A Christmas Carol

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9589. A Christmas Carol

お名前: Shunsuke
投稿日: 2010/4/17(17:39)

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 “A Christmas Carol”を読む。
 むろん、Charles Dickensの書いた原書ではなく、少年用に、易しい英文で書き直された二次小説である。ページ数は、100ページ程度のものとなっている。

 むかし、歌手の稲垣潤一が、「クリスマスキャロルの頃には」(作詞:秋元 康)という歌で、「♪ クリスマスキャロルが流れる頃には、君と僕の答えもきっと出ているだろう・・・」と歌っていたものであったが。

 さて、この物語では、クリスマス・イヴの晩、冷淡で人嫌いの老人スクルージのもとに、幽霊が現われる。そして、その幽霊たちに導かれて、スクルージは、自分の過去、現在、未来を見せられる。

 スクルージは、かつては、本好きで妹思いのお兄ちゃんであり、そして明るく働き者の少年だったのだ。それが、世間の荒波にもまれる中で、心の冷え冷えとしたさびしい人間になってしまったのだ。しかし、ともかく、幽霊の導きで、人間らしい温かい心を取り戻していくことになる。
 
 易しい英文とはいえ、やはり、チャールズ=ディケンズという人の書いた小説が下地にあるがゆえに、読んだあと、爽快感がある。

 チャールズ=ディケンズという人は、父親があまり熱心な働き手ではなく、そのため、12歳の頃には、貧しくて学校にも行けず、靴墨工場へ働きに出なければならなかったらしい。
 そして、その後も、ディケンズは、法律事務所の事務員、法廷の速記者、新聞記者と、職を変えながら、しかし、図書館に通いつつ、たくさんの本を読み、そして、文章を書く練習を熱心に続けていたらしい。

 電気(白熱電燈)を発明したエジソンは、「天才とは、99パーセントの努力と、1パーセントのひらめきである」と言ったらしい。

 天才でもない僕が言うのは、極めて僭越だけれども、僕のような、ごくごく普通の、どこにでもいる、ありふれた人間にとって、英語を読む力をつけるのは、まさしく、100パーセントの努力しかないように思われる。

 が、もっとも、多読には、苦行という側面もあるが、読む楽しさがあるからこそ、読み続けられる、ということもあるように僕には思われる。

 ハイチにおいても、中国の青海省においても、地震のため、多くの人々が、いのちや、住む家を失われた。

 こうして、易しいとはいえ、英語の本を読めるということは、極めて幸せなことである。
 神に感謝しつつ、10万語を達成していきたいものだと思う。

 この小説のおわりに、
 ”God bless us,every one!”
 (「神さまのお恵みが、わたしたちみんなの上にありますように!」)
という一文があった。


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