[掲示板: ゼロからスタート!まずは10万語! -- 最新メッセージID: 10127 // 時刻: 2024/11/24(21:12)]
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お名前: あっきー
投稿日: 2002/10/13(00:09)
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酒井先生、まりあさん、いけだまさん、プリモグラさん、こんにちは。
あっきーです。いろいろコメントありがとうございました。
〉仁平さんは上のホームページの主催者である山岡さんも
〉書かれているように、よくある「翻訳家」を越えたすごい
〉仕事をした人のようです。(山岡さんの紹介された引用を
〉読んだだけです。分野がぼくの興味とは違っているので)
〉ぜひ仁平さんの翻訳の「凄み」を味わってください。
多読によって原文の理解能力を向上させた暁には、ぜひ
仁平さんの翻訳の凄みを味わいたいと思います。
〉というか、ぼくはまったくconventional な、つまり従来通りの
〉学習歴です。一時は文法少年で、山崎貞という人の文法書を
〉なめるように読みました。さすがに単語帳はすぐに投げ出し
〉ましたが・・・(赤尾の豆単です、念のため)
さすがに世代の違いを感じてしまいました(笑)。
「山崎貞の文法書」や「赤尾の豆単」は名前すら知りません。
でも、受験参考書のベストセラーで学習するのはいつの時代にも
共通してますよね。でも今後は、SSSによる多読が受験勉強にも
有効であることを証明し、どんどん普及が進めばいいなと思います。
〉ぼくは「めざせ100万語!」というやり方について、
〉ひそかに自慢に思っていることがあるのです。
〉それは、ほかの学習法はすべて(?)「わたしはこういう
〉学習方法でうまくいった、だからみなさんにも同じ学習法を
〉すすめます」という立場だと思います。
そうですよね。巷に氾濫している英語学習書を見ると、
確かにそんな気がします。一冊の本の中で紹介されている
学習法なり小手先のテクニックなりに安易に飛びついて学習すると、
本質的な英語力がつかないばかりか、貴重な時間を無駄に
してしまうことが多いのではないでしょうか。
一言語を習得する過程というのは、我々が考える以上に複雑で
重層的なものだと思います。ですから我々が母語を習得したのと
同じ過程を辿り、自然に英語を身につける方法として、SSSによる
多読は大きな可能性を秘めていると思います。
紹介させていただいた山岡氏の翻訳通信では、仁平さんによって
酒井先生の訳書「よい子連盟」のすばらしさが語られています。
まだ見られていない方は、酒井先生の翻訳者としての側面を
垣間見る機会ですので、是非ご覧下さい。
http://homepage3.nifty.com/hon-yaku/tsushin/bn/200209SAp2.pdf
(「おすすめの一冊」のところの記事、p32です)
私も多読を早くマスターして、「よい子通信」も英語で読んでみたいです。
ではでは皆様、楽しい読書を!
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お名前: まりあ
投稿日: 2002/10/13(01:42)
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あっきーさん今晩は。
Oswald learned the names of all these trees and plants
on the day of the picnic. The others didn't remember them,
but Oswald did. He is a boy of what they call relenting memory.
オズワルドはこういう名前を全部、ピクニックの日にはおぼえたのです。
彼は、いわゆるサクランキョウキの人なのです。
の意味が分かりにくい人もいらっしゃるかと、老婆心。
これは子供が、博覧強記=retentive memory と言おうとして
間違えて relenting memory と言っているのです。
それで日本語訳がサクランキョウキ(錯乱狂気)と、子供が
難しい言葉を使おうと無理して間違えている様子を、こんなに
たくさんの木や植物の名前を一度に覚えられるのは気違い沙汰だ、
という気持ちをオーバーラップしながら訳出してある、というお話です。
酒井先生のすごさに鳥肌が立ったでしょう?
(まあ私自身は、すごく素晴らしい! を『鳥肌が立つ』と表現
することには少し抵抗感のある、昔人間ですが...)
ちなみにこれは、息子が酒井先生から伺ったから知って
いるだけで、私がretentive memory な訳ではありません。
酒井先生を信じて多読でHappy Reading!
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お名前: あっきー
投稿日: 2002/10/13(02:29)
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まりあさん、解説ありがとうございました。
老婆心なんてとんでもない!
説明していただけるまで、全く気づきませんでした。
原文に対する深い理解がなければ、こんな名訳はできませんよね。
ただただ、溜息がでるばかりです。もちろん鳥肌も!(笑)
でも、私も将来は翻訳に携われたらなぁ、とあこがれますね。
しかしその前に、他人があきれるぐらい多読しなければ・・・・・
先は長いですが、楽しんで行きたいと思います。
Happy reading!
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お名前: SSS 酒井邦秀
投稿日: 2002/10/13(23:58)
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あっきーさん、ふたたびこんばんは!
〉でも、私も将来は翻訳に携われたらなぁ、とあこがれますね。
〉しかしその前に、他人があきれるぐらい多読しなければ・・・・・
〉先は長いですが、楽しんで行きたいと思います。
多読で大きくなった人がどんな翻訳家に育つか!
SSSの新たな関心事ですね。楽しみにしています。
まずは「ひとがあきれるくらい」たくさん読んでください。
7月からPB20冊読んだという卒業生(?)もいますからね。
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お名前: SSS 酒井邦秀
投稿日: 2002/10/13(23:55)
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あっきーさん、こんばんは!
〉一冊の本の中で紹介されている
〉学習法なり小手先のテクニックなりに安易に飛びついて学習すると、
〉本質的な英語力がつかないばかりか、貴重な時間を無駄に
〉してしまうことが多いのではないでしょうか。
ほんとにそうです。ぼくの青春を返せー!ってやるですね。
〉一言語を習得する過程というのは、我々が考える以上に複雑で
〉重層的なものだと思います。ですから我々が母語を習得したのと
〉同じ過程を辿り、自然に英語を身につける方法として、SSSによる
〉多読は大きな可能性を秘めていると思います。
ほんとに、ほんとにそうです。なまじな理屈でかたづけようと
するのは近道、抜け道で、結局「複雑で重層的な」言葉には
近づけないと思います。
〉私も多読を早くマスターして、「よい子連盟」も英語で読んでみたいです。
「よい子連盟」は掲示板でもおおむね好評の The Story of the
Treasure Seekers や The Railway Children と同じ作者です。
いつか読んでくださいね。
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〉「よい子連盟」は掲示板でもおおむね好評の The Story of the
〉Treasure Seekers や The Railway Children と同じ作者です。
〉いつか読んでくださいね。
はい!歩みは遅いですが、お勧めの名作を読めるまで
着実にレベルアップして進んでいきたいです。
励まし、どうもありがとうございました。