人は日本人のようです。
(日本のTOEICのサイトの情報です)
日本と韓国しか重要視していないと言う話もあります。

日本のTOEICの機関が、本来のTOEICの目的に関係なく、
金儲けに走っているのは間違いないと思います。
今後対象人数を増やすためにさまざまなバリエーションを
作り出すと思われます。

〉ここまで歪曲した使い方でないにしても、
〉やはりTOEICの点数が、不当に高く評価されているのでは?と思います。
〉そこまで意味のある数字なんだろうか?と。
〉しかし、これが今の日本の“現実”なんですよね。(見当はずれ?)
〉「私は、TOEICの点数の価値なんて認めない。人事評価が低くて結構!」
〉などという人もおられるとは思います。
〉しかし、多くの人は、この“現実”に対面して、
〉たとえTOEICに疑問を持っていたとしても、
〉「何とかTOEICの点数を上げたい!」と思うのでしょう。
〉そう思うのは自然なことです。普通ですよ。生活が懸かっているのですからね。
〉だから、「TOEICの点数を上げたい!」という目的は別に悪くはないです。
〉その人なりの、その人だけの、他人がどうこう言えないような理由が
〉そこにはあるとたこ焼には思えます。
〉この「TOEICの点数を上げたい!」という目的を否定することなど、たこ焼にはできません。

ぼくもたこ焼きさんとおなじ感想です。

実はぼくはこんなにTOEICを疑っていながら、
ぼくの多読クラスを受講する学生にはTOEIC受験を義務づけて
います。

その理由はまず第一に悲しいことだけれども学生はいずれ
TOEICを受験して、就職を望む会社に提出しなければならない。
だから1回は経験させておきたい。

第二に、そんな怪しい試験だけれども、それで多読との相関が
はっきりすれば(だんだんその期待は薄れつつありますが)
多読に入りやすくなり、そのうち英語の読書が趣味になって
TOEICを忘れる人(浦島太郎?)が増えるかもしれない。
そうしてたこ焼きさんのいう「本物の英語力」がつくかもしれない・・・

〉このような人たちへも救いの手をやさしく差し出してくれるSSSで
あってほしいとたこ焼は思います。
〉イメージ的にたとえれば、
〉小乗仏教の要素を持ちながらも、大乗仏教を目指してほしいです。
〉そして
〉「TOEICの点数を上げたい!」という目的で多読を始めた人にも、
〉「いずれはTOEICの点数が上がるはず」と期待しながら多読を
続ける人にも、気兼ねすることない居場所があってもいいのでは・・・
〉と思うのです。
〉そして
〉「TOEICの点数を上げたい!」とだけ思っている人が、
〉いずれ、真の本好きになるかもしれない・・・・・
〉・・・・・・・・・・・・・
〉えらく時間がかかるけれども、真の本好きになるかもしれない・・・・・
〉・・・・・・・・・・・・・
〉あるいは、ならないかもしれない。それでもいい、仕方がない、とたこ焼は思います。

ぼくもたこ焼きさんとおなじ感想です。

実はぼくはこんなにTOEICを疑っていながら、
ぼくの多読クラスを受講する学生にはTOEIC受験を義務づけて
います。

その理由はまず第一に悲しいことだけれども学生はいずれ
TOEICを受験して、就職を望む会社に提出しなければならない。
だから1回は経験させておきたい。

第二に、そんな怪しい試験だけれども、それで多読との相関が
はっきりすれば(だんだんその期待は薄れつつありますが)
多読に入りやすくなり、そのうち英語の読書が趣味になって
TOEICを忘れる人(浦島太郎?)が増えるかもしれない。
そうしてたこ焼きさんのいう「本物の英語力」がつくかもしれない・・・

〉他のいわゆるTOEIC対策勉強法と違って、SSS式多読は本物の英語力が
付きます。
〉TOEICの点数も実際に上がったという報告もちらほら目にします。
〉「TOEICの点数を上げたい!」と思っている非常に多くの英語学習者に、
〉SSS式多読がとても有効であること、
〉TOEICの点数だけでなく、本物の力が付くことを
〉身をもって知ってもらえば、
〉現代日本のdisgustingな“現実”にも風穴を開けることができるのでは・・・
〉ペギーさんが仰るように、一気にSSS式多読が広まるのでは・・・
〉と思うのです。

まったくです・・・

風穴を開ける・・・ これがぼくの望みです。
この先、ぼくのような「学校英語の犠牲者」は増やしたくないのです。


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