[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 14976 // 時刻: 2024/11/23(17:26)]
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お名前: happyhope
投稿日: 2004/2/9(09:36)
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はじめまして、れなさん、happyhopeです。
とてもわかりやすい、霧が晴れていくような説明をありがとうございました。
〉それから、もう一つ、「行間を読む」ということについてのこんな経験をしました。
〉去年の終わり頃、"Monkey's Raincoat" を読んでいた時のことです。
〉この本はバリバリのハードボイルド。洋書でハードボイルドを読むのは初めて
〉でした。日本語では色々読んでます。そして、日本語で読んでいる時にはよくある
〉ことなんですが、読んでいる途中(本を閉じて電車を降りたときとか)、
〉気がついたら「ハードボイルドな思考形態」になっていたんです。
〉びっくりしました。
〉ええと、どう説明したらいいんでしょう? つまり、「主人公の語りと同じ
〉文体で、主人公と同じように現実を思考している」状態、なんですよね。
〉こういったことは、日本語で、印象の強い一人称の文章を読んでいると(村上春樹
〉とか)よく起こるんですが、私自身はずっと、それは「文体に反応している」
〉んだと思っていたんです。ところが、それが英語でも起きた。
〉私はもちろん英語ではものを考えられません(笑)から、考えそのものは
〉日本語です。でも、明らかに本の中と同じハードボイルドタッチ。自分の周りの
〉現実を、主人公の視点で語っています。私が反応していたのは、文体や文章
〉ではなく、その先にある主人公(作者)の思考そのものだったんですね。
多読を始めて、なんというか文体が気になるようになりました。
GRの読みやすさの一つは文体がさらっとしていること、
読みにくい児童書の一つの要因として、文体に癖、特徴がきついこともあるのかもしれません。
あるときよんでいて日本語のナレーションが聞こえてきてびっくりしました。
物語なら物語風、ハードボイルドなら、ハードボイルド風に訳文、と言うより、よくある最初の導入文でした。
(ちなみに訳してはいません、そういう物語として、聞こえてきたのです。)
〉日本語読書で培った能力のうち、私が洋書を読むのに役立っているな、と思っている
〉のは主に次の3つです。
〉・読解力
〉 これに、先ほどの「納得力」も含まれます。
〉 どこまでわからなくても読めるか、というのは、ひとえに「あるものだけで
〉 結論を導き出す」力にかかっているのかも。
〉・持久力
〉 本を読み続ける力です。活字中毒者はこれを無限に持っているので、そうでない
〉 人のことはあまり考えられないのですが、実際にはとても重要だと思います。
〉 この力があれば、どんなにぶあつい本でも、何十時間かかっても、楽しんで
〉 読むことができます。
これがないので薄いGRが楽なのです。(泣)
〉・選択眼
〉 自分の読みたい本を見つけ出す力、自分にふさわしい本を選び出す力です。
〉 とても無理だ、という人はせめて「自分がどの本が好きか、どういった分野の
〉 本なら興味が持てるか」を常に意識して、人にも伝えるようにすると、向こうから
〉 本が来てくれるようになります。
ここについて質問したかったのでした。
私は子供の頃は自他とも認める本好きでした。
中学の時は毎日図書館に行って1日1冊読んでいました。
でも大人向けの本で面白い作者に出会えなかった。
日本の作家が今もどうも受けつけず、高校からは読む本の量ががくっと落ちました。
多読に出会うまでほとんど読まないときもざらでした。
選択眼が、なかったのではないか、と気付きました。
今も1冊読んだあと、何を読んだらいいのか、どうやって選んだら、いいのか手探り状態です。
皆さんは次に読む本をどうやって選んでいらっしゃるのでしょう???
教えてください。
聞きたいです。
よろしくお願いします。
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