A Dog of Flanders

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9578. A Dog of Flanders

お名前: Shunsuke
投稿日: 2010/3/30(15:14)

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 洋販ダラーシリーズ、LEVEL2の「フランダースの犬」(原作者そのものは、ウィーダという作家)を読む。
 これは、むろんオリジナル作ではなく、コンパクトに易しく書き直してあるから、約90ページものの作品である。 
 ちなみに、1ページ当たりには、約180語あるから、16,200語の作品ということになる。
 「10万語をクリアする」ということは、こういうものを最低6冊は読破しないといけないことになるのだろうか…。

 ところで、「フランダースの犬」というと、昔、ちらりと、テレビのアニメで見たような気がする。
 それは、フランダースという名の犬と、ネロという少年の物語であった。少年とこの犬は大の仲良しで、そして、少年はジェハンというおじいさんにとても、かわいがられていた。
 
 つまり、この小説は、動物をかわいがる素直な心を持った少年の物語であり、また、少年とおじいさんとの愛情物語である、と僕は、思っていたのだった。

 しかし、今回、この本を読んで、この物語には、「村一番の金持ちのひとり娘とネロ少年との悲しい恋物語」と、「ネロという少年の、画家になるという夢の挫折物語」も、同時に盛り込まれているということにはじめて気がついた。
 
 むろん、貧しい少年とお金持ちの少女との恋が実るはずもない。
 また、16歳やそこらで、画家としての才能が世間に認められるはずもない。

 恋は叶わないからこそ、美しく、悲しい。
 
 また、絵や小説、音楽。そういう芸術で身を立てることは極めてむずかしい。例えば、画家の場合、亡くなってから、その作品が、200万、300万でオークションにかけられ、取引されるということはあっても、生前は、見向きもされない、というようなことは、ざらにあることではなかろうか。

 悲しくても、恋はきれいだから、僕は好きだ。
 芸術は、お金にはならないけれど、美しいから、僕は好きだ。美しい絵や美しい音楽は、僕に元気を与えてくれるからだ。

 英語を読むことは、単語がわからなかったり、構文がつかめなかったりして、多少、つらいこともあるが、色んな世界を知ることになるから、僕には、なかなかそれをすることを止められない。


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